『フィッシュマンズ』“俺たちの決起集会”レポ＆アーカイブ

音楽はマジックを呼ぶ

1月7日(金)20:00よりフィッシュマンズによるトーク&アコースティックライブ新春 YouTube 配信“俺たちの決起集会”が開催され、デビュー３０周年をフルメンバーで振り返りながらのライブ&トークとともに、デビュー３０周年記念！2Daysライブ&生配信ライブを3月1日（火）・2日（水）にて開催することが発表されました。
「フィッシュマンズ」トーク＆アコースティックライブ“俺たちの決起集会”が7日、都内からYouTube配信され、フィッシュマンズの茂木欣一、柏原譲、HAKASE-SUN、木暮晋也、関口”dARTs”道生、原田郁子が出席。デビュー30周年イヤーの集大成として2022年3月1日（火）と2日（水）にLIQUIDROOMでワンマンライブをすることが発表された。

【フィッシュマンズトーク&アコースティックライブ“俺たちの決起集会”新春YouTube配信　詳細】

＜タイトル＞　オンラインイベント “俺たちの決起集会”
＜配信日時＞　1月7日(金) 20:00～21：30
＜出演＞　フィッシュマンズ / 茂木欣一　柏原譲　HAKASE-SUN　木暮晋也　関口”dARTs”道生　原田郁子
＜チケット＞　無料

オンラインイベント “俺たちの決起集会”レポ

フィッシュマンズは1987年に結成され、1991年4月21日にシングル「ひこうき」でヴァージン・ジャパンよりメジャーデビュー。楽曲のほぼすべての作詞・作曲を担当していたボーカル・佐藤伸治が1999年に急逝してから今年で22年、現在も活動を続け、音楽シーンに多大なる影響を与えており、海外での評価も高まっている。

ライブ前のトークで、柏原とともにカメラの前に立った茂木は「ライブ決定！ワンマンライブが決まりました」と発表し、「恵比寿の LIQUIDROOM です。LIQUIDROOM といえば『若いながらも歴史あり』を昔、新宿の LIQUIDROOMで 3 月の 1 日と 2 日にやったんですけど、それから 26 年の時を経て、2022 年 3 月 1 日と 2 日に恵比寿のLIQUIDROOM で『フィッシュマンズ “HISTORY Of Fishmans”』開催決定することになりました」と感慨深げ。

柏原は「そういうことね。（『若いながらも歴史あり』も）3 月の 1 日と 2 日だったんですね。全然覚えてなかった」
と苦笑した。

加えて、茂木は 1 日に 1991〜1994 年の曲を、2 日に 1995〜1998 年の曲で構成したライブをすることを説明し、同情報を初めて聞いたという柏原は「盛りだくさんですね。通しで見ないと全貌がわからないってこと？じゃあ 2 日間のチケットを押さえないといけないわけですね」と興味津々。続けて、同ライブを生配信することも明かした茂木は、1 月 7 日（水）21:00〜16 日（日）23:00 にライブチケットの先行予約（抽選）、1 月 18 日（火）13:00〜29 日（土）9:59 に生配信ライブの 2 日間視聴券を期間限定で発売すること、そして 1 月 29 日（土）10:00 よりライブチケットと生配信チケットのそれぞれ一般販売をすることを告知し「これからリハーサルに入りますけど、頑張って準備してお届けしたいと思いますので、皆さんどうぞよろしくお願いします」とアピールした。

また、木暮と関口とのトークパートで茂木は「フィッシュマンズ、デビュー30 周年記念企画第 3 弾ということで、アナログ盤が出ます」と明かし、3 月 30 日に LP レコードとして『corduroy’s mood』『Go Go Round This World!』『MELODY』の 3 枚がポニーキャニオンから発売されることを報告。茂木は「マキシシングルは曲数も少なめだから溝の隙間があって音がいいんだよね」といい、木暮も「今までで 1 番いい音かもね。（ハイレゾ リマスター音源なので）最高のブツですね」とニヤリと微笑んだ。

そして、昨年 7 月 9 日に全国公開された、デビュー30 周年記念ドキュメンタリー作品『映画:フィッシュマンズ』は Filmarks 初日満足度ランキングで 1 位に輝き、多くのファンがリピート鑑賞をするなど全国各地でフィッシュマンズ旋風を巻き起こし、コロナ禍にも関わらず異例の大ヒットロングランとなり、動員 3 万人を突破。1 月 2 日（日）からは東京都写真美術館ホールにて公開中で、1 月 22 日（土）からは千葉県・キネマ旬報シアターでの上映もスタートするなど、全国の劇場で上映が続いている。

そんな本作を見ての感想を求められた HAKASE-SUN は「映画でみんなの思いを集めたことでフィッシュマンズの 1 つのスパンが終わって、2022 年からまた新しいフィッシュマンズが始まるんじゃないかなと思っている」と吐露し、茂木も「わかる！映画を見終わったあとに、気持ちに 1 つ方がついたというか、荷が降りた感じがして、みんながカメラの前であれだけ語ってくれたのを見て、1 つスッキリしたというか、“次のチャプターを開けていいんだ”みたいな気持ちになりました」と賛同。HAKASE-SUN は「やっぱり言葉って大事だなって思うね」としみじみと語
った。

さらに、ファンからの『世界での公開予定はありますか？』という質問に、茂木は「ありますね！」と明言し、「最新情報ですが、シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』さんで 1 月 24 日から 2 月 3 日まで上演が決定しました。先ほど小耳に挟んだんですけど、英語の字幕がつくということで、これは世界公開を前提とした映画ということでいいですよね」とにっこり。続けて、茂木が「HAKASE-SUN、一緒に見に行こうか」と誘うと、HAKASE-SUN は「行こうか。下北沢はフィッシュマンズのホームタウンみたいなところだから」と声を弾ませ、茂木も「佐藤ちゃんがあちこちで座っていた下北沢だもんね」と懐かしんだ。

イベント後半にはフィッシュマンズフルメンバーでアコースティックライブを開催。デビューシングル『ひこうき』を含む計 6 曲を 40 分に渡り披露すると、視聴者からコメントや投げ銭など多くの反響が寄せられ、茂木は「ライブしているときこそ“嗚呼、生きているな”って感じるよね。1 人じゃなくてみんなでいろんな音を出して心を通わせていると“これは生きている”って。すごく幸せ」と笑顔を見せ、同セットリストを考えたという関口も「いい曲順ですね」とご満悦な表情を浮かべていた。

＜アーカイブ配信チャンネル＞

※１月３１日（月）23：５９までアーカイブしますので、イベントの様子をお楽しみ頂けます。

オンラインイベント “俺たちの決起集会”セットリスト

OPENING　
M-1. GO GO Round This World！
M-2. なんてったの
M-3. 頼りない天使
M-4. ひこうき
M-5. ナイトクルージング
M-6. いかれたBaby

フィッシュマンズ デビュー30周年記念！　2Daysライブ & 生配信ライブ

フィッシュマンズ　”HISTORY Of Fishmans”
[Day.1] 1991-1994　2022年3月1日(火)　open18:00 / start19:00
[Day.2] 1995-1998　2022年3月2日(水)　open18:00 / start19:00

会場：LIQUIDROOM　
https://www.liquidroom.net/

FISHMANS are
茂木欣一(Dr, Vo) 　柏原譲(Ba)　 HAKASE-SUN(Key)　木暮晋也(G)　関口 ”dARTs” 道生(G)　原田郁子(Vo)

●チケット　
All Standing　(未就学児入場不可)
前売：¥7,000(税込・ドリンク代600円別) / 当日券：未定
発売日：1/29(土) 10:00～　イープラスにて　http://eplus.jp/
★チケット先行予約
1/7 (水) 21:00～1/16(日) 23:00
https://eplus.jp/fishmans/
主催：WOWOW　企画・制作：ケイフィールド

配信ライブ
生配信ライブ
フィッシュマンズ　”HISTORY Of Fishmans”
[Day.1] 1991-1994 　2022年3月1日(火)
配信開始 / 18:50　LiveStart/19:00
アーカイブ：3/1(火) 終演～3/7(月)23:59

[Day.2] 1995-1998　2022年3月2日(水)
配信開始 / 18:50　LiveStart/19:00
アーカイブ：3/2(水) 終演～3/8(火)23:59

●視聴チケット発売日
両日ともに　1/29(土) 10:00～
視聴チケット料金(各日券)　 ¥3,000(税込)

★2日間視聴券期間限定発売?チケット料金：¥4,500(税込)
販売期間：1/18(火) 13:00～1/29(土) 9:59　
ストリーミングプラスにて
https://eplus.jp/sf/streamingplus

【デビュー30周年記念企画　第3弾！３作品!! 販売情報】

発売：ポニーキャニオン
発売日：2022年3月30日(水)
LPレコード(180g重量盤) 1枚組 ハイレゾ　リマスター
価格：各￥4,180 (税込)

●「corduroy’s mood」 PCJA-00094
side A ごきげんはいかがですか / あの娘が眠ってる
side B むらさきの空から / 救われる気持ち

●「Go Go Round This World!」 PCJA-00095
side A Go Go Round This World! / Smilin’ Days, Summer Holiday (kick the space echo session)
side B Go Go Round This World! (naked funk mix) / Future(remix)

●「MELODY」 PCJA-00096
side A MELODY / 静かな朝
side B オアシスへようこそ / NIYABINGHI BABY

ポニーキャニオン特設ページはこちら (特典アリ)
https://ps.ponycanyon.co.jp/fishmans/

『映画：フィッシュマンズ』追加公開劇場

■恵比寿・東京都写真美術館　1Fホール
1/2(日)－16(日)　13:30
※1/15（土）には、監督による舞台挨拶も予定しております。
※1月10日、11日は休館となっております。

■柏・キネマ旬報シアター（千葉）
1月22日（土）～1月28日（金）

■下北沢・K2
（小田急線下北沢駅南西口前に新たにオープンするミニシアター）
上映期間：1月24日（月）～2月3日（木）

あらすじ
90年代の東京に、ただ純粋に音楽を追い求めた青年たちがいた。彼らの名前は、フィッシュマンズ。プライベートスタジオで制作された世田谷三部作、ライブ盤『98.12.28 男達の別れ』をはじめ、その作品は今も国内外で高く評価されている。
だが、その道のりは平坦ではなかった。セールスの不調。レコード会社移籍。相次ぐメンバー脱退。1999年、ボーカリスト佐藤伸治の突然の死……。
ひとり残された茂木欣一は、バンドを解散せずに佐藤の楽曲を鳴らし続ける道を選ぶ。その想いに仲間たちが共鳴し、活動再開。そして2019 年、佐藤が世を去ってから20年目の春、フィッシュマンズはある特別な覚悟を持ってステージへと向かう――。過去の映像と現在のライブ映像、佐藤が遺した言葉とメンバー・関係者の証言をつなぎ、デビュー30周年を迎えたフィッシュマンズの軌跡をたどる。

【フィッシュマンズプロフィール】
1987 年に結成され、1991 年 4 月 21 日にシングル「ひこうき」でヴァージン・ジャパンよりメジャーデビュー。
楽曲のほぼすべての作詞・作曲を担当していたボーカル・佐藤伸治が 1999 年に 急逝してから今年で22年。
現在も活動を続け、音楽シーンに多大なる影響を与えており、海外での評価も高まっている。