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藤竜也、本編映像&新場面写真

「豆腐」といえば、日本人のソウルフード。
おいしい豆腐を食べたときに感じるまろやかな深い味わいのような、胸に染み渡る日本映画が出来ました。尾道の昔ながらの小さな豆腐店で、すれ違う父と娘の心温まる愛情を描いた、映画『高野豆腐店の春』(たかのとうふてんのはる)が8月18日(金)全国公開となります。

この度、そんな本作の初の本編映像となる本予告映像と本ポスタービジュアルが解禁!
尾道の小さな豆腐店を営む、職人気質の父・辰雄(藤)と少し頑固な娘の春(麻生)。

毎日陽が昇る前から、そっと厨房に明かりを灯し、地道にコツコツとこだわりの豆腐作りに励む二人は、少しすれ違うこともありながらも和やかな日常を過ごす。だが、辰雄には、自分がいなくなるとひとりぼっちになってしまう娘の心配事もあり…。そんな変わらない日々の中、二人には新しい出会いが訪れ、かけがえのない幸せな時間が尾道を舞台に描かれる。日々の丁寧で細やかな暮らしが愛おしく思える、“豆腐”のような心温まる物語が誕生した。

この度解禁された映像は、辰雄がひょんなことからお近づきになった独り身の老婦人ふみえをお見舞いに病院へ行った際のシーンだ。ふみえの姪だという派手な女性とちょっとチンピラ風なその旦那が休憩室でお茶をしている際に「手術失敗してコロッと死んでくれへんかな。そしたら幸せになるのになあ」と縁起でもないことを笑いながら話しているのを耳にしてしまった辰雄はいてもたってもいられなくなり「あんたらなあ、なんちゅうこと言うんじゃ。一生懸命生きてる彼女に失礼とは思いませんか?」と反論。「おっさんババアの男か?」と茶化されると、「馬鹿ばぁ言うな!ええか、おんどれらもな、いずれは病に伏して苦しむときがくるんど。もうちーっと人の気持ちを考えてものを言えや」と迫力満点の啖呵を切る。逆上したチンピラ風情の男が「じゃかしいわ!」と暴力に出ようとすると、辰雄はひらりを身をかわす。無様に床に倒れた男は「おっちゃん、暴力反対やねん」と自分が手を挙げたにも関わらず、被害者面して鞄で辰雄を小突き、蹴りを入れ「ちょっとあっちまで顔貸してくれる?表出ようや」と首根っこを掴んで連れて行こうとする。すると辰雄は相手の首元を掴み、「えいやー」と投げ飛ばしたのだ!そして「おい、じじいをあもう見んなよ!えぇ!」と格好よく決めたのだ。藤竜也81歳、圧巻の啖呵とアクションシーンに脱帽の見事なシーンとなっている。恋心を寄せる女性のために、こんな行動に出てしまう優しい辰雄にこちらも心が満たされる一幕だ。是非大スクリーンで味わってみては?

『高野豆腐店の春』『高野豆腐店の春』『高野豆腐店の春』

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『高野豆腐店の春』

8月18日(金)シネ・リーブル池袋、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開!

スクリーンデビューから60周年を迎えた藤竜也が、尾道で長きにわたり豆腐店を営み、街の仲間達から愛される主人公・を好演。主人公の人生を、まさに豆腐のように味わい深く演じている。
昭和、平成そして令和と時代を跨ぎ、『愛のコリーダ』(1976)や『龍三と七人の子分たち』(2015)、最新作『それいけ!ゲートボールさくら組』(2023)と活躍し続ける藤に今年注目が集まる!三原光尋監督渾身のオリジナル脚本に惚れ込んだ藤は、出演を熱望。『村の写真集』(2004)、『しあわせのかおり』(2008)に続き、藤竜也✖️三原監督の3度目のタッグとなり、自身の代表作とするべく撮影に挑んだ。
 そんな辰雄の娘・役には、今や日本映画に欠かせない女優となった麻生久美子。麻生は藤の主演作『猫の息子』(1997)への出演以来、本作で26年ぶりに共演し、すれ違いながらも互いを思いやる親子役を演じる。そして、偶然の出会いから親しくなる独り身の老婦人・中野ふみえ役を中村久美が演じ、辰雄が心惹かれてゆく淡い恋模様も描かれる。
高野豆腐店の春
STORY
柔らかくて、甘くて、でもちょっと苦味もある。豆腐は、なんだか人生に似ている。
尾道の町の一角に店を構える豆腐店。地道にコツコツと正し過程を経て作られる豆腐作りのように、淡々とした日々の生活にこそ、人々のしあわせがある。
これは愚直な父・高野辰雄と明るく気立てのいい娘・春の物語。毎日、陽が昇る前に厨房に入り、こだわりの大豆で豆腐を作っていく父と娘。昔ながらの仲間達との和やかな時間。そんな日常にそれぞれの新しい出会いが訪れる――。

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藤 竜也 麻生久美子 中村久美
徳井優 山田雅人 日向丈 竹内都子 菅原大吉 / 桂やまと 黒河内りく 小林且弥 赤間麻里子 宮坂ひろし
監督・脚本 三原光尋
製作:桝井省志 太田和宏 プロデューサー:桝井省志 土本貴生 山川雅 撮影:鈴木周一郎(JSC) 照明:志村昭裕 録音:郡弘道 美術:木谷仙夫 
編集:村上雅樹(JSE)  音楽:谷口尚久 タイトルデザイン:赤松陽構造 助監督:金子功 小村孝裕 アシスタントプロデューサー:吉野圭一
企画・製作プロダクション:アルタミラピクチャーズ 配給:東京テアトル 製作:アルタミラピクチャーズ/東京テアトル 
助成・文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

監督・脚本 三原光尋
製作:桝井省志 太田和宏 プロデューサー:桝井省志 土本貴生 山川雅彦撮影:鈴木周一郎(JSC) 照明:志村昭裕 録音:郡弘道 美術:木谷仙夫 
編集:村上雅樹(JSE)  音楽:谷口尚久 タイトルデザイン:赤松陽構造 助監督:金子功 小村孝裕 アシスタントプロデューサー:吉野圭一
企画・製作プロダクション:アルタミラピクチャーズ
配給:東京テアトル 製作:アルタミラピクチャーズ/東京テアトル
2023年/カラー/5.1ch/ビスタサイズ/120分
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
©️2023「高野豆腐店の春」製作委員会

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