映画情報どっとこむ ralph 海外で長編映画を製作してきた今関あきよし監督(『ライカ』『恋恋豆花』)が、国内で見つけた宝石箱の様なロケーション、岩手県釜石市。復興半ばの釜石を、「人情喜劇映画」で応援したい!うまい釜石ラーメンをちょっと有名にしたい!
『喜劇 釜石ラーメン物語』今関監督

今関あきよし監督「喜劇 釜石ラーメン物語」クラウドファンディング開始

そんな今関あきよし監督が、復興10年目の釜石を元気にする映画「喜劇 釜石ラーメン物語」製作支援をMOTION GALLERYにて行います。

コロナ禍の影響で資金も思った様に調達できていないのが現状だそうです。
製作費の不足分をこのプロジェクトで補いたいとのことです。
是非ともご支援よろしくお願いします!
motion-gallery.net/projects/kamaishi-ramen

ストーリー
 山と海に囲まれた岩手県釜石市。ラーメン店「小川食堂」。地味に営業を続けている町中華だ。東日本大震災前は母から店を受け継いだ伊藤正恵が守っていたが、津波で正恵が行方不明になってからは、夫の剛志(55)が一人で切り盛りしている。だが、最近は体調が思わしくなく、次女の仲良(なかよし・21)が店を手伝うようになっていた。 そんなある日、結婚して花巻市に移り住んでいた長女の正実(31)が突然帰ってくる。ここ数年、正月にも帰って来なかった正実の帰省に、剛志も仲良も驚く。正実は帰ってきて早々、厨房に立つ仲良に文句を言い始める。母がいた頃「小川食堂」はラーメンだけで勝負をしていたが、仲良は店の売り上げを伸ばすために新メニューを出していた。常連客・畠山常吉(70)が、ラーメンをなぜか半分残すことも不満だ。母の味への冒涜だ!と激怒する姉・正実と、数年ぶりに帰ってきて無責任なことを言うなと反発する妹・仲良。昔から、よくケンカする姉妹だった。
 帰ってきたものの、正実は店を手伝うわけでもなく、酒ばかり飲んで小言を言うだけだった。そんな姉の言動に、仲良のストレスは日に日に溜まっていく。何とか店を続けていこうと努力している自分に対し、「店を畳む選択肢はないのか?」と言い放ったことも許せなかった。
 しかし、店を残したい剛志が店を託したいと思っていたのは実は正実だった。かつて正実が店を手伝っていた時、正恵の繊細な味を継げるのは正実しかいないと確信したことがあった。自分の力に限界を感じていた剛志は、思い切ってそのことを正実に告げる。だが、正実は首を縦に振らなかった。たまたまその会話を聞いてしまった仲良も複雑な思いだった。
 姉妹のイライラが激しく衝突した日、剛志がついに倒れてしまい。しばらく入院することとなる。その知らせを聞いて、町の人たちが入れ代わり立ち代わり見舞いに訪れる。この時、正実は「小川食堂」が町の人たちにとって『大切な場所』だったことを知る。 そんな中、フォロワー数500万人の人気YouTuber・マリリン(25)が店に現れる。マリリンは東北ご当地ラーメンベスト10という企画をやっており、岩手のご当地ラーメンとして「小川食堂」のラーメンを取り上げたいと言う。この店のラーメンは“映えない”からトッピングを増やして欲しいなどと勝手な注文をつけるマリリン。その身勝手さにブチ切れた正実は「おまえらに最高の一杯を食わせてやる!」と啖呵を切ってしまう。こうして、姉妹は父の手を借りずに、二人だけで最高の一杯を作るべく奮闘し始めるのだった…!

釜石応援映画プロジェクト!!

プロジェクト実現までの予定
2021年  8月メインキャスト決定
2021年 10月撮影
2022年  4月完成
2022年 4~6月完成披露試写
2022年  8月釜石先行上映
2022年 9~10月全国順次上映

キャスティングの最新情報や製作スケジュールの最新情報は下記のリンク先で随時アップします。
釜石の観光情報などもたまに・・。

FaceBook:
https://www.facebook.com/kamaishiramen/
ホームページ:
http://www.kamaishi-ramen.com
『喜劇 釜石ラーメン物語』

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特典について

①サンキューメール
映画スタッフから、感謝のメールを送ります。

②今関監督の動画メッセージを受け取る
撮影終了直後の監督からのメッセージ動画を受け取れます。

③釜石特産品
釜石の特産品(生もの以外)をこちらで選んで直送します。

④インスタント釜石ラーメン
釜石ラーメン食べ比べセット。
https://hamayuri.net/?pid=155337181

⑤今関監督&スタッフとリモート対談
試写会場やイベントなどで、監督、カメラマン、脚本家にインタビューできる。

⑥サイン入り製本台本
監督、キャストのサイン入り台本をプレゼント

⑦エンドクレジット
エンドクレジットに名前を入れます!

⑧試写会招待券
内覧試写会、完成披露試写会、に招待します

⑨前売り券プレゼント
劇場公開時の全国共通前売り券を2枚。

⑩S#1プレゼント
完成した「喜劇 釜石ラーメン物語」のファーストシーンを公開前に動画で送ります。

⑪劇中使用どんぶりをプレゼント
映画の中で使用しているラーメン屋のどんぶりお送りします。

⑬映画オリジナルT-シャツ
ヤマサキタツヤさんのイメージイラストを入れたオリジナルT-シャツをプレゼント

⑭ロケ弁をおごる
撮影は岩手県釜石市で行われます。釜石市内の飲食店で撮影時のお弁当・食事を発注することになり、コロナ禍にある県内の飲食店支援にもつながります。
スタッフよりお礼のメッセージが届きます。

⑮差入れを送れる
撮影中の現場にはお菓子や夏なら冷たい食べ物などがあるとキャストスタッフに喜ばれます。
お礼の動画メッセージが届きます。

⑯CM監督依頼(企業様向け)
今関監督にCMの撮影依頼が出来ます。釜石市以外の企業様でももちろんOKです。製作費、監督演出費は含まれません。

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『喜劇 釜石ラーメン物語』の始まり&コメント

 

監督:今関あきよし

僕が最初に釜石へ行ったのは2014年。まだ東日本大震災の津波の被害が街中に多く残っていた。そして、2021年の今までに毎年通い続けて、その復興の変化を見続けて来た。多くの友人知人も増え、前向きな方、未だに身内が見つからず、どこかで生きていると強く訴える方、皆、未来を見る努力はするものの、過去への無念な想いに引きずられて、身動きできない方も….。いろいろな角度から映画という手段でほんの少しでも元気に出来ないものかと試行錯誤し続けてきた7年間だった。そんな中、いつも釜石へ行くと食べているものがあったことに気がつく。釜石ラーメンだ。釜石の方は単に「ラーメン」として普通に食べている。 311以降、津波被害の大きかった「釜石」という名が広がり、同時に「ラーメン」として普通に地元の人に親しまれていた「釜石」ラーメンが、多少なりとも認知し始めた。コロナ禍の中、やっと僕は映画の方向がはっきり見えてきた。小さな町の中の小さな中華食堂「小川食堂」の家族のドタバタ家族ドラマを前向きに描こう。あえて「喜劇」としてワイワイガヤガヤ描こう。田舎町の「寅さん」のようなタッチで、都心では失われつつある人情劇を、昭和を回顧するのではなく、昭和のうざったい温かさを、この釜石の町で映画にしてみよう!と決めた。映画が釜石の町で公開され、全国で公開され、釜石を日本をちょいとだけでも元気にしたい!

撮影担当:三本木久城(さんぼんぎ ひさき)
1970年生まれ。学生時代からインディーズ映画作りに没頭。 今関あきよし監督、太田隆文監督作品などに携わり、「この空の花 – 長岡花火物語」から大林宣彦監督作品に参加。その後「野のなななのか」、「花筐/HANAGATAMI」、「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」(2020年)で撮影・編集を担当。主な撮影参加作品 2004年「カリーナの林檎 チェルノブイリの森」(今関あきよし監督) 2006年「memo」(佐藤二朗監督) 2007年「アイランドタイムズ」(深川栄洋監督) 2012年「この空の花 – 長岡花火物語」(大林宣彦監督 ※撮影B班) 2014年「野のなななのか」(大林宣彦監督) 2015年「忌野清志郎 トランジスタ・ラジオ」(戸田幸宏監督) 2017年「花筐/HANAGATAMI」(大林宣彦監督) 2017年「LAIKA/ライカ」(今関あきよし監督) 2018年「明日にかける橋」(太田隆文監督) 2020年「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」(大林宣彦監督)

釜石の未来へ  釜石応援ふるさと大使:石森 寛

 女優・富田靖子のデビュー作でもある『アイコ十六歳』、原発事故を題材にした『カリーナの林檎~チェルノブイリの森~』など、これまで話題となる映画の数々を撮ってきた今関あきよし監督。その彼が、釜石で映画を撮りたいと言っていると聞いた。しかも、主題となるのが、釜石ラーメンだということであった。

釜石に生まれ、釜石を愛し、「釜石ラーメンに勝るラーメンはない!」と公言してきた者としては、聞き捨てならないビッグニュースだった。監督に会って話を聞くと、本人の口から熱く語られるのは、釜石という土地への愛情と釜石ラーメンに対する思いの数々。ただただ、感服するばかりで「これは全力を挙げて応援しない訳にはいかない」と心に誓った次第である。

早速、監督と脚本家のいしかわ彰氏とプロデューサーの伊藤直克氏を伴って、釜石市役所を訪ね、市長に会って話を聞いて貰った。ラグビーワールドカップが終わった今、次はラーメンで町おこしができるのではないかということで、興味を示してくれた。結果として、市の公認も頂き、全面的にバックアップして貰えることとなったのである。

釜石には、幾度となく災害に見舞われてきた悲しい過去がある。しかし、それに屈することなく、粘り強く立ち上がってきた歴史がある。あの東日本大震災から10年が経った今、この映画がこれからも前を向いて歩み続ける被災地の方々に、勇気と希望を与えてくれることを期待している。いや、被災地のみならず、コロナ禍の中で悲しみ、苦しんでいる全ての人々の心に届くような映画になることを願ってやまない。釜石ラーメンの特徴である細く縮れた麺、透き通ってさっぱりしているが実に味わい深くコクがあるスープ。たかがラーメンと侮るなかれ。その一杯のどんぶりの中には、沢山の愛情と限りなき夢と希望が詰まっているのである。監督は、「寅さん的な、笑ってホロっときて、元気になれる映画にしたい」と語っている。釜石という土地と長年ここで愛されてきたラーメンの持つ魅力は、きっとその期待に答えてくれるに違いない。これまで市のキャッチフレーズは、「鉄と魚とラグビーのまち釜石」だった。しかし、この映画が完成することで、「鉄と魚とラグビーとラーメンのまち釜石」に変わることを密かに夢想している今日この頃である。

釜石に物語りを プロデューサー 伊藤直克

 2011年に知り合いのプロデューサーに誘われて岩手県花巻市で映画を撮影した。震災の年の夏だった。北上川近辺での撮影が終わった秋、山を越えて海を見に行った。沿岸にはまだ瓦礫が残り、復興などはまだ始まってもいない。海も山も深刻な表情をしている、そんな感じがした。
その映画ができあがった翌年、花巻観光協会の方にこう言われた。
「今度は花巻と、釜石をつなぐストーリーを考えてもらえないか。」
理由はこうだ。盛岡と釜石を結ぶJR釜石線に“銀河鉄道”を模した観光機関車を走らせたのだが、乗客が終点の釜石まで行かないのだという。観光資源のある遠野で殆どの客が降りてしまうと言うのだ。花巻には宮沢賢治さんが残した物語があり、遠野にも旅人の心を遊ばせる物語がある。釜石にも物語を作れ。そういう意図なのだろうと思った。これは荷が重い。宮沢賢治と柳田国男と並ぶなんて。「映画の力でなんとか」と言われたが、岩手は他県と比べて映画館が少ない。映画の街と言われた盛岡の映画館通りも、劇場数は半減している。ご当地映画が作りづらいのだ。前作でも苦労した。だが要求は復興の助けになる物語だ。
 企画探しのため、とにかく釜石を歩いてみた。『鉄と魚とラグビーのまち釜石』と駅前に掲げられている。なるほど観光資源に乏しい。歩いても歩いても「鉄と魚とラグビー」しか見つからない。
 しかし面白いことに気がついた。だれもがみんな陽気で話し好きで親しみやすいのだ。一眼レフもって歩いてると話しかけられる。そのまま10分でも20分でも話す。夕暮れ時に、人だか妖怪だか判らないから「おばんです」って話しかける、アレとは違う。飲み屋でも、おそるおそる隣に座った人に話しかけると。あっという間に、というか最初から垣根がない。市井の人に取材するには苦労のない街だ。釜石には大きな鉄工所「新日鉄釜石」が有って、数十年前、多いときは人口9万を超えたという。山に挟まれた狭い谷に、折り重なる様に人が住んでたらしい。今はもう人口は1/3になっているが人の距離感の近さは変わらない。昭和生まれにはとても懐かしい。のんびりとした雰囲気はもう東京の下町にもないかもしれない。そんな風に呑んでて、思い出した。逆境にめげない監督。少人数でチェリノブイリに行って映画作ってきた監督。そして垣根がなくてよく話す監督。彼なら釜石を良く捉えてくれるのじゃないかと。もしかすると、サラッと宮沢賢治と柳田国男に並ぶ物語を作るかもしれない。今関監督はすぐに釜石を気に入った。そしてどんどん協力者が現れてきた。私は釜石で別の企画のお手伝いもしたが、それに係わった方々も、当たり前の様に、協力してくれる。そして、あっという間に、野田市長に挨拶しに行くことになった。釜石の人たちは皆ラガーマンの様に熱い。
 さて、この映画、釜石ラーメン屋を舞台に人情喜劇を作って釜石に何をもたらすのか?心細くなった岩手の映画産業に刺激を与える?新しい映画の製作方法に挑む?配給も新しい方式で?ハイそれもやります。でも1番の願いは、映画見た人が釜石にラーメン食べに来て、2~3日宿泊してだらだらと釜石を愉しんで貰いたいのだ。市内に33軒ある釜石ラーメン屋を食べ歩いてほしい。ちょっとずつ違う33件の釜石ラーメンを食べ比べるのは新しい楽しみだ。釜石の人にもそれぞれ“推し麺”があって、ラーメン談義にはいつでも花が咲く。映画を口実に、そんな楽しみを提供したい。そして、知らない客が一杯来て、ラーメン屋の親父が驚く顔が見たい。そういう「釜石ラーメン物語」を描きたい。

『喜劇 釜石ラーメン物語』への協力を約束してくれた野田市長と今関監督。

釜石には独特のラーメン文化が有り、釜石ラーメンを出す店が33軒もある。
昔、24時間仕業していた製鉄所に働く人々に、待たせることなくラーメンを出したいと、ゆで時間が短い極細麺になったという。スープもこくは有るがあっさりの淡麗スープ、もう一杯食べたくさせる魅力有るラーメンは、仕事の合間にさっと食べられる様に。気遣いから生まれた独特な釜石ラーメンは、33軒の飲食店が個性を競っている。
https://en-trance.jp/gourumet/noodles
『喜劇 釜石ラーメン物語』野田釜石市長_今関監督

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