映画情報どっとこむ ralph

『さがす』舞台挨拶

1月21日(金)より全国23館で公開された本作は、すでに観客動員数4万人を突破し、興行通信社の発表するミニシアターランキングでは実写では4週連続となる第1位に輝く快挙を達成。SNSや各メディア上でも絶賛評が相次ぎ、観客の後押しを受け、2月18日(金)から拡大公開。上映館数はのべ70館を超える大ヒットを記録中!

2月19日(土)には満席となったテアトル新宿で舞台挨拶が行われ、出演者の森田望智、片山慎三監督、そして映画『ミッドナイトスワン』などで知られる内田英治監督が参加した。
森田望智_片山慎三監督_内田英治監督『さがす』-トークイベント
日時:2月19日(土)
場所:テアトル新宿
登壇:森田望智、片山慎三監督、内田英治監督
※「全裸監督」にて内田は監督を、片山は助監督を、森田はヒロインを務めた。

映画情報どっとこむ ralph

森田望智×片山慎三監督×内田英治監督登壇

この3人、実は全世界配信されたNetflixドラマ「全裸監督」(19)の繋がり。同作では内田監督が演出、片山監督が助監督、森田はヒロイン・佐原恵美/黒木香役で出演している。森田は「全裸監督」での助監督としての片山監督について「この役はどうすればいいか?どんな映画を観たらいいか?など親身に相談に乗ってくれて、よくアドバイスを貰いに行っていました」と全幅の信頼を寄せ、内田監督については「「全裸監督」のオーディションで内田監督に見つけてもらえなければ私はここにはいませんでした」と感謝しきりだった。森田望智_片山慎三監督_内田英治監督『さがす』 トークイベント

本作について「人間心理に潜む恐怖と、親子の純愛を見事に融合させた傑作。片山慎三の才能には嫉妬しかない。」とコメントを寄せるなど、本作を激賞している内田監督。森田望智_片山慎三監督_内田英治監督『さがす』 トークイベント改めて「(森田の)役柄も作品も含め、正直「全裸監督」より面白い!」と手放しで絶賛し、「僕は片山のファン1号で、前作『岬の兄妹』を見た時に“傑作ではないか!”と思った。あまりにも『岬の兄妹』が面白いので、これを超えるのは無理だろうと『さがす』を見たら…“超えとるやないかい!”と思った」と片山監督の底知れぬセンスに脱帽。
森田望智_片山慎三監督_内田英治監督『さがす』 トークイベント
死に場所を探す女性・ムクドリを演じた森田。「自分とはかけ離れているという点で、ムクドリも黒木香も自分からキャラクターに寄せなければいけなかった」とアプローチ法を明かし「個性的な喋り方など片山監督のこだわりを活かしつつ、喋りは寄せるけれどモノマネにならず、演じる上では心が伴っていなければいけない。その点が難しかった」と演じる上での心境を解説。一方、劇中の森田について内田監督は「ムクドリが登場する海辺のシーンから期待してしまうというか、何をしでかすキャラなのか!?とドキドキした。サスペンス性という点では黒木香よりもムクドリの方が面白い」と太鼓判を押していた。

片山監督はムクドリというキャラクターを生み出すうえで、森田の類まれなる存在感も大きかったという。「当初は暗くてボソボソ喋るようなキャラクターをイメージしていたけれど、森田さんに決まったときに“どうすれば面白くなるだろうか?”と考え、森田さんが演じることで別の意味も持たせたいと思った」とインスピレーションを刺激された様子。森田は「準備稿とは違い、決定稿の段階でムクドリの言葉使いも変わって、口が悪くなった」とキャラ変に驚いたようだが「単なる嫌な奴にするのではなく、心を持った一人の人間だと思ってムクドリを演じていきました」とこだわりを打ち明けた。

片山監督は、死ぬために積極的に行動を起こすムクドリの姿について「普通の人間では出せないようなエネルギーを死ぬために使うムクドリの姿を通して、逆に生のエネルギーが出ているように見えないかと思った。描いていることはネガティブだけれど、本人としてはポジティブな気持ちを持って目的に向かっている。そこに生命力を感じてしまう矛盾を感じてほしかった」と狙いを明かした。森田望智_片山慎三監督_内田英治監督『さがす』 トークイベント
昨日2月18日からは追加19館での拡大公開が決定。上映館数はのべ70館を超えた。森田望智_片山慎三監督_内田英治監督『さがす』 トークイベント内田監督は「暴力を伴ったサスペンス作品にはお客が入らないという現状がある中で、大ヒットしているのは嬉しい」と映画人として祝福し、森田も「“陰”の部分を描きつつも、エンタメ性もドラマ性もあって、見れば見るほど何層にも見え方が変わるのが『さがす』の魅力。映画として面白いと思った作品が、このようにお客さんにしっかりと伝わっていることが嬉しい」と感動。片山監督も「公開してもうすぐ一ヶ月。満席で見てもらえていることが何よりも嬉しい。これからも『さがす』を広めてほしい」と映画ファンに訴えていた。

映画情報どっとこむ ralph

映画『さがす』

英題:Missing

はテアトル新宿ほか全国公開中

指名手配犯を見たと告げた翌日、忽然と姿を消した父と必死に父を捜す娘の姿を描いた本作は、すべての予想を裏切るストーリーが展開される唯一無二の衝撃作。父・原田智を演じるのは俳優・佐藤二朗。智の娘・楓には映画『空白』で古田新太の娘役や「おかえりモネ」が話題の伊東蒼。指名手配中の連続殺人犯・山内照巳には清水尋也、自殺志願者・ムクドリ役で森田望智が出演。

***********************************

佐藤二朗/伊東蒼 清水尋也/森田望智 石井正太朗 松岡依都美/成嶋瞳子 品川徹
監督・脚本:片山慎三
共同脚本:小寺和久 高田亮
音楽:髙位妃楊子
製作:アスミック・エース、DOKUSO映画館、NK Contents 
製作協力:埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 制作協賛:CRG
制作プロダクション:レスパスビジョン
制作協力:レスパスフィルム
製作幹事・制作・配給:アスミック・エース
©2022『さがす』製作委員会 
映倫:PG12
関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ