この度、10月16日(金)より新宿ピカデリー他にて全国公開する、蒼井優の主演最新作であり、黒沢清監督が、メガホンをとった映画『スパイの妻』が、9月2日(現地時間)よりイタリアで開催されている第77回ヴェネチア国際映画祭で、銀獅子賞(監督賞)を受賞いたしました! ヴェネチア国際映画祭は、カンヌ・ベルリンと並ぶ世界三大映画祭のひとつであり、世界最古と呼ばれる歴史深い映画祭。そのメインであるコンペティション部門に、唯一の日本映画として選出された本作。9/9(水)22:00(現地時間)のワールドプレミアは早々に完売となり、世界の黒沢ファンが駆けつけ、監督・キャスト不在にもかかわらず、上映後はあたたかな拍手の音が響いたという。 上映後の評価も上々で、「近年の黒沢作品の最高傑作!」(Indiewire)、「純粋に楽しむことができ、国際的にも受け入れられるエンタテインメント」(Variety)、「黒沢監督はこの作品で、新たな野心的出発を遂げる」(Screendaily)といったメディアの言葉が並んだ。 18年のジャック・オーディアール(『ゴールデン・リバー』)、19年のロイ・アンダーソン(『ホモ・サピエンスの涙』)に続いて、ヴェネチア国際映画祭の銀獅子賞の受賞は、日本映画としては2003年の北野武監督『座頭市』以来、17年ぶりの快挙。 溝口健二監督が『雨月物語』(53)『山椒大夫』(54)で2度、黒澤明監督が『七人の侍』(54)、熊井啓監督が『千利休本覺坊遺文』で受賞、と日本では5人目の受賞者となった。 審査員のひとりクリスティアン・ペッツォルト監督(『未来を乗り換えた男』)は「大好きな作品です。オペラ的なリズムと画作りで政治ドラマを描く。このような作品には久しく出会っていませんでした。30~40年代の伝統的な世界を現代のスタイルで表現しています」と本作を絶賛した。 |
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出演の蒼井優、高橋一生、黒沢清監督から喜びのコメントが到着しました。 <受賞のコメント> 黒沢清監督 蒼井優 高橋一生 |
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太平洋戦争前夜。 愛と正義に賭けたふたりが たどり着くのは、幸福か、陰謀か――。 『スパイの妻』 10月16日(金) HP:wos.bitters.co.jp |
蒼井優
高橋一生
坂東龍汰 恒松祐里 みのすけ 玄理
東出昌大 笹野高史
監督:黒沢清
脚本:濱口竜介 野原位 黒沢清 音楽:長岡亮介
エグゼクティブプロデューサー:篠原圭 土橋圭介 澤田隆司 岡本英之 高田聡 久保田修
プロデューサー:山本晃久 アソシエイトプロデューサー:京田光広 山口永
ラインプロデューサー:山本礼二
技術:加藤貴成 撮影:佐々木達之介 照明:木村中哉 録音:吉野桂太
美術:安宅紀史 編集:李英美 スタイリスト:纐纈春樹 ヘアメイク:百瀬広美
VFXプロデューサー:浅野秀二 助監督:藤江儀全 制作担当:道上巧矢
制作著作:NHK, NHKエンタープライズ, Incline, C&Iエンタテインメント
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:ビターズ・エンド
配給協力:『スパイの妻』プロモーションパートナーズ
2020/日本/115分/1:1.85