監督:リサ・ジョイxヒュー・ジャックマン2021年9月17日(金)に映画『レミニセンス』を日本公開となります。 今年の6月には21世紀を代表するSF作家ケン・リュウの短編小説「円弧」が原作で“不老不死”をテーマとした『Arc アーク』(21)が公開、来年は『ある男』が公開予定と日本映画界の第一線で活躍している映画監督の一人である石川監督が本作を独自の目線で語った。 |
|
石川慶監督学生向けティーチイン今回で2度目の鑑賞となった石川監督は映画について「2回目観たら色々なことが分かりました。 また本作は水に支配された世界を舞台にしており、石川監督もまた『Arc アーク』、『蜜蜂と遠雷』といった作品で台詞よりもビジュアルを用いた演出が印象的であることをMCから聞かれると「冒頭のオープニングショットを日本でやろうとすると鼻で笑われて実現しないカットなので『良いな』と思いながら観ていました。SFにおける“記憶”と“水”との関連性って、最近は密接に繋がってきているような気がしますね。SFって堅い無機質なものというイメージだったのに、最近はもう少し有機的で柔らかいものに結びついているような気がしているんですよね。“水”と“記憶”の親和性はあると思っていて、たぶん母親の羊水のイメージとして人が原始的なところで持っている記憶と結びつくのかなって思いますね」と劇中印象的に描かれている“水”と“記憶”についてコメント。 そして学生からの質疑応答では“石川監督がノーラン映画を観ているときに何を考えてますか?”という質問に対して、「ノーラン映画って本当に難しいんですよね。ついていくので精一杯で。『TENET テネット』は途中で考察している間がなかったですね。自分は元々物理が好きで、多次元宇宙って科学的にあり得て、SFとして面白いので、いつかチャレンジしたいなって思う分野なんです。でも、どうにもこうにもストーリーにならないんですよ。けど、そこをちゃんとキャラクターを動かしながらストーリーにして、最後エモーショナルに仕上げるお手並みが鮮やかだなって思いながら観ていますね」と映画監督であるからこその視点で回答。最後に石川監督は「SFっていうものって昔は遠い世界の話をするのが定義だったけど、今は現実が追いつき始めていて、SFってもう未来の話じゃないんだなというのをこの映画を観て感じましたね」と挨拶しイベントを締めくくった。 |
|
映画『レミニセンス』9月17日(金)劇場公開/IMAX 同時公開
共演は、『グレイテスト・ショーマン』でヒューと共演したレベッカ・ファーガソン、「ウエストワールド」のタンディ・ニュートンら豪華キャストが集結した。監督は「ゲーム・オブ・スローンズ」の視聴者数を抜き全米を騒然とさせた「ウエストワールド」のリサ・ジョイ。記憶に隠されたトリックにダマされる、新感覚体験に潜入せよ! |
出演:ヒュー・ジャックマン(『グレイテスト・ショーマン』『ローガン』『レ・ミゼラブル』)レベッカ・ファーガソン( 『グレイテスト・ショーマン』『 『ミッション・インポッシブル』シリーズ)、
タンディ・ニュートン(「ウエストワールド」)、ダニエル・ウー(『トゥームレイダー ファースト・ミッション』)
製作:ジョナサン・ノーラン (『メメント』原案、『インターステラー 』脚本)、リサ・ジョイ
監督:リサ・ジョイ(HBOドラマ「ウエストワールド」プロデューサー)
© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
Full Legal Line:IMAX is a registered trademark of IMAX Corporation.