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リム・カーワイ監督&兎丸愛美が活弁シネマ倶楽部に登場“映画を語る”配信番組「活弁シネマ倶楽部」に、『COME & GO カム・アンド・ゴー』のリム・カーワイ監督と、出演者の一人である兎丸愛美が登場。大阪を舞台に、国際色豊かな物語が展開する本作の魅力について語っている。 「『新世界の夜明け』『Fly Me To Minami 恋するミナミ』『COME & GO カム・アンド・ゴー』は“三部作”とはいえ、続いているものではありません。それぞれ完全に独立しています。大阪という都市は、地域ごとに表情が違います。華やかであったり、危ないところであったり。そして、いろいろな人々が行き交う場でもあります。この特徴を活かして、日本という国と外国との関係を描こうと思いました。『新世界の夜明け』を作った時点での日本にいる外国人の数と比べると、本作に着手した頃は大幅に増えていて、4000万人を超えていました。それでも日本人は、単一民族で、ずっと同じアイデンティティを保とうとしている印象がありました。この大きな変化に対応できていないんじゃないかと思ったんです。そうすると、自然に問題が生じてくる。難民の問題や移民の問題とか。これらのことを、この三部作の最終作に反映させたいと考えたんです。登場人物があまりにも多いのは、必然だと思っています。これだけ多くの人々を登場させないと、日本全体の問題は見えてこないんじゃないかと思ったんです」と企画の経緯を語っているリム監督。 監督自身、日本に対する複雑な問題意識があったようで、それを本作で描こうとしたのだというが、兎丸は聞かされていなかったという。「すごく考えられた作品なんだなと知りました(笑)。撮影前に知りたかったですね。こうやってインタビューに参加する際に、こうしていろいろ知ることが多いです」と語っている。監督としては、撮影前に特定のイメージを与えたくなかったという思いがあったようだ。兎丸は本作の参加について「リムさんの熱弁を聞いて、すごくワクワクしたんですよ。脚本もないし、『どんな映画になるんだろう』って。“脚本がない”ということに魅力も感じましたし、さまざまな国の方が出演されるということにも魅力を感じましたね」と続けている。また、リム監督作品ならでは秘密もここで明かしている。 |
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『COME & GO カム・アンド・ゴー』11/19(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 https://www.reallylikefilms.com/comeandgo あらすじ |
出演: リー・カーション リエン・ ビン・ファット J・C・チー モウサム・グルン ナン・トレイシー ゴウジー イ・グァンス デイヴィッド・シウ 千原せいじ 渡辺真起子 兎丸愛美 桂雀々 尚玄 望月オーソン
プロデューサー・監督・脚本・編集 : リム・カーワイ エグゼクティブプロデューサー : 毛利英昭 / リム・カーワイ
撮影 : 古屋幸一
録音・整音:松野泉 美術:藤原達昭
音楽:渡邊崇 衣裳:碓井章訓 メイク : 島田幸希 / 富田允貞 ラインプロデューサー : 友長勇介 プロダクションマネージャー : 濱本敏治 助監督 : 神保慶政 / 鳥井雄人
制作会社 : Cinema Drifters LLC 制作協力 : KANSAIPRESS / 株式会社リンクス / Amanto Films
製作 : Cinema Drifters LLC 宣伝 : ムービー・アクト・プロジェクト 宣伝デザイン : 阿部宏史 / RLF イラスト : 西川ちょり 予告編監督 : 秦岳志
[2020年製作/158 分/日本語・英語・韓国語・中国語・ベトナム語・ミャンマー語・ネパール語など /ビスタサイズ/ 5.1ch / DCP・Blu-ray ]
配給 : リアリーライクフィルムズ / Cinema Drifters
www.reallylikefilms.com/comeandgo
©cinemadrifters