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“苦闘“としての”映画“ 原一男と、小林佐智子の映画全作品群上映へ

原一男監督の疾走プロダクション50周年記念
今年、2021年で原一男監督、小林佐智子プロデューサーによって設立された疾走プロダクションが50周年をむかえます。
原一男監督の疾走プロダクション50周年記念
原一男監督は日本におけるドキュメンタリー映画作家として影響力のある第一人者です。小林佐智子は彼の作品のプロデユーサーであり、共同で映画を製作し、原監督のパートナーでもあります。時代の寵児たる人々を対象に作られた彼らの映画の数々は、人間の複雑で計り知れない根底の有り様を深く追求している作品であり、世界でその評価は高く知れ渡っています。特にその中でも、最も知られた作品の『ゆきゆきて、神軍』では、第二次世界大戦の戦争犯罪を背負った奥崎健三の向こう見ずな人生をとことんまで描き、ある戦争犯罪を暴いてゆく作品であります。原、小林両氏は、庶民と権力者の挟間にある困難な状況、苦闘をドキュメントしてゆくことに人生を掲げて来ました。その疾走プロダクション50周年に敬意を捧げ、ジャパンソサイアテイでは1972年製作の『さようなら、C P』から、最新作『水俣曼荼羅』(年内公開予定)までの原一男、小林佐智子の全作品をオンラインで上映されることになりました。上映される機会の少ない、唯一の劇映画の『またの日の知華』など、原一男監督作品が網羅された特別な機会です。尚、ジャパンソサイアテイのこの企画プログラムは、ジャヌスフィルムと疾走プロダクションの協力のもと提供させて頂いております。

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Cinema as Struggle: The Films of Kazuo Hara & Sachiko Kobayashi

(“苦闘“としての”映画“:原一男と、小林佐智子の映画全作品群)
期日:6月4日から7月2日
公式サイト:こちら

【上映作品】
さようならCP (1972年)
極私的エロス・恋歌1974 (1974年) -トノンレバン独立国際映画祭グランプリ受賞
ゆきゆきて、神軍 (1987年) -日本映画監督協会新人賞、ベルリン映画祭カリガリ映画賞、シネマ ドゥ リール(パリ国際ドキュメンタリー映画祭)・グランプリ、報知映画賞優秀監督賞、等受賞
全身小説家 (1994年) -キネマ旬報ベストテン1位・日本映画監督賞、毎日映画コンクール日本映画大賞、山路ふみ子文化財団特別賞、等受賞
またの日の知華 (2004年) -初の非ドキュメンタリー映画
ニッポン国VS泉南石綿村- (2017年) 釜山国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞
れいわ一揆 (2019年) 毎日映画コンクールドキュメンタリー映画賞
水俣曼荼羅(2021年公開予定)原一男監督の疾走プロダクション50周年記念原一男監督の疾走プロダクション50周年記念

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