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ロバート・パティンソン&ウィレム・デフォー、初競演!

絶海の孤島で灯台守たちが見たものは?“恐ろしくも美しい、A24が放つ傑作スリラー”

『ムーンライト』『ミッドサマー』など次々に斬新で良質な作品を生み出し続け、最も勢いのある制作・配給会社A24が製作、2020年のアカデミー賞撮影賞ノミネートほか世界中の映画賞を席巻した傑作『ライトハウス』。

謎めいた孤島にやって来た“2人の灯台守”たちが外界から遮断され、徐々に狂気と幻想に侵されていく――人間の極限状態を恐ろしくも美しい映像で描いた本作。北米ではA24の配給で公開され、わずか8スクリーンでスタートしたミニシアター系の映画としては異例の興行収入1,000万ドル以上の大ヒット!

『ライトハウス』ロバート・エガース監督が“七夕プレミア上映会”に、オンライン登壇

日本公開は7月9日(金)となりますが、この度、ロバート・エガース監督が、自身の38歳の誕生日でもある七夕“7/7(水)”にオンライン登壇しプレミア試写会が行われました。
『ライトハウス』監督が七夕プレミア上映会に、オンライン登壇
日時:7/7(水)
会場:渋谷ホワイトシネクイント
オンライン登壇者: ロバート・エガース監督

映画情報どっとこむ ralph ロバート・エガース監督のオンライン登壇は、満席となった108名の観客の熱気とともにスタート!

「今日は劇場にお越し頂いてありがとうございます。満席ということで非常に嬉しく思っています。みなさんご覧いただいてどうでしたでしょうか?待ったかいがあったと思って頂けると嬉しいのですが・・」

と少し緊張気味の監督の挨拶のあと、事前にSNSで一般の方達から募集された質問に監督がその場でひとつづつ答えていく、という形式で始まった。
『ライトハウス』監督が七夕プレミア上映会に、オンライン登壇

「監督から見たウィレム・デフォーとロバート・パティンソンの魅力はどんなところなのか?また何か印象的に残っている撮影秘話があったら教えてください」という質問に対しては、

「彼らは恐れを知らず、どんな状況でも完全にコミットしてくれた」

と感謝し、デフォーが演じた“熟練の灯台守”、そしてパティンソンが演じた“元木こりの新米灯台守”というある種な独特な言葉遣いや雰囲気が必要な人物像に対して

「2人はまるで競争のように身につけ、最初はなかなか習得できなかったパティンソンも最終的にはパーフェクトにマスター」

クルーから絶賛されたことを明かした。

ほか「作中では極限状態になった2人が追い詰められていく様が巧みに描かれていますが、その独特のセリフや構造などはどのように思いつかれたのでしょうか?」という問いには

過去自身がNYのインディーシーンで作品を撮っていたときの過酷な労働環境「仲が良くないクルーと同じ部屋を何週間、あるいは何ヶ月もシェアしなければならない、という経験」を元に、さらにそこから「“悪い方向に想像力を働かせていった」

と監督ならではの手法を語った。

そして「ここを撮影できてよかったというシーンはありますか?」という質問に対しては

「パティンソンが人魚を見つけるシーンがあるんですが、その撮影はすごくストレスが多かったんですよね」と振り返り、「本作の撮影地のノバスコシアの潮流がとても早いんです。だから、人魚役の女優をストレッチャーに載せて移動させるのですが、人魚のコスチュームっていうのが非常に重くて。そして、女優自身で歩けないので、ストレッチャーで移動させるのですけど、彼女を撮影場所に配置して、その後カメラをセットアップしてそれで何テイクも撮っているわけなんです。でも潮が早いのでどんどんどんどん波が近づいてきてしまう。だから慌ててまた彼女を動かして。。っていう、非常にストレスが多かったシーンなのですがどうにか撮れました」

と実際の悪天候と風土をあえて利用した撮影だった事による過酷な撮影の裏話を明かした。

最後「現在世界の状況によりご自宅にいることが増えたと思うのですが、どのように過ごされていましたか?」という質問に対しては

「私には趣味がないので仕事をしているのですが(笑)、映画に能動的に関わっていない時は読書をしたり映画を見たり音楽を聞いたり、また映画につながることをしています」

と答えた後、2歳になる自身の息子のおもちゃをこっそり

「息子が寝た後に組み立ててみて遊んだりしてたこともある」

とお茶目な一面も明かした。

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『ライトハウス』

原題:The Lighthouse
7月9日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

公式HP:
transformer.co.jp/m/thelighthouse/

Twitter:
@TheLighthouseJP

1801年にイギリス・ウェールズで実際に起きた事件がベースになっている本作。
より人間の感情を際立たせることのできるモノクロームの映像や、サイレント映画からトーキーへの移行期に隆盛した正方形に近い画面サイズにこだわったことで“シネマティックな映像美”も実現。

そのこだわりと美しさによってアカデミー賞撮影賞にノミネートされるなど世界的評価も獲得、緊迫感を増大させるこだわり抜いた音響も評判を呼び、カンヌ国際映画祭監督週間でのプレミア上映では大喝采で迎え入れられました。

やがて嵐が訪れ、二人きりの孤独な世界に取り残さたとき、おぞましくも美しい狂気の扉が開いていく――。
『ライトハウス』ウィレム・デフォーロバート・パティンソン
劇中、ほぼパティンソンとウィレム・デフォーの2人しか登場しないことでも話題の本作。

“絶海の孤島”という極度の緊張感が強いられる空間の中、互いの魂をぶつけ合うような鬼気迫るやり取りを繰り広げる彼らの壮絶な演技合戦は数多くの映画祭で大絶賛! 

狂気に取り憑かれた男達の恐怖や愛憎を描き出し、スリリングで謎めいていながらも人間の本質に迫るような、凄みを持った物語に観客は魅了されること必須です!
『ライトハウス』

STORY
1890年代、ニューイングランドの孤島に二人の灯台守がやって来る。
彼らにはこれから四週間に渡って、灯台と島の管理を行う仕事が任されていた。

だが、年かさのベテラン、トーマス・ウェイク(ウィレム・デフォー)と未経験の若者イーフレイム・ウィンズロー(ロバート・パティンソン)は、そりが合わずに初日から衝突を繰り返す。険悪な雰囲気の中、やってきた嵐のせいで二人は島に閉じ込められてしまう……。

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監督:ロバート・エガース『ウィッチ』
脚本:ロバート・エガース/マックス・エガース 
撮影:ジェアリン・ブラシュケ『ウィッチ』
製作:A24 

出演:ウィレム・デフォー『永遠の門 ゴッホの見た未来』、ロバート・パティンソン『TENETテネット』

2019年/アメリカ/英語/1:1.19/モノクロ/109分/5.1ch/日本語字幕:松浦美奈
提供:トランスフォーマー、Filmarks
配給・宣伝:トランスフォーマー 
(C)2019 A24 Films LLC. All Rights Reserved.

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