脱北者や元看守らの証言をもとに北朝鮮強制収容所の内情を描きつつ、過酷な環境下で家族とその仲間たちが生き抜く姿を3Dアニメーションで描いた衝撃の感動作『トゥルーノース』が、6月4日(金)より全国公開。 各国の映画祭で話題となり、レオナルド・ディカプリオも激賞したドキュメンタリー映画『happy – しあわせを探すあなたへ』(12)のプロデューサーを務めた清水ハン栄治の初監督作品で、実際に収容体験をもつ脱北者や元看守などにインタビューを行い10年もの歳月をかけて作り上げた本作。 そして、公開記念として6月18日(金)に丸の内東映②にて、『トゥルーノース』清水ハン栄治監督と西野亮廣(『映画 えんとつ町のプペル』製作総指揮・原作・脚本)登壇のトークイベント付き『トゥルーノース』上映会を実施しました! |
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『トゥルーノース』清水監督×『映えんとつ町のプペル』西野亮廣幅広い世代の観客が会場につめかけ、上映後の熱気冷めやらぬまま、清水ハン栄治監督と西野亮廣さんが大きな拍手に迎えられ登場しトークイベントがスタート。 続いて清水監督から「西野さんと以前お話したときに、映画だけでなく、映画プラスアルファのことを考えている、と伺いました。僕の場合は映画とアクティビズムをつなげていこうと考えているんです」と投げかけられると、西野さんは「作品を生むだけでなく、育てる、熟成させることが大切だと思っています。例えば「ドラゴンボール」も「ポケモン」もアニメからでなく、ゲームから入った世代もいる。作品だけでなくサービスに落とし込むこと、それが作品における子育てのようなものかなと。でないと忘れられてしまう。知る人ぞ知る、という形になってしまうより、自分たちが作った作品をどうサービスに落とし込んでいくかが、非常に重要だと思うんです」とコメント。 また『映画 えんとつ町のプペル』は6月14~19日に開催予定の「アヌシー国際アニメーション映画祭2021」の長編映画コンペティション部門「L’officielle」にノミネートされ、その結果発表を数日後に控える。清水監督から「僕たちの共通点というと、共に初挑戦でアニメ界の世界最高峰・アヌシー国際アニメーション映画祭に自身の作がノミネートされたことですよね。ある意味、門外漢な二人ですが、作品が海外で受け入れられ、また映画単体で終わらせないということも共通していますね。西野さんは海外展開に関してはどうお考えですか?」と尋ねられた西野さんは、「これまでは一般的に、例えば人口が少なく国内マーケットが小さいために、外に向かう努力をしていた韓国とは違って、日本は国内でヒットしていればある程度食っていけるし、国内向けに作れば良いと思われていた。でもいよいよ逃げ切れないよね、と思っていて。というのも、僕が今テレビをつけるとすると、選択肢として地上波、Netflix、Amazonプライム、ディズニープラス、という4択がある。そこで例えば「愛の不時着」のような韓国ドラマは、どこかのTV局が作ったドラマなどと同じ商品棚に並んでいるわけです。しかもかなりの制作費がかかっている。そういう制作費もかかりグローバルなコンテンツを一回みてしまうと、もう後には戻れないというか。やはり世界を狙わずに生き残る道はないんじゃないか、と考えたりします」と西野さん。 |
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『トゥルーノース』www.true-north.jp |
監督・脚本・プロデューサー:清水ハン栄治(「happy – しあわせを探すあなたへ」プロデューサー)
制作総指揮: ハン・ソンゴン
制作: アンドレイ・プラタマ
音楽:マシュー・ワイルダー
声の出演:ジョエル・サットン
マイケル・ササキ ブランディン・ステニス エミリー・ヘレス
配給:東映ビデオ
【94分 カラー 英語 日本語字幕 2020年日本/インドネシア】
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