『MIRRORLIARFILMSSeason2』先行上映舞台挨拶 伊藤主税(andpictures)、阿部進之介、山田孝之らが「だれでも映画を撮れる時代」に、自由で新しい映画製作の実現を目指して、年齢や性別、職業、若手とベテラン、メジャーとインディーズの垣根を越え、切磋琢磨しながら映画を作り上げる短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIARFILMS(ミラーライアーフィルムズ)」。“変化”をテーマに、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなど総勢36名が監督した短編映画をオムニバス形式で4シーズンに分けて公開。2月18日(金)より順次公開となるSeason2には、阿部進之介、紀里谷和明、志尊淳、柴咲コウ、三島有紀子、山田佳奈、そして419作品の応募の中から選ばれたクリエイター、AzumiHasegawa、柴田有麿、駒谷揚の3名が参加します。 この度、『MIRRORLIARFILMSSeason2』の公開を記念して、2月15日(火)心斎橋パルコにて、先行上映舞台挨拶を実施いたしました!堺市で撮影された紀里谷和明監督『TheLittleStar』より主演の山田孝之さん、大阪市で撮影された『インペリアル大阪堂島出入橋』より主演・佐藤浩市さん、三島有紀子監督が登壇!さらに、次期家元池坊専好氏とビジュアルアーティストの松山周平さん(THINK ANDSENSE)もスペシャルゲストとして登壇しました。 イベントでは、今回新たな取り組みとして、2月26日(土)〜3月1日(火)の期間、京都市の華道家元池坊ホールで華道家元池坊・THINK ANDSENSEの協力、集英社XRの支援のもと、「いけばな」「映画」「最新テクノロジー」を融合した展覧会『MomentsofLife-いけばな×映画、アートが融合する時空間ミュージアム-』のデモンストレーション映像を上映・発表いたします。「だれもが自由に映像作品を創ることができる」自由で新しい映画製作の実現を目指して年齢や性別、職業やジャンルに関係なく若手とベテラン、メジャーとインディーズが融合した短編映画制作プロジェクトであるMIRRORLIARFILMSPROJECT。異なったジャンルの新しいコラボレーションに是非ご注目ください! |
|
『MIRRORLIAR FILMS』の発起人でもあり、プロデューサーを担う山田は、「今日このトークイベントの後半に私にとんでもない質問があるのを先ほど台本で確認しまして、どうやって答えたらいいんだろうとずっとぐるぐるしていて、注意力散漫な状態でお届けしますことを先にお詫び申し上げます。失礼します。よろしくお願いいたします。」と挨拶して会場を笑わせた。
続いて三島監督は、「今回短編で『インペリアル大阪堂島出入橋』という作品を上映していただけることになりました。この映画は自分の生まれ故郷、まさに堂島で撮れた私小説のような映画ですので、こうして大阪のみなさんにいち早く見ていただける事をとても嬉しく思います。」と挨拶。 佐藤は、「この映画に出るきっかけになったのは3年前にあるお宅でお酒を飲んでいた時に三島監督にお会いする機会があって、なんかあったら声かけてよと言ったらこういうことになってしまいました。そしてここに今立っているということは本当にご縁だし、僕は面白いなと思います。そして今回の そして、今回スペシャルゲストとなる池坊は、「今回ボーダーを超える自由な創作というショートフィルムの趣旨に賛同しまして、伝統文化であるいけばなが関われます事をとても嬉しく、私どもにとっても挑戦的なワクワクとして気持ちであります。ぜひ皆様実物をご覧いただいて、いろんな感想をい 今週2月18日の『MIRRORLIARFILMSSeaaon2』公開に向けて、 『インペリアル大阪堂島出入橋』監督した三島監督は、「この映画は、私の母親が施設にいるのですが、大阪堂島出入橋のふもとにありますインペリアルというレストランのハンバーグを食べたいと言ったことがきっかけでした。 それはぜひ食べてもらわなあかんと思って、インペリアルのお店に向かいましたら、一昨年閉店になったという張り紙を見まして、ちょうどお店の亭主が幼馴染だったので、閉店したという事を聞かされとてもショックを受けました。母親がどうしてもハンバーグを食べたいと言っているといったらハンバーグにかけるデミグラスソースは今でも作り続けていると亭主がいってくれたんです。その言葉を聞いたときに、本当に私の中でコロナ禍で色んなことを失っていく中で小さな光に触れたような気がして、これをどうしてもインペリアルというお店がたて壊される前に、映画にしなきゃいけないと思って作った作品です。インペリアルから歩きながらある一人の男の人生が見えたらいいなあと思って、無謀にも800mに及ぶ、11分を超える長回しをやりたいと思い、これは恐らく佐藤浩市さんしかできないだろうと思っていた時に、声かけてよって言ってくれたのを思い出しました。とにかく皆さんに見ていただけることが私はすごく嬉しいです。」と心温まるエピソードを披露。 『インペリアル大阪堂島出入橋』主演の佐藤は、「上映前にここがすごい、あれがすごいといってしまうと、自分たちの首を絞めるようなもんなので、あまりハードルを上げたくないんですよ」に対し、山田は「言っちゃったんですけど」と、すかさずコメントし、「アホやなと思って聞いていた。」とやり取りで会場を笑わせた。「でも久々に本番前に自分自身がピリピリするような、実際に監督が11分以上の長回しを明け方4:10の明かりで、その太陽の位置関係でどうしてもそこでやりたいと。4:10から一発勝負かとずっと自分なりにその道を何度も歩きながら色々どうでも良くなる計算をするんですよ。OKでたかなと思ったら、明日もう一回やらせてもらえませんかと。うわっまた明日もこれを味わうのかという気持ちもある中で、2日間やってきたことがこの映画に全部映っています。あえて自分でハードルを上げます。楽しんでください。」と語った。 イベントの中盤では、映画公開を記念してスペシャルゲスト次期家元池坊、ビジュアルアーティストの松山より、本作をモチーフとして作られた展覧会『MomentsofLife-いけばな×映画、アートが融合する時空間ミュージアム-』についてデモンストレーション映像を上映・発表された。次期家元池坊専好をはじめとする華道家元池坊の皆様、松山周平をはじめとするクリエイティブファーム「THINKANDSENSE」の皆様、そして『MIRRORFILMSPROJECT』のコラボレーションである。 松山は、「端的にいうと美術展覧会。今回はミラーライアーフィルムズを起点にして、9組の華道家と9組の監督に対話をしていただき、映画をモチーフにした生花を制作いただきます。さらにそれらが展示される空間を我々のクリエイター陣が映画をモチーフにしたり、生花をいけていく様子を3Dスキャンやデータを様々な形で習得して映像化したものを空間全体に投影して、9個の作品をモチーフにした生花がある空間で、9通りの空間が広がっていくという展覧会になっております」と展覧会の概要を説明。 9作品それぞれにグループを編成して9つの生花を作成した過程の中で難しかったことや映画とデジタルアートの融合での発見について、池坊は「今回は9つの作品を見て、そこから得たインスピレーションを華道家が表現するということで、通常でしたらキャリアが長い生花の方にお願いするというこ 池坊は『インペリアル大阪堂島出入橋』をモチーフに生花を創作。三島監督は「まだ拝見していないので、とにかく楽しみです。普段映画の感想や反応は、大体皆さんの表情から感じ取ってくださっているのかな、とか言葉でSNSで感想書いてくださっているというのがほぼなのですが、今回こうして映画をどう感じてくださったのか池坊先生がお花という形で伝えていただけるんだということがとてつもなく光栄なことだなと思います。」と期待を寄せた。 今回の「華道」×「デジタル」×「映画」の新たな融合、展開について、佐藤は、「いろんな形の文化が重なっていくという中で、お互いが触発できるならそうであって欲しいし、実際問題我々映画なんてものは高々100年ちょいです。池坊さんの世界は1000年。融合という言葉が正しいのか分からないけど、デジタルというものが加わって映像はこの数十年で明らかに変わりました。そういったことをみんなで確認し合うことがすごく楽しいんだと思います。」 続いて山田は、「ねっ、これについて簡単にお答えくださいと言われたんですよ。こんなこと簡単に答えられる訳ないんだろと思って、頭ぐるぐるしていたんだけど、さっき映像を改めて純粋に思ったことを言おうと思ったんです、そしたら、かっこいい!みたい!だったんです。自分らしくていいじゃ 最後に、池坊は、「今回命ということがテーマでいろんな展開がされていると思います。ぜひお越しになってそれぞれが色んな感想を持っていただく、自分の心が動くところを感じてくださったら良いなと思っております。」 |
|
伊藤主税(and pictures)、阿部進之介、山田孝之らが「だれでも映画を撮れる時代」に、自由で新しい映画製作の実現を目指して、年齢や性別、職業、若手とベテラン、メジャーとインディーズの垣根を越え、切磋琢磨しながら映画を作り上げる短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)」。“変化”をテーマに、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなど総勢36 名が監督した短編映画をオムニバス形式で4シーズンに分けて公開。 Season1 は、北京国際映画祭でのワールドプレミア、金沢でのジャパンプレミアを経て2021年9 月17日より劇場公開。9日間連続で日替わりゲストによる舞台挨拶を実施するなど1年間にわたるプロジェクトが華々しくスタートしました。2022 年公開のSeason2は、初監督組を含め9人の監督が参加。 |