奥原浩志監督映画『ホテルアイリス』2月18日(金)より全国公開、小川洋子禁断の小説を、永瀬正敏を主演に、奥原浩志監督が映画化した日・台合作映画『ホテルアイリス』。 公開を記念して、2月19日(土)にヒューマントラストシネマ渋谷にて舞台挨拶が行われました。 大人の男の色気を纏うミステリアスなロシア文学翻訳者役で主演をつとめた日本を代表する国際的俳優・永瀬正敏、映画初出演となる台湾女優・陸夏(ルシア)が大胆に演じたマリの母親役の菜 葉 菜、翻訳者の甥役の寛 一 郎、ロッテルダム、釜山など国際映画祭受賞歴多数、国内外で高い評価のある『波』『黒四角』の奥原浩志監督が登壇。 「ホテルアイリス」公開記念 舞台挨拶 |
|
永瀬正敏、菜 葉 菜、寛 一 郎、奥原浩志 監督登壇LiLiCo(永瀬さんへ):謎めいていて、惹きつけられるすごく難しい役を演じられたと思うのですが、どのように役と向き合われたのでので LiLiCo:監督、永瀬さんの役について、どういうお話をされましたか? LiLiCo:私も映画を見ながら、舌を出してしまいました(笑)。そして菜葉菜さん、今上映中の映画もSMの映画で、今回も強い役でしたが、演じてみていかがですか? 永瀬:髪をすくシーンが、マリと母親とうまく対比が出ていますよね。 LiLiCo:菜葉菜さんのルックス的にはいかがだったんでしょう? LiLiCo 寛一郎さんは、とても不思議だけど、魅力的な役でしたね。どのように心がけて演じたのですか? LiLiCo:監督とはどうお話をされたのですか? LiLiCo:監督はどうアドバイスされたのですか? LiLiCo:ビデオメッセージもくださった陸夏(ルシア)さん、本当に綺麗で可愛らしい方なんですが、永瀬さん、彼女と共演する上で、言葉の壁は感じましたか?共演されていかがでしたか? 永瀬:いやいや、陸夏(ルシア)さんに関しては、まったく壁は感じなかったですね。日本語が本当に堪能だったので、日本のアニメショーンや、音楽とか、文化から、誰かに教わるんじゃなくて、自分でずっと長い時間をかけて習得されたみたいです。映画で台詞と吐くっていうのは、また違ったりするので、それは監督や、ダイアローグコーチについて、一生懸命学んでいらっしゃいましたけど、普段しゃべる分には全然問題なかったですね。びっくりするくらい。 LiLiCo すごいですね。 LiLiCo そこに泊まりたくなったんですが、どうしたらいいですか? 監督:泊まれるんですよ。あそこ。民宿なんですよ。ただ、なかなかどう予約したらいいのかわからないんですよ。 永瀬:この映画にすごい思いを込めてもらえた台湾の映画人の人たち、そのDNAを惜しみなく注ぎこんでくれたみなさんと一緒にここに立ちたかったんですけど、それがかなわなくて非常に残念に思っています。 その後、台湾よりヒロイン・陸夏(ルシア)、船頭役の名優リー・カンションより届いたビデオメッセージが特別上映されました。 台湾・金門島オールロケでのエピソードなど盛り上がり、最後にLiLiCoから、公開を祝し、それぞれのイメージにあった花束贈呈がされ、最後に、永瀬は「映画館にみなさんが座っていただいている」という姿をみると、グッとくる」、「またいろいろな国のみなさんと一緒に映画を作れればと思う」と締めくくると会場は拍手で沸きました。 |
|
『ホテルアイリス』艾利絲旅館
公式サイト: 寂れた海沿いのリゾート地で、日本人の母親が経営するホテル・アイリスを手伝うマリ。 |
永瀬正敏 陸夏 (ルシア)
菜 葉 菜 寛 一 郎 マー・ジーシアン(馬志翔) パオ・ジョンファン(鮑正芳) 大島葉子
リー・カンション (李康生)
奥原浩志 監督・脚本[ホテルアイリス]
撮影 : ユー・ジンピン (余靜萍) 音響 :チョウ・チェン ( 周震) 美術 : 金勝浩一 衣装+メイク : KUMI / 花井麻衣 音楽 :スワベック・コバレフスキ(Slavomir Stanislaw Kowalewski) 編集 : チェン・ホンイー(陳宏一) / 奥原浩志 原作 : 小川洋子(「ホテル・アイリス」幻冬舎文
庫)
製作 : 北京谷天傳媒有限公司 / 長谷工作室 / 紅色製作有限公司 プロデューサー :リー・ルイ(李鋭) / 奥原浩志 /チェン・ホンイー(陳宏一)/浅野博貴 / 山口誠 / 小畑真登 日本語字幕翻訳 : 奥原浩志 宣伝デザイン :成瀬慧 (RESTA FILMS) 予告編監督 : 遠山慎二 (RESTA FILMS)
2021年日本・台湾合作 100分 日本語・中国語 ビスタサイズ 5.1ch
配給 : リアリーライクフィルムズ + 長谷工作室