2011年に、岩手県、大槌町在住のガーデンデザイナー・佐々木格氏が自宅の庭に設置した<風の電話>。死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから誕生したその電話は、「天国に繋がる電話」として人々に広まり、東日本大震災以降、3万人を超える人々が、この場所を訪れている。本作はこの電話をモチーフにした初めての映像作品です。
この度、本作が第70回ベルリン国際映画祭で国際審査員特別賞(スペシャル・メンション)を受賞! 本作が招待されたジェネレーション部門は、「Generation 14plus」と「Generation Kplus」という2つのコンペで構成されており、発掘作品や若者が出演する作品を対象としたもの。本作は「Generation 14plus」での出品となり、諏訪監督作品で、同部門の選出は、2009年の『ユキとニナ』以来2度目となる。 審査員から「我々は穏やかでありながらも壮大なロードムービーに大変心を打たれました。そして、辛いけれど希望のある忘れることのできないラストシーン。この困難な時代に、喪失の空虚さと人と人との繋がりの温かさの両方を共存させることが、これまで以上に重要になってきています。この映画は優雅さと力の両方を持って、見事にそれを成し遂げています。」と講評。 |
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授賞式には脚本家の狗飼恭子が登壇し、諏訪監督のコメントを代読しました。 〈諏訪敦彦監督 コメント〉 東京で受賞の知らせを聞き、とても感動しています。この日本のささやかな祈りを受け止めてくださった審査員の皆さんに感謝します。 〈モトーラ世理奈 コメント〉 嬉しいです。 |
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『風の電話』
絶賛上映中 !! <ストーリー> |
出演:モトーラ世理奈 西島秀俊 西田敏行(特別出演) 三浦友和
渡辺真起子 山本未來 占部房子 池津祥子 石橋けい 篠原 篤 別府康子
監督:諏訪敦彦 脚本:狗飼恭子・諏訪敦彦 音楽:世武裕子
制作プロダクション:ジャングルドラム
制作・配給:ブロードメディア・スタジオ
配給協力:イオンエンターテイメント
©2020 映画「風の電話」製作委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業) |独立行政法人日本芸術文化振興会