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新たなプロジェクト『MIRRORLIAR FILMS plus』スタート

もっと、短編映画を日常に。
オムニバス短編映画「MIRRORLIAR FILMS」から派生した全国のミニシアターとクリエイターをつなぐ新たなプロジェクト『MIRRORLIAR FILMS plus』河合優実やカトウシンスケ、松浦祐也ほか若手&実力派俳優も出演阿部進之介プロデューサーのコメントも到着!

「MIRRORLIAR FILMS」日替わりゲストを招いての8日間連日舞台挨拶ウィーク、盛況のうちに終了!

伊藤主税(and pictures)、阿部進之介、山田孝之らが「だれでも映画を撮れる時代」をテーマに、メジャーとインディーズの垣根を越えて映画を作り上げる短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)」。俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャン、一般公募からの選定クリエイター、総勢36名が監督した短編映画をオムニバス形式で4シーズンに分けて公開していくプロジェクトです。

この選定クリエイター枠12作品に選ばれなかった407作品の中から、強烈な個性を放つ作品をラインナップしたのが「MIRRORLIAR FILMS plus」です。年齢・性別・ジャンルも異なる10作品を、1年を通して全国主要都市のミニシアターで上映していきます。
MIRRORLIAR FILMS_PLUS
『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』の河合優実が出演、引きこもりの少年と謎めいた少女の交流を描く『AREA』(監督:関翼)や、カトウシンスケ(『ONODA』『誰かの花』)が出演し、イギリス・アバトワール映画祭にアジアから唯一選出された会話劇『化身』(監督:鈴木龍)、『岬の兄妹』の松浦祐也が、死者に会える森に迷い込んだ主人公を演じる『灯火』(監督:藤森圭太郎)、映像作家として活躍する井手内創監督によるドキュメンタリー『HOLY 光』など、多彩な10作品を厳選いたしました。

映画情報どっとこむ ralph 本作は10月15日(金)よりアップリンク吉祥寺で2週間限定公開ののち、全国のミニシアターを巡回上映します。

短編映画を「もっと」あなたの日常にーーー監督と観客とがより近い距離で「ともに」感動を分かち合い、新しい価値観を「プラス」するプロジェクトがスタートします! 

阿部進之介コメント
(MIRRORLIAR FILMS プロデューサー)
ここに並んでいるのは選ばれなかった作品達だ。でも選ばれた作品達でもある。
価値観は一つではない。
少なくとも”plus”させたのは彼らの作品への情熱だ。
あなたがどう感じるのか教えて欲しい。

Twitter:
@mirrorliar_plus 

映画情報どっとこむ ralph また、「MIRRORLIAR FILMS」は、9月18日から25日までの8日間、各作品の監督、キャストを日替わりゲストに迎え、新宿バルト9で連日舞台を実施しました。

films.mirrorliar.com 

【『MIRRORLIAR FILMS』舞台挨拶詳細】

9月18日(土) 【花田組】花田陵・山中蓮名
9月19日(日) 【選定クリエイター】針生悠司・藤原知之・西遼太郎・仁村紗和・奥村心結
9月20日(祝) 【山下組】山本浩司・山本剛史・水澤紳吾・【安藤組】安藤政信・山田孝之
9月21日(火) 【武組】武正晴・友近/ 【安藤組】森川葵・山田孝之
9月22日(水) 【三吉組】三吉彩花・山口まゆ・相羽咲良(脚本)
9月23日(木) 【西組】西遼太郎・本田響矢・永井理子
9月24日(金) 【枝組】枝優花・吉田美月喜・山田孝之(プロデューサー)
9月25日(土) 【藤原組】藤原知之・奥村心結

伊藤主税(and pictures)、阿部進之介、山田孝之らが立ち上げた短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)」。“変化”をテーマに、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなど総勢36名が監督した短編映画をオムニバス形式で4シーズンに分けて公開します。
9月18日から25日までの8日間、各作品の監督、キャストを日替わりゲストに迎え、新宿バルト9で連日舞台を実施いたしました。

<9月18日>

この日は『INSIDE』から、監督の花田陵、出演の山中蓮名が登壇。
監督初挑戦となった漫画家の花田は「映画はもともと好きだったのですが、撮る側になることは考えたことがなかった。
『INSIDE』は画面一つ一つを際立たせるためにセリフを極⼒無くしました。最後、少女が家の外に出るシーンには、身体は外に出たけれど、心は“INSIDE”から出られていないというメッセージを込めました」。また今回、映像作品に初出演となる山中のキャスティングについては「オーディションで一番、脚本の意図を理解して演技をしていたのが山中さん。
セリフが少ない中、画面映えする顔立ちで、とてもオーラがある。無表情の演技がとても可愛らしかったです」と解説。山中は、「それまでオーディションに受かったことがなかったのですが、今回は手応えがあった。リモートオーディションだったので、画面の中でどう自分が映るかを考えた。撮影中は、監督が書いてくださった絵コンテが分かりやすく、道を作っていただいたので、あとは突き進むのみ︕でした」と監督への信頼を寄せます。そして、9作品の中でのお気に⼊りを聞かれた2人は、それぞれ『Petto』(花田)、『充電人』(山中)を挙げました。
最後に花田監督は「人生で一番続けられているのが漫画。でも映画も楽しかったので、機会があるならもう1回作りた
い」と意欲を見せていました。

<9月19日>

この日は、419作品の中から選ばれた選定クリエイターの西遼太郎(『充電人』)、針生悠司(『B級⽂化遺産』)、藤原知之(『無題』)、そして『無題』出演の仁村紗和・奥村心結が登壇。西監督は「『充電人』は小ネタ満載なので、ビビッときた方はぜひまた観て欲しい。日本の映画の未来を作っていくプロジェクトに参加できたことが奇跡ですし、Season2以降、どんな作品が上映されるのか楽しみ」、針生監督は「ミラーラ
イアーフィルムズの一員になれて嬉しい。このプロジェクトがこの先続いていくことが、僕らのようなクリエイターには“希望”です」。藤原監督はキャスティングの経緯について「(映画監督役の)仁村さんの表情にはクリエイターらしい“意志”を感じた。奥村さんは、わからない単語は自分で調べたりと、子役の括りをこえ“俳優”として存在していた」と述懐していました。

<9月20日>

この日は、『さくら、』から、監督・出演の安藤政信、出演の山田孝之、『無事なる三匹プラスワンコロナ死闘篇』から、出演の山本浩司、山本剛史、水澤紳吾が登壇。
安藤監督は「本当に(山田)孝之と(森川)葵、クルーに感謝しています。公開後、色々と覚悟してネットで感想を調べたんですが、俳優で鍛えられていたので意外と大丈夫だった。ただ、自分は役者としても出ているのに、それについては全く触れられてなくて……(笑)」と苦笑い。それを聞いていた山田は「意外とそういうところ気にするんですね(笑)。でも大丈夫、今日から感想が書かれますよ︕」と絶妙なフォロー。一方、山本浩司は、仕事で⽋席した山下監督が取材などで「山本さんがいなければ監督になっていなかった」と話していることを受けて、「僕もですよ。山下監督とは古くからの付き合いになりますが、監督に会っていなければ俳優になっていないです」と感謝の気持ちを明かしました。

<9月21日>

この日は、『暴れる、女』から武正晴監督と出演の友近、『さくら、』から、出演の森川葵、山田孝之、そしてMIRRORLIAR FILMSの阿部進之介プロデューサーが登壇。武監督は「デビュー作も短編だったし、『暴れる、女』は原点回帰というべき作品。新人のつもりで撮りました」と話し、続きがあることを彷彿させるラストについては「最後には女が街を破壊します」と長編化への構想を明かしました。
友近は「コントでもやっているほど女囚ものが好き。本物の刑務所での撮影はテンションも上がりましたし、大好きな世界観で演じることができて幸せでした」とニッコリ。
森川は「『さくら、』は、世界観をアートとして楽しむことができる作品。私が演じたのは、安藤さんの妻であり、山田さんと関係を持つという設定。私でキャスティング合っているのかな…︖と思いました(笑)」。
山田は「安藤さんには監督に初挑戦してもらい、武監督にとっては15年ぶりの短編制作。そんな貴重な場が作れてよかった」としみじみ。続けて「『さくら、』のテーマは、輪廻転生と因果応報。実は時代が異なるシーンも撮影していたんですが、限られた尺の中で、安藤さんは僕と森川さんの長回しのシーンを残すために、編集時に昔のシーンをバスッと切って。その潔さがすごいと思いましたね」とコメント。
また、Season2以降に監督をすることが発表されている阿部は「僕ら役者は撮られる側の人間ですが、今回監督をしてみて、初めての景色を見ることができた。そこで改めてみんなで映画を作ることが好きだと思えたんです。これから観る方たちの反応が楽しみです」と抱負を明かしました。

<9月22日>

この日は、『inside you』から、三吉彩花監督、出演の山口まゆ、脚本の相羽咲良が登壇。
監督初挑戦となった三吉監督は、脚本公募の結果、相羽桜良の脚本を抜擢。「自分の小さい頃の記憶やいま感じていること、こういう感情を描きたいというキーワードを箇条書きにし、みなさんから脚本を応募しました。相羽さんの脚本は言葉が美しく、真っ直ぐ自分の中に⼊ってきた。日常の捉え方が繊細に描かれていたので即決させていただきました」と振り返り、相羽は「(山口演じる)主人公は”自分には何もない“と思っているが、踊るニケを見て”美しい“と思える感情に気づけたことが、主人公にとっての変化。出来上がった映像は想像を越えてとても美しく、観ながら気分が高揚していました」とコメント。
山口は「9作品いろいろな色がある中で、『inside you』は神秘的で映像が綺麗。自分が出演していることを忘れて観ていた。オーディションの時は、女優の先輩である三吉さんの前での演技に緊張しました」と振り返り、最後に三吉監督は「これからみなさんが悩んだときに思い返して見たくなるような、寄り添えるような作品になったら嬉しい」とメッセージを送りました。

<9月23日>

この日は、『充電人』から、西遼太郎監督、出演の本田響矢、永井理子が登壇。
西監督は本作の着想について「変化というテーマを聞いて、書き溜めていたメモを見返していたら“充電人”という単語を見つけた。おへそからケーブルが生えるという、一見ホラーっぽくなりそうな映画ですが、本田さんと永井さん、若い世代に人気のある2人のおかげで、ホラーになりすぎず、ポップなテイストになりました。主人公が最初にケーブルを見つける描写は、観る人に“明日自分にも起きるんじゃないか”と思って欲しくて、こだわって撮りました」と述懐。そして、キャストからも「コメディは初めて。プレッシャーもありましたが、短編でスタッフも少人数だからこそ、監督とよりコミュニケーションが取れたのが嬉しかったです」(本田)、「CGのシーンは想像がつかない分、目線をどこに持っていったらいいのか悩みながら演じていました」(永井)など、それぞれ撮影秘話が語られました。

<9月24日>

この日は、『Petto』から枝優花監督、出演の吉田美月喜、MIRRORLIAR FILMSの山田孝之プロデューサーが登壇。
驚きのラストについて、枝監督は「小学生の時に幼なじみから“友達”としてホームレスを紹介されたんです。親に言ったら幼なじみとの関係が壊れると思い、ずっと封印していたエピソードをアレンジしました」と吐露。演じる吉田は「どういう感情で立っているべきか悩みましたが、監督からは『そのまま受け止めて』とおっしゃっていただいたのと、そのシーンの横田(真悠)さんがあまりにも美しく、もっと見ていたいなと思ってしまいました」と振り返ります。そして枝監督は「私自身、“制服を着た高校生たちを柔らかい映像で撮る監督”というイメージを持たれているのですが、実際は気持ち悪いものも好きなんです。でも仕事としてそういうものをやっちゃいけない空気にもなっていて。ある種のフラストレーションを抱えていた中で今回のお話をいただいて、流石に急に振り切るのも……ということで、間をとってできたのが『Petto』です」とコメント。
それを聞いていた山田は、枝のような若いクリエイターとの出会いについて聞かれ「僕もまだ30代ですけども」と笑わせつつ、「すごく嬉しいです。自分の中でふつふつと溜まっていたものがある中、こうしてチャンスを掴んで、自由に表現してくれて……と40代後半の気分で喋ってみました(笑)。Season2以降で僕も監督作が控えていますが、好きなことを思う存分やろうと思います」と宣言していました。

<9月25日>

この日は、『無題』から、藤原知之監督、出演の奥村心結が登壇。
監督は、自身の葛藤も反映された脚本について「何かメッセージを込めたというわけではなく、今の自分の悩みを形にした。
訴えかけてくるように見えるかもしれないが、僕が自問自答していることをキャラクターに反映させた。真正面から登場人物を捉えるショットは、大好きな北野武監督の影響を受けているのかもしれないです」と自⼰分析。奥村は、「一つ一つの言葉を辞書で調べながら、ひとりでipadで動画を撮って練習していた。イツキ役の仁村紗和さんは、初めてお仕事でご一緒する女優さん。こうなりたいなと思いながら共演していました」と明かし、監督は「奥村さんは、お稽古ごとの延長線などではなく、自分の意思で芝居をしていた。僕にとって奥村さんとの出会いは大きかった」と感謝を伝えました。

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監督
池田智 井手内創 伊藤祐輝 小原正至 鈴木龍
関翼 田中晴菜 田村悠 藤森圭太郎 前大道豊 (五十音順)

出演
天野眞由美 安楽将士 伊藤祐輝 岩品セリン 遠藤 亮 カトウシンスケ カズサ 河合優実 小谷けい 島本須美 園山敬介  田中一平 永池南津子 長谷川葉生 松浦祐也 三浦獠太 柳谷一成 山形美智子 吉川 遼 吉田 樹 RC TAXI (五十音順)

製作:伊藤主税 関根佑介 阿部進之介 山田孝之 松田一輝 有馬一昭 齋藤 巌 鶴谷武親 大川 勝 角田道明 鈴木貴幸 人見剛史

MIRRORLIAR FILMS プロデューサー:阿部進之介 伊藤主税 山田孝之

プロデューサー: 下京慶子 西原一憲

共同プロデューサー:川原伸一 大田真也 前田利洋 関根佑介 松田一輝 大川 勝 大橋和実 砂本莉沙 髙井美沙

アシスタントプロデューサー:小林令奈 藤本隆宏

配給:and pictures 宣伝:平井万里子 澤口夕夏 松本新菜 宣伝美術:髙村 吉

2021/日本/約110分/カラー/5.1ch /アメリカンビスタ
©2021 MIRRORLIAR FILMS PROJECT 

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