海底にゴジラ！国際会議にて正式決定「ゴジラメガムリオン地形区」

海底にゴジラ！

海底地下のマントルが露出した世界最大のドーム状岩塊、「ゴジラメガムリオン地形区」が国際会議にて正式決定

映画ではありませんが地球史上最大のメガムリオンに、日本が世界に誇る怪獣「ゴジラ」の名が！
と、言うことでご紹介！

国際水路機関（IHO）とユネスコ政府間海洋学委員会（IOC）が共同で設置する「海底地形名小委員会（SCUFN）」が2021年1月、6月、11月にオンライン会議として開催され、審議の結果、日本が新たに提案していた「ゴジラメガムリオン地形区（英語名：Godzilla Megamullion Province）」を含む18件の海底地形名が正式に承認されました。
これらの海底地形名は、IHO/IOC海底地形名集に掲載されることで世界中に周知され、今後地図・海図や論文などに使われることになります。

「メガムリオン」とは、海底拡大に伴う大規模な正断層に伴い、海底面に地球内部のマントル物質などが露出したドーム状の高まりのことを指します。その表面に畝状の構造を持つことが特徴となっております。
今回命名された「ゴジラメガムリオン地形区」は、2001年、日本政府による大陸棚画定調査の際、沖ノ鳥島南東約600kmの公海で発見されました。縦125キロメートル・幅55キロメートル・最深部との高低差4キロメートル！

その大きさは、東京都の面積の約3倍、世界中にある他のメガムリオンの約10倍もあり、現在見つかっているメガムリオンの中では地球上最大のものです。そのため、その巨大さから、日本が世界に誇る東宝怪獣「ゴジラ」の名が引用され、命名されました。
世界に分布するメガムリオンの中で、名称が国際的に登録されたのは、この「ゴジラメガムリオン地形区」が初めてです。

「ゴジラメガムリオン地形区」

海洋科学において非常に重要な研究対象であり、日本を中心とする国際的研究グループによる調査の結果、フィリピン海プレートの組成・構造に関する重要な研究成果が得られているそうです。

海上保安庁 海洋情報部 「海の研究」ホームページ

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