映画情報どっとこむ ralph 佐古忠彦監督が、知られざる沖縄戦中史に挑んだ最新作『生きろ 島田叡-戦中最後の沖縄県知事』が、本日3月6日(土)沖縄:桜坂劇場にて先行公開され、前2作に続く大ヒットスタートを切りました。

那覇・桜坂劇場では、初回11時20分の開演2時間半前から行列が出来始めました。コロナ感染対策で定員を半分の160席にしていましたが、開演30分前には満席に。続く2回目14時40分の上映も満席で、整理券を受け取れなかった人が残念そうに次々と劇場を後にするという、連続満席の大ヒットスタートとなりました。

佐古忠彦監督『生きろ 島田叡-戦中最後の沖縄県知事』各回上映後に舞台挨拶


3月9日:全ての回の上映後に舞台挨拶
登壇:佐古忠彦監督

映画情報どっとこむ ralph 2月末には沖縄に入り、現地マスコミの取材を精力的にこなしていた佐古監督は、初日すべての回の上映後に舞台あいさつに立ち、『コロナ感染もあり、初日にどのくらいの方に来ていただけるか、沖縄の方にどう響くのか、とても気になって昨夜はよく眠れなかった。でも、上映後に起こった拍手を聞いて、この映画を作ってよかったと思いました。戦時中の沖縄で何が起こったのかを描いていますが、今にも続く話でもあるし、国の在り方を問うテーマでもあって、本土の多くの人にも見ていただいて、いろんなことを感じてほしいです』と語りました。
『生きろ 島田叡』桜坂劇場舞台挨拶

観客層は50代、60代の男女が中心で、中には親子連れや、学生の姿もありました。映画を見た人は、「佐古監督の積み上げていく語り口に圧倒されました」「今までよく知らなかった島田叡という人の人生が、ズシンとくる感じで伝わってきた。リーダーのメッセージ、言葉がとても重いものだということを改めて思いました」「小椋佳さんの歌が映画のテーマに合っていて、胸に響きました」などの感想を話していました。

上映劇場の桜坂劇場の関係者は、「カメジローの時を久々に思い出すようなお客様の熱気を感じました。コロナ禍に入って以降、お客様にいらっしゃっていただくことがなかなか難しい中、またこのように沢山のお客様にご来場いただけて感動しています。スタッフも久々に沢山のお客様に出会え、生き生きと働いています。少なくとも5月までは上映を続け、一人でも多くの沖縄県民にみてほしいと思います」と語っていました。

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『生きろ 島田叡-戦中最後の沖縄県知事』

沖縄 桜坂劇場にて大ヒット上映中!
この作品は、引き続き3月20日(土)から渋谷・ユーロスペースにて上映開始。以降全国で順次公開されます。

アジア太平洋戦争末期。すでに日本の敗色濃厚だった1945年1月31日、一人の男が沖縄の地を踏んだ。戦中最後の沖縄県知事となった島田叡(しまだ・あきら)である。知事着任と同時に島田はさまざまな施策を断行。米軍が沖縄本島に上陸した後は、壕(自然洞窟)を移動しながら行政を続けた。だが、戦況の悪化に伴い、大勢の県民が戦闘に巻き込まれ、日々命を落としていく。また、島田自身も理不尽極まりない軍部からの要求と、行政官としての住民第一主義という信念の板挟みになり、苦渋の選択を迫られる―。

〇公式サイト:
ikiro.arc-films.co.jp

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監督:佐古忠彦

語り:山根基世 津嘉山正種 佐々木蔵之介 
主題歌『生きろ』小椋佳(アルバム『もういいかい』(ユニバーサルミュージック)収録曲) 
【2021年 日本/日本語 カラー(一部モノクロ)ビスタ/5.1ch/118分】
●製作 映画「生きろ 島田叡」製作委員会
●配給 アーク・フィルムズ  
ⓒ2021 映画『生きろ 島田叡』製作委員会

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