『銀河鉄道の父』公開決定このたび、門井慶喜の「銀河鉄道の父」の映画化が決定した。主演に役所広司、共演に菅田将暉、森七菜が、それぞれ映画初共演。 |
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キャストコメント小説は2016年に発売され、2017年から映画化プロジェクトは動き出し、役所広司、菅田将暉、森七菜といった名優たちが集い、6年越しで満を持して映画制作が動き出した。 主演・役所広司が演じる政次郎は、父の代から富裕の質屋を営み、家業と一家の主人として、責任感と情熱のある明治の男だが、長男・賢治が生まれると、明治の男には珍しく子育てに熱心で子供にはめっぽう甘い父。 役所広司コメント原作に、宮沢賢治の父政次郎のことを「厳格だが、妙に隙だらけの父親だ」というような一文があり、これを手がかりに息子であり、作家宮沢賢治の大ファンの男を演じてゆこうと思いました。また、この人物を作り上げる為に「花巻弁」を聞き取れるギリギリまで攻めてゆけば強力な武器になると 菅田将暉は宮沢賢治役を短髪坊主頭で挑んだ。本来は長男として質屋を継ぐのだが、それに反発し、学力もないのに学問の道へ進み、さらには商人家系にもかかわらず農業や宗教の道に進みたいと、親泣かせの我が道を行く息子。父・政次郎と長男・賢治の、人間味あふれる親バカ・ダメ息子のユーモアと苛烈な闘いの日々が描かれます。 菅田将暉コメントクランクイン前に、岩手県花巻市に行きました。 森七菜は、そんな2人がお互いうまくいくように指南するなど、賢くしっかり者の妹トシ役を演じる。 森七菜コメント今回宮沢賢治の妹宮沢トシを演じさせていただくことになりました。森七菜です。「銀河鉄道の夜」や「風の又三郎」など、あの名作たちが生まれた時間を肌で感じることが出来た事は、今後の人生においてもとても貴重で豊かな経験になりました。宮沢賢治作品は国語の教科書などで読んだりもしていたので少し難しく考えてしまっていましたが、そんな若い世代の人にも、宮沢家の暖かく愉快で人間味溢れる時間が描かれたこの作品を通して、より宮沢賢治作品を楽しめるきっかけにもしていただけると思います。 |
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監督・原作コメント到着監督・成島出コメントどんな時代でも、親は子の心配をし、振り回されるものです。それは、国民的作家、宮沢賢治の父にも当てはまりました。門井慶喜さんの原作で描かれている、宮沢賢治の父・政次郎の”父でありすぎる”人物像に魅了されました。そして、ダメ息子だった賢治が、生きる道を見つけ、若くしてその生涯を閉じるまでを、底なしの愛で包み込んだ宮沢家の人々に、普遍的な家族の絆を感じました。役所広司さんの大らかで人を惹きつける父・政次郎、菅田将暉さんの繊細で透き通ったガラスのような息子・賢治、森七菜さんの賢明ではじけるような輝きを放つ妹・トシに、ご自身の家族や大切な人を想いながら観て頂けたら幸いです。 原作・門井慶喜コメント子供が親を選べないように、親も子供を選べない。生まれてくるのは天才か、努力家か、それとも生活能力のない夢想家か。宮沢賢治はそのすべてだった。ありあまるほどの生活能力を持ち、家の将来に全責任を負わなければならない父・政次郎との共感。衝突。その向こうにあるものの輝き。この世には、親子の数だけ銀河がある。私は今回の映画化をもっとも楽しみにしている者のひとりです。 |
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『銀河鉄道の父』撮影は今年の5月、6月で行われていて、2023年GW公開となります。 Twitter: 公式サイト: 宮沢賢治の父・宮沢政次郎。父の代から富裕な質屋であり、長男である賢治は、本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は適当な理由をつけてはそれを拒む。学校卒業後は、農業や人工宝石、宗教と我が道を行く賢治。政次郎は厳格な父親であろうと努めるも、賢治のためなら、とつい甘やかしてしまう。やがて、妹・トシの病気を機に、賢治は筆を執るも―。 |
出演:役所広司、菅田将暉、森七菜
監督:成島出
原作:門井慶喜「銀河鉄道の父」(講談社文庫)
製作:木下グループ
制作:キノフィルムズ/ツインズジャパン
配給:キノフィルムズ
©2022「銀河鉄道の父」製作委員会