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『さよなら、ベルリン』トークイベント「飛ぶ教室」などの児童文学で知られるエーリヒ・ケストナー唯一の大人向け長編小説をトム・シリング主演で映画人, 屋内, テレビ, モニター が含まれている画像 自動的に生成された説明化。ベルリン国際映画祭で絶賛され、ドイツ映画賞で最多10部門ノミネート主要3部門を受賞した注目作『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』が今週末6月10日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開される。 この度公開を記念して東京都内で一般試写会を開催。 |
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トム・シリングがオンライントークトム・シリングが画面に映し出されると、会場には大きな拍手が沸き起こった。「コンニチハ!」と日本語をまじえて観客に挨拶したシリングは、「日本は最も訪れたい国。実は日本観光は僕のTo Do リストの一番上にあるんですよ」と話した。 そんな監督に「トム・シリングがこの役を演じたくないと言ったなら、僕はこの映画を撮らなかった」とまで言わしめた“ファビアン役”について、「監督がそこまで考えてくれたということは、僕がどこかにこの役と近しいものを持っている、と監督が思ってくれたんだと思う」と話した。 スーツを着た男性たちと女性 低い精度で自動的に生成された説明原作は児童文学で知られるエーリヒ・ケストナー唯一の大人向け長編小説。原作については「小説のことは知っていたけど、映画のオファーが来るまでは読んだことはなかった。もちろん映画が決まってから、すぐ読んだ」と話し、「90年前の小説なのに、現代と共通点があると言われるのは、何かが壊れてしまいそうだ、と皆が感じていて、“どこか”に行きたい、でも叶わない…そんな感覚が似ているところかもしれない」と真剣に語った。 俳優の仕事について聞かれると「俳優をやりたいと思ったことは一度もないんです!」とジョークを交えて会場を笑わせた。「子役として始めたんですけど、その時も“君ならできるよ”って誘われたからだった。子供の頃はむしろ画家や音楽家になりたかったんだ。今は音楽に興味が向いていて、ちょうど2枚目のアルバムも出したところだよ」と茶目っ気たっぷりに自身のアルバムを観客に見せるサービスも。 最後に「この作品は人生と愛についての素晴らしい映画。甘く、でもほろ苦い感情が体験できると思う」と一言。大きな拍手に笑顔と投げキスで応え、トークを締めくくった。 |
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『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』英題:Fabian – Going to the Dogs6月10日(金)よりBunkamura ル・シネマ他全国順次公開 |
原作:エーリヒ・ケストナー「ファビアン あるモラリストの物語」(みすず書房)
監督:ドミニク・グラフ
出演:トム・シリング(『コーヒーをめぐる冒険』『ピエロがお前を嘲笑う』『ある画家の数奇な運命』)、ザスキア・ローゼンダール(『さよなら、アドルフ』『ある画家の数奇な運命』)
2021年 ドイツ 178分 スタンダード PG12 字幕:吉川美奈子
配給:ムヴィオラ © 2021 LUPA FILM / DCM Pictures / ZDF / Arte