特殊詐欺の舞台裏を描いた小島央大監督「Wi-Fiはなくてはならないものだけど、同時に恐ろしいものでもある」『JOINT』トークショー開催普段、我々が気軽に登録している個⼈情報が知らないうちに特殊詐欺のための名簿として売買されている実態をリアルに描いたクライムムービー『JOINT』。名簿売買、暴⼒団、特殊詐欺、ベンチャー投資、外国⼈犯罪組織など、現在進行形の“裏社会”をドキュメントタッチで描く新たなジャパニーズノワールで、大阪アジアン映画祭、ニューヨーク・アジアン映画祭ほかで注目を集めました。
11月20日(土)の劇場公開を約1ヶ月後に控え、昨日10/26(火)、監督・小島央大、主演・山本一賢、ゲストに松崎健夫(映画評論家)をお迎えしての特別トークショーが渋谷ユーロライブにて開催されました。 |
|
今回の企画の成り立ちについて、きっかけはとある飲み会だったという。 「その場にいた人で『映画を作ろうぜ!』と盛り上がり、勢いがついて、気づけば撮影していた感じです。その中にたまたま山本もいたんです」と監督が明かせば、 主演の山本は、監督の第一印象について、開口一番「見たことあるな、こいつ」と一言。「以前僕が受けたオーディションで(監督から)落とされていて。監督を前に『お前、俺のこと落としただろう?』と突っ込みました」とコメント。 司会の松崎から「日本のインディーズ映画は、半径数メートルの出来事を描いた作品が多く、“犯罪映画”というジャンルはほとんどない。そんな中で犯罪映画のジャンルに挑戦した『JOINT』は、半径数メートルではない“社会”を描いた作品」と評論されると、小島監督は「もともとマーティン・スコセッシやマイケル・マンが手掛けた映画が好きで、犯罪映画のジャンルにとても興味があった。自分がいざ犯罪映画を撮ることになり、どんなメッセージを込めたらいいかを考えたときに、ちょうど当時の自分が“生き方”について迷っていたんです。『JOINT』では犯罪を通して社会性を描きつつ、その中に“生き方を見つける”という身近なメッセージを込めようと思いました」と明かす。 |
|
映画『JOINT』11月20日(土)より、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開 公式: joint-movie.com |
山本一賢
キム・ジンチョル キム・チャンバ
三井啓資 樋口想現 伊藤祐樹 櫻木綾 鐘ヶ江佳太
林田隆志 宇田川かをり 平山久能 二神光 伊藤慶徳
片岸佑太 南部映次 尚玄 渡辺万美
監督:小島央大
エグゼクティブプロデューサー:キム・チャンバ 脚本:HVMR
撮影監督:寺本慎太朗 照明:渡邊大和 録音・整音:五十嵐猛吏 衣装:YK.jr
ヘアメイク:安藤メイ 助監督:長橋隆一郎 ラインプロデューサー:翁長穂花
キャスティング:山本一賢 櫻木綾 録音助手:伊藤ゆきの オンライン編集:橋本悠平
配給:イーチタイム joint-movie.com 2020/日本/カラー/5.1ch /シネスコ ©小島央大/映画JOINT製作委員会