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大ヒット御礼トークイベント単館上映から本年度アカデミー賞(R)主演女優賞にノミネート 上映後、目に涙を浮かべる観客もいるなど、本作の余韻がたっぷりと残っている中、ゲストのSYO(物書き)、奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)が登壇。 |
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SYO、奥浜レイラ登壇
本作の率直な感想についてSYOは「映画って不思議なもので、私生活では関わりたくないと思ってしまう人に強制的に関わらされることで、理解しようとしたり、同調や同情が生まれるんですよね。私生活ではレスリーに会いたくないのに、ラストシーンではボロボロ泣いてしまって。映画を通して他者を理解するとか、再起を祝福するという点で素晴らしい映画だなと思いました。」と絶賛。 話題は単館上映から始まったにも関わらず、主演を演じたアンドレア・ライズボローがアカデミー賞にノミネートされたことへ。 また、作中で印象的なカントリーミュージックについて奥浜は「息子のジェームスが子どもの頃に目指していたウェイロン・ジェニングスというカントリーシンガーの曲をバーでレスリーが踊っていて、親子で好きだったんだ、と2人の関係性を音楽で見せるのが素敵だなと思いました。幕開けのドリー・パートンの『Here I am』という“自分はここにいる”という曲と、後半に出てくるウィリー・ネルソンの曲の歌詞“本当にここは居たい場所なのか”と対応していて、レスリーのどこに自分を置いていくのかという決意に音楽が寄り添っているというのがこだわりだなと思います」とカントリーミュージックを使った演出を熱弁。SYOは好きなシーンについて「やはりラスト、親子2人をダイナーに残して窓越しからみんなで祝福しながら見守るシーンが美しかったですね。ベタな演出かもしれないが、キャストが素晴らしいからこそ成立するシーンだなと。こういう風に人を見つめていたいんだという思いが走っているのがカメラを通して伝わってきて、それがグッとくるんですよね。」としみじみと語った。 SYOは「語られない部分がレスリーの傷だったのかもしれないですね、面白い。」と強く納得しながら、「僕はこの作品を観ていると自分が持っている気持ちの余裕みたいなものが見えてくると思っていて、レスリーのことを思えるということは自分の心に余裕があるってことだと思うんですよね。」と自身の見解も述べた。 イベントの最後には本作が他作品とのつながりを感じられることや近年の映画の一つの傾向を反映していること、そして俳優陣の演技力の高さが本作が多くの人々の心を震わせた理由だとし、「そりゃ色んな役者が絶賛するわ!って思いますよね」と総括すると観客からも笑いが起こり、笑顔のうちにイベントは幕を閉じた。 |
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『To Leslie トゥ・レスリー』公式HP: 公式Twitter: 主演のアンドレア・ライズボローの圧巻の演技が、グウィネス・パルトロウ、シャーリーズ・セロン、エイミー・アダムス、ジェーン・フォンダ、ローラ・ダーンら演技派俳優たちの間で瞬く間に称賛の輪が広がり、ケイト・ウィンスレットは「私の人生で見た中で最も素晴らしい演技のひとつ」と絶賛。 また、本年度同じく主演女優賞にノミネートを果たしたケイト・ブランシェットは、全米批評家協会賞の受賞スピーチで「恣意的な演技賞で最も見過ごされている演技の一つ」としてアンドレア・ライズボローを挙げるなど、ハリウッド俳優から熱い支持を受けている。 主演 アンドレア・ライズボローが演じるのは、宝くじに高額当選(190,000ドル・日本円で約2,500万円)したもののアルコールに使い果たし、行き場を失ったシングルマザー。息子にも友人にも見放されながらも、モーテルでの“出会い”をきっかけに人生の再起を図る。スクリーンとの境界線を越えて滲む、痛々しいほどのリアリティ溢れる演技に胸を打たれ、ラストには涙なしでは見られない心温まる瞬間が待ち受ける。 物語・・・ |
監督:マイケル・モリス
出演:アンドレア・ライズボロー(『オブリビオン』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)、マーク・マロン(「GLOW ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」)、オーウェン・ティーグ(『フロッグ』『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』)、アリソン・ジャネイ(『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』『LOU ルー』)
配給:KADOKAWA 2022/英語/119分/シネスコ/カラー/5.1ch/原題:To Leslie/日本語字幕:松浦 美奈
(C)2022 To Leslie Productions, Inc. All rights reserved