映画情報どっとこむ ralph

『バブル』劇場公開&小説出版記念トークイベント開催

超大型アニメ『バブル』は、5月13日(金)に全国公開、NETFLIX版が全世界配信中。

この度、映画『バブル』の劇場公開を控えるなか、本作のノベライズとして発売された小説「バブル」の発売を記念して、映画『バブル』監督を務めた荒木哲郎監督と小説「バブル」の作者・武田綾乃が登壇するトークイベントが開催となった!武田は代表作『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』を皮切りとしたシリーズがテレビアニメ化、『愛されなくても別に』が第42回吉川英二新人文学賞を受賞など、幅広い世代に人気を集める作家だ。そして、本イベントのMCをつとめたのは、ライトノベルの大手レーベル「電撃文庫」から編集者として数々のヒット作品を送り出し、株式会社ストレートエッジを立ち上げた三木一馬。
映画『バブル』荒木哲郎監督|作家武田綾乃登壇

映画『バブル』HMV & amp;BOOKS SHIBUYAトークイベント

日時:4月29日(祝・金)
場所:HMV & amp;BOOKS SHIBUYA 渋谷モディ
登壇:荒木哲郎監督、武田綾乃
MC:三木一馬

映画情報どっとこむ ralph

荒木哲郎監督&武田綾乃トークイベント

会場にはHMV渋谷で小説「バブル」を購入した厳選されたファンが約100人が集まり、荒木監督と武田が登壇すると会場に集まったファンからは暖かく大きな拍手で迎え入れた。
映画『バブル』荒木哲郎監督|作家武田綾乃登壇
Netflixでの配信日から一日がたち、周りからの反響について聞かれた荒木監督は「SNS上でこの作品に携わってくれたスタッフ達が投稿してくれていたので、ここは感謝を伝えるチャンスだと思ったでの、とにかく褒めていました」と笑いながら語り、武田は作品の感想を聞かれると「ノベライズを担当するうえで、本当に盛りだくさんの資料をいただき、作品の内容を知ったうえで鑑賞させていただいたのですが、音楽と映像が本当に素晴らしかったです。ヒビキとウタの心の距離感が言葉ではなく、映像で表現されていて、映画の素晴らしさを実感しました」と絶賛。荒木監督は「そう受け止めてほしかったので、ほしい言葉をいただきました!」と笑顔で応えた。武田がノベライズを担当することになった経緯については「三木さんにオファーをいただいたのがきっかけでした。監督が荒木さんで脚本が虚淵さん、キャラクターデザイン原案が小畑さんと、学生のころに観ていた映画や読んでいた漫画を作られた方々の作品をやれるなんて、興奮して飛びつきました!作品も素晴らしかったですし、本当に光栄でした」とこの場を借りて改めて感謝の言葉を伝えた。
武田は小説として『バブル』を描くうえで、共同脚本を担当した佐藤直子からいただいた資料をとにかく読み込んだという「アクションを小説で描くのは心配でしたが、小説ならではのアプローチで感情を書き込みました。最初にキャラクターの性格がわからないと書けないと思ったのでとにかく佐藤さんの資料を読み込みました。マコトの背景や、シンの結婚指輪、泡がなぜできたのかなど、映画を観た方がもっと知りたいと思うところを盛り込もうと思っていました。アクションのテンポの良さというのは余計なものを削ぎ落として表現できるものだからこそ、小説は映像にないこの世界をしっかり描きました」と語る。
荒木も小説版を絶賛しており「映画と小説は2つで一つという作品になったと思う。アクションが主体で構成されたこの作品が文字に起こされる時、読んで面白いものになるのか不安であったので、武田さんの力が必要だと思いました。映画で描ききれなかったシーンや、キャラクターの心の声を小説で説明してくれて、本当に素晴らしかった」と映画と小説が互いを補完し、『バブル』の全てが詰まっていると語っている。
ここで荒木監督へ本作の着想のきっかけについての質問が。なぜ「にんぎょ姫」を描いたのかについて聞かれると「企画の話しをしている時に、ポスターに青空を入れて、青春ラブストーリーを描くとなった時になにをやるか悩んでいました。その時に「にんぎょ姫」がパッと思い浮かんだのですが、「にんぎょの姫」の物語って結構悲しい話しで、この悲哀の物語に乗せて描いてみようと思い、とにかく画を描きました。泡の存在は虚淵さんのアイデアだったので、設定で非常にキャッチーになりましたね」と「にんぎょ姫」の物語がモチーフとなったきっかけを語った。

映画情報どっとこむ ralph そして、会場に集まったファンからの質問コーナーに。武田の熱烈ファンから、〈これまでの作品で頑張る少女の姿を描いているが、同時に人の弱い部分も描かれている。このピリッとした雰囲気を描くこだわりについて〉の質問が。武田は頷きながら「小説『バブル』も映画よりもピリつくところが多いと思います。ネガティブな感情をしっかり描いていますが、このネガティブな要素って共感に働くとも思っています。ポジティブとネガティブの要素を描くことで、自分が共感できるキャラクターを見つけることができると思っているので、今回の『バブル』も読んだ人がキャラクターを好きになってくれるように入れていますね」と自身のこだわりを答えた。その回答に対し、荒木監督は「各キャラクターそれぞれが傷を抱えていて、その目線が足されているのはすごく良いなと思いました。尺がもっとあったら僕も映画でそれをやりたかったと思いました!」を笑顔で答え会場を笑わせた。

熱気溢れるトークイベントもあっという間に終了の時間を迎え、最後に荒木監督は映画『バブル』について、「非常にユニークな映画になったと思っています。アクションが得意な僕やWITSTUDIOがラブストーリーを描いたことでの化学反応が生まれたと思っています。感情に押し寄せる多幸感とアクションの爽快感が見事に融合していて、こうい作品を生み出せた自分が頼もしくも感じました。是非、映画館の大きなスクリーンで観てほしいです」と力強く作品をアピール。武田は小説「バブル」について「劇中のラブパルクールのシーンが本当に大好きで、文字にした時にちゃんと表現できるかなと考えるなど、とにかく挑戦づくしの作品になりました。『バブル』の世界をより深く掘り下げたのがこの小説版だと思うので、映画と合わせて楽しんでほしいです」と笑顔でアピールし、トークイベントは温かい空気の中幕を閉じた。
映画『バブル』荒木哲郎監督|作家武田綾乃登壇

映画情報どっとこむ ralph

映画『バブル』

劇場版 5月13日(金)全国公開!NETFLIX版 全世界配信中!

公式HP:https://bubble-movie.jp
公式TW:@bubblemovie_jp
ハッシュタグ#映画バブル 
オフィシャルTikTok:@bubblemovie_jp

映画『バブル』は、日本が世界に誇るトップクラスのクリエイターが集結。世界に降り注いだ泡<バブル>によって、重力が壊れた東京で、少年と少女の想いが引かれ合う、グラビティ・アクション・ラブストーリー。監督はアニメ「進撃の巨人」のアクション映像で瞬く間にその名を轟かせた荒木哲郎。現在、アニメ『SPY FAMILY』が絶賛放送中で、アニメファンのみならず話題となっているWIT STUDIOが制作を担い、透明感あふれる至極の美麗映像と、本スタジオの真骨頂ともいうべき縦横無尽なカメラワークで描破する怒涛のハイスピードバトルが炸裂する。
バブル
STORY
重力が壊れた東京で、少年と少女の想いが引かれ合う――。
世界に降り注いだ泡〈バブル〉で、重力が壊れた東京。ライフラインが断たれた東京は家族を失った一部の若者たちの住処となり、ビルからビルに駆け回るパルクールのチームバトルの戦場となっていた。ある日、危険なプレイスタイルで注目を集めていたエースのヒビキは無軌道なプレイで重力が歪む海へ落下してしまった。そこに突如現れた、不思議な力を持つ少女ウタがヒビキの命を救う。
驚異的な身体能力を持つウタは、ヒビキと彼のチームメンバーたちと共に暮らすことになる。そこには、メンバーたちの面倒を見ながら降泡現象を観測し続ける科学者マコトの姿もあった。賑やかな仲間たちと、たわいのない会話で笑い合う日常生活に溶け込んでいくウタ。なぜか二人だけに聴こえるハミングをきっかけに、ヒビキとウタは心を通わせていく。
しかし、ヒビキがウタに触れようとするとウタは悲しげな表情を浮かべて離れてしまうのだった…。
ある日、東京で再び降泡現象がはじまった。降り注ぐ未知の泡、ふたたび沈没の危機に陥る東京。
泡が奏でるハミングを聴きとったウタは、突然ヒビキの前から姿を消してしまう…!
なぜ、ウタはヒビキの前に現れたのか、二人は世界を崩壊から救うことができるのか。
二人の運命は、世界を変える驚愕。

***********************************

監督:荒木哲郎
脚本:虚淵玄[ニトロプラス]
キャラクターデザイン原案:小畑健
音楽:澤野弘之 
企画・プロデュース:川村元気
制作スタジオ:WIT STUDIO
配給:ワーナー・ブラザース映画
声の出演:志尊淳 りりあ。
宮野真守 梶裕貴 畠中祐 千本木彩花 逢坂良太 井上麻里奈 三木眞一郎 / 広瀬アリス
オープニングテーマ:「Bubble feat. Uta」Eve(TOY’S FACTORY) エンディングテーマ:「じゃあね、またね。」りりあ。(VIA / TOY’S FACTORY)
©2022「バブル」製作委員会
関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ