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『こころの通訳者たち』
耳の聴こえない人のための言語「手話」を目の見えない人に伝えるためにはどのような音声ガイドで届けたら良いのか…。
手話通訳の専門家からは難しいと言われながらも試行錯誤しながら諦めずにコミュニケーションを重ねてチャレンジした人たちの姿を追ったドキュメンタリー映画『こころの通訳者たち What a Wonderful World』は、全国順次公開中です。 
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MVが完成
ある日、突然生まれたこのイメージソングに手話歌ができました。
現在、全国公開中のドキュメンタリー映画『こころの通訳者たち What a Wonderful World』のイメージソング「ユウキノウタ」のMVがこのたび完成しました。
このイメージソングは音声ガイドプロジェクトメンバーで、視覚障害者のバイオリニスト・白井崇陽が、映画完成後にこの映画のために書き下ろした完全オリジナルソングです。
白井には「聞こえない人たちにも届けたい」という想いがあり、手話を取り入れた MV をつくることになりました。『こころの通訳者たち』の出演者に加えて、ダンサー、モデルとしても活躍中の聴覚障害者の手話歌パフォーマー・Nyanko が参加。
Nyankoは、モデルとしても活躍されていますが、東京2020パラリンピック開会式のキャスト出演や今年10月に開催された第19回ゴールドコンサート(障がい者の国際舞台芸術コンクール)の音楽部門・ダンス部門にて、ユーコ・スミダ・ジャクソン賞と観客賞のW受賞の快挙を遂げ、手話歌パフォーマーとして話題の方です。
白井が歌詞で伝えたかったことを手話通訳士を介してNyanko と対話を重ね、Nyanko 自身が手話に翻訳。
都内スタジオや千葉県館山市などで撮影されました。
MV の演出を担当したのは、『こころの通訳者たち』劇中記録映像・ディレクターの越美絵。
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『こころの通訳者たち What a Wonderful World』
全国順次公開中
公式URL:
https://cocorono-movie.com
twitter:
@cocorono_film
ハッシュタグ:#こころの通訳者たち
聴こえない人に 生の演劇の感動を伝えたい。
見えない人に ありのままの映像を届けたい。
見えない人、聴こえない人、車いすの人、小さなお子様を連れた人、誰でも一緒に映画を楽しむことができる日本で唯一のユニバーサルシアターのシネマ・チュプキ・タバタでは、上映する全ての映画に音声ガイドと字幕をつけている。そんな映画館にある相談が持ち込まれたことから本作の企画がスタートした。
耳の聴こえない人にも演劇を楽しんでもらうために挑んだ、3人の舞台手話通訳者たちの記録。
その映像を目の見えない人にも伝えられないか?
見えない人に「手話」を伝えるには――。
コロナ禍のなかで進行した、見える人、見えない人、聴こえる人、聴こえない人たち個性豊かなメンバーによる「音声ガイド」づくり。ちょっと無茶かも・・・と思われたアイデアから見えない人と聴こえない人にも対話が生まれ、互いに知らなかったことに気づいていく。
演劇との架け橋になろうとした舞台手話通訳者たちの想いは、壁にぶつかりながらも音声ガイド創りを「諦めない」メンバーたちの想いを重ね、いつしか言語を超え、障害のあるなしを超えて、<こころ>のバトンを繋いでいく。
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出演
平塚千穂子 難波創太 石井健介 近藤尚子 彩木香里 白井崇陽
瀬戸口裕子 廣川麻子 河合依子 高田美香 水野里香 加藤真紀子
語り 中里雅子
スタッフ
監督:山田礼於 (『〈片隅〉たちと生きる 監督・片渕須直の仕事』)
プロデューサー:平塚千穂子
制作:越美絵 撮影:金沢裕司
製作・配給:Chupki
2021年/日本/ドキュメンタリー/94分
©️Chupki
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