映画情報どっとこむ ralph 2011年3月に発生した東日本大震災における福島第一原発事故を完全映画化し『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)に出演する佐藤浩市と渡辺謙が、米ジャパン・ソサエティー主催の日本映画祭・第14回「ジャパン・カッツ」(7/17-7/30開催)におきましてCUT ABOVE賞(CUT ABOVE Award for Outstanding Achievement in Film)を受賞いたしました。

ジャパン・ソサエティー(JS)は、1907年(明治40年)にニューヨークに設立された米国の民間非営利団体です。全米最大の日米交流団体として、両国間の相互理解と友好関係を促進するため、多岐に渡る活動を1世紀以上にわたって続けています。その活動範囲は、政治・経済、芸術・文化、日本語教育など幅広い分野にまたがる各種事業や人物交流などを通じて、グローバルな視点から日本理解を促すと同時に、日米関係を深く考察する機会を提供しています。今日、JSは日米の個人・法人会員をはじめ、政財界のリーダー、アーティスト、教育関係者、学生など様々な参加者を対象に年間約200件のプログラムを提供しています。JS映画部が毎夏に開催する日本映画祭「ジャパン・カッツ」は、2007年の開始以来、7万人以上の観客を動員し全米初公開作品を多く含む300本以上の邦画作品を上映しています。CUT ABOVE賞は、日本映画界に貢献をしている監督や俳優の功績を称え2012年に設けられました。

佐藤浩市、渡辺謙ともにこれまでの輝かしい経歴のみならず、本作で未曽有の危機に立ち向かった福島第一原発1・2号機当直長の伊崎利夫(佐藤)、福島第一原発所長の吉田昌郎(渡辺)の迫真の演技が評価され、今回の受賞となりました。さらに「困難な現実に尻込みせずに戦った人々の素晴らしき人間性を称賛する並外れた力強いドラマ」と作品自体も高い評価を受けています。

また、日本では順次再上映中で、7月上旬をめどに上映館が増えます。

映画情報どっとこむ ralph 『Fukushima 50』

あの日、原発内に残り戦い続けた50人の作業員たちを、世界は“Fukushima 50(フクシマフィフティ)”と呼んだ。
2011年3月11日午後2時46分。マグニチュード9.0、最大震度7という日本の観測史上最大の東日本大震災が発生した。
太平洋から到達した想定外の大津波は福島第一原発(イチエフ)を襲う。内部に残り戦い続けたのは地元出身の作業員たち。外部と遮断されたイチエフ内では制御不能となった原発の暴走を止めるため、いまだ人類が経験したことのない世界初となる作戦が準備されていた。それは人の手でやるしかない命がけの作業。
同じころ、官邸内では東日本壊滅のシミュレーションが行われていた。福島第一原発を放棄した場合、被害範囲は東京を含む半径50km。避難対象人口は約5,000万人。それは東日本壊滅を意味していた。避難所に残した家族を想いながら、作業員たちは戦いへと突き進む。

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出演:佐藤浩市  渡辺謙 吉岡秀隆 緒形直人 火野正平 平田満 萩原聖人 堀部圭亮 小倉久寛 和田正人 石井正則 三浦誠己 堀井新太
金井勇太 増田修一朗 須田邦裕 皆川猿時 前川泰之 Daniel Kahl 小野了 金山一彦 天野義久 金田明夫 小市慢太郎 伊藤正之 阿南健治

中村ゆり 田口トモロヲ 篠井英介 ダンカン 泉谷しげる 津嘉山正種 段田安則 吉岡里帆 斎藤工 富田靖子 佐野史郎 安田成美
監督:若松節朗  
脚本:前川洋一 
音楽:岩代太郎 
原作:「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」門田隆将(角川文庫刊)
製作:KADOKAWA
配給:松竹、KADOKAWA
© 2020『Fukushima 50』製作委員会

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