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「街の小さな映画館」企画の第4回このたび塚本晋也監督によるミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」企画の第4回として川越スカラ座の動画が公開となりました。 川越スカラ座は明治38年に寄席として創業した埼玉県で現在営業している映画館のうち最も古い映画館。シアター内は山田洋次監督最新作『キネマの神様』に登場する映画館”テアトル銀幕”のロケ地にもなっている。 公開された動画では、支配人の舟橋一浩氏と番組編成担当の飯島千鶴氏のインタビューに加え、人力車の走る街並みから、劇場を支える大勢の賛助会員の名を記した壁一面の木札、昔の面影そのままの秘密基地のような映写室と情緒あふれるレトロな魅力が堪能できる。 また熊本県天草市の本渡第一映劇との長距離タイアップ割引を無期限で実施している川越スカラ座だが、ロビーに飾られたシネマテークたかさき&高崎電気館、松山シネマルナティック、シネマ尾道の各劇場のオリジナルてぬぐいや、場内に先日惜しまれつつ逝去した秋田 「街の小さな映画館」第4回 川越スカラ座
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塚本晋也監督から川越スカラ座へのコメント川越の蔵造りのわくわくする街並みから少し入ったところに現れる川越スカラ座。長い歴史ある映画館を大事に支え続けているスタッフの方々。うかがうといつも気楽な楽しい雰囲気で迎えてくださいます。街に自然に溶け合うようにたたずむ映画館、いつまでも居続けて欲しいです。映画館めぐりではいつも映写室まで見させていただくのですが、川越スカラ座はまだお願いしていませんでした。今回初めて見させていただき、思っていたとおり、味わいたっぷりでした。 |
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川越スカラ座埼玉県川越市元町1-1-1 小江戸と称される蔵造りの街並みに佇む埼玉県に現存する中で最古の映画館。明治38年(1905年)寄席「一力亭」として開館。「おいで館」「川越演芸館」と名前を変えながら1940年に松竹の封切館「川越松竹館」として映画館に生まれ変わる。1963年に「川越スカラ座」に改名。前支配人が高齢のため2007年に一度閉館するも地元・川越の若者たちで立ち上げたNPO法人プレイグラウンドに経営が引き継がれ、賛助会員を募りわずか3か月後の2007年8月18日に復活。復活時の上映作品は『しゃべれどもしゃべれども』と『魂萌え!』。監督・俳優を招いてのトークを積極的に行うのみならず、劇場独自のユニークなイベント、変わり種の割引企画など、唯一無二の個性的な存在感と地域に根付いたアットホームな雰囲気で多くのファンを持つ。 |


