「堤幸彦監督映画50作公開記念上映会」トークイベント1988 年に『バカヤロー!私、怒ってます「英語がなんだ」』で映画監督デビューをした堤幸彦。 本作は2年前にコロナ禍で失われた表現の場を作り出すため、主演女優たちが自ら企画。 |
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堤幸彦監督×広山詞葉、福宮あやの、河野知美登壇堤監督は、「この作品はコロナ禍にこの3人の女優さんたちの力でできた、完全な自主映画です。メジャーとの区別はしていませんが、手弁当で作った作品ということもあって本当に楽しみながら作りました。撮影日は予算がないから僕の車でxキャストやスタッフを送迎したりして(笑)そんな裏側事情は置いておいて、とにかくみなさんには映画の中身を楽しんでもらえたらと思います」と挨拶をし、トークイベントがスタートした。 作品の見どころについてキャスト陣に監督が尋ねると、ミステリアスでセレブな女医さな役の河野は、「ここにいる女優たちがいきなり見苦しい顔をしております(笑)まずはそこから楽しんでいってください!」と冒頭シーンから衝撃と笑撃が繰り広げられることをアピール。マウント気質の受付嬢・真弓役を演じた広山は、「予算 700 万円で撮影期間 2 日間という本当に小さなバジェットの作品ですが、堤監督ならではの、シリアスとコメディが押し寄せる中にしっかりと“愛”がこめられている、そんな濃密な72分になっています!」と本作でも変わらず堤節が満載となっていることについて語った。 また企画立ち上げから2年経ちようやく初日を迎えたことについて、シングルマザーで元ヤンのまろん役の福宮は、「私は普段は声優という仕事をしているので、こうして映画の初日を迎えるのは人生で初めてです。映画って本当にお客様が映画館で観てくれて、初めて完成するんだと改めて実感しました。もう今日は一日中痺れる気持ちでいっぱいで、みなさんにハグしてチューしたい気分です!」と初日を迎えた喜びを語った。 本作はこれまで海外映画祭で7冠を受賞しており、昨年 11 月に最優秀長編コメディ賞を受賞した、ノースイースト国際映画祭のレッドカーペットに参加した広山と河野はイギリス現地でのリアクションについて、「佐藤二朗さんの顔が出るだけでお客さんが爆笑していました。言葉や文化って関係なく、面白いものってちゃんと伝わるんですね(笑)」と会場の盛り上がりを伝えた。 最後に河野が「堤監督の作品の面白さ」について、「いかにマニアックなことを追求して、それをコメディにできるか」ということ語り、「それを思うとこの作品は間違いなく堤監督史上マニアックの最高傑作です!」と作品を評し、大盛況でイベントは終了した。 |
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映画『truth ~姦しき弔いの果て~』新宿シネマカリテ他にて全国順次公開中
公式サイト: Twitter: |
監督&原案:堤幸彦
出演:広山詞葉 / 福宮あやの / 河野知美
忖度出演:佐藤二朗
脚本:三浦有為子
企画:畑義久(レディバード) エグゼクティブプロデューサー:鬼頭理三
プロデューサー:広山詞葉 /福宮あやの / 河野知美
音楽プロデューサー:茂木英興 音楽:魚返明未 撮影:唐沢悟
照明:角俊平 録音:臼井久雄 美術:田口麻里奈 助監督:稲留武
編集:似内千晶 音響効果:壁谷貴弘 仕上げ担当:和田泰宏
衣裳:藤崎コウイチ ヘアメイク:小坂美由紀
スチール:ハラダケイコ
制作協力:オフィスクレッシェンド
配給:ラビットハウス
©2021映画「truth~姦しき弔いの果て~」パートナーズ