東京国際映画祭舞台挨拶稲垣吾郎が主演、今泉力哉監督による完全オリジナル作品『窓辺にて』が11月4日(金)より公開となります。 本作の東京国際映画祭での上映が10月26日(水)TOHOシネマズ日比谷にて行われ、その舞台挨拶が稲垣吾郎、今泉力哉監督が登壇して行われました。
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稲垣吾郎、今泉力哉監督登壇出会いは・・・冒頭の挨拶で稲垣は「昨日までは寒かったけれど、今日はポカポカしていてよかったです」とニッコリ。稲垣と今泉監督との出会いは今から4年前、2018年の東京国際映画祭で稲垣の主演作『半世界』(コンペティション部門観客賞を受賞)と今泉監督の『愛がなんだ』が上映された。映画祭で出会いを果たした二人は、その後雑誌の対談で再会。当時、稲垣から「僕を主人公に映画を作るなら?」という質問をしたそうだが、実はそのときすでに企画は進行していたという。そのときの様子を振り返り、今泉監督は「実は今考えているところです、とは言えずに誤魔化しながら話しました」と苦笑いしていた。 脚本を読んだとき・・・脚本を読んだときには、今泉監督が生み出した言葉だと感じるセリフがあったとし、「僕をイメージして作ってくださった脚本だと伝わってきました」と笑顔の稲垣。MCから「ホテルで女性(玉城ティナ演じる高校生作家の留亜)がシャワーを浴びているときに、布団をかぶっているシーンが稲垣さんっぽい!」と指摘されると「それは初めての指摘です」と驚きつつ「確かに、あの状況になったら同じことをするかも…」とはにかみながら答えていた。 今泉監督らしい言葉が輝いている映画「理解なんてしないほうがいい。理解しても裏切られるだけだから」など印象に残るセリフも多く登場する。こういった言葉が生まれる理由について今泉監督は「自分が感じていることを書くことが多いです。映画のセリフは決め台詞にすると現実世界からかけ離れてしまいます。それは避けたいので、普段使っている言葉で書くことは意識しました。ただ、今回の場合は、茂巳の役が小説家なので、しゃべり言葉と文語的な言葉が混ざっていても成立するのかなとは思っていました」と解説。さらに、稲垣自身がこれまでに背負ってきた期待や信頼は監督自身が想像できないものと前置きし、「稲垣さんのこれまでの経験、人生が役にのった気がしています」と稲垣が話すことでセリフが説得力を増すことや言葉が浮かない理由も説明していた。 観客からのQ&A時間の関係でたった一人だけが質問できることに。稲垣は「これは責任重大だ」とニヤニヤ。手を挙げた観客には「勇気のある方!」と微笑みながら称えていた。具体的な役作りについて稲垣は「パブリックイメージやこんな風に演じてほしいというイメージにあてて書くあて書きではなく、素の僕にあてて書かれているように感じました。僕が言いそうな言葉が出てくるので、監督には僕が思っていることを見透かされている気がしました」とちょっぴり恥ずかしそうに微笑み、「(現場で)自然に佇んでいれば茂巳としていられました。お芝居しすぎない今泉組のお芝居のスタイルに自分をチューニングしていく形であわせていきました。僕にとって最高の経験でした」と撮影を振り返っていた。 |
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『窓辺にて』2022年11月4日(金)全国ロードショー
Story |
出演:稲垣吾郎 中村ゆり 玉城ティナ 若葉竜也 志田未来 倉 悠貴 穂志もえか 佐々木詩音 / 斉藤陽一郎 松金よね子
音楽:池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)
主題歌:スカート「窓辺にて」(ポニーキャニオン/IRORI Records)
監督・脚本:今泉力哉
配給:東京テアトル
英語タイトル:by the window
撮影:2021年7月、都内近郊にて撮影
©2022「窓辺にて」製作委員会