香取慎吾主演 x 白石和彌監督による『凪待ち』(なぎまち)の、本年6月公開が決定。
『雪に願うこと』『クライマーズ・ハイ』の加藤正人さんの脚本によって、2018年6月~7月、岩手県石巻市を中心に撮影された本作は、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして映画史上最も切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。 「こんな香取慎吾、見た事が無い」と、マスコミ陣が口を揃える主演・香取(郁男役)さんの、“悲しみ”と“狂気”が交錯する演技に誰もが目を惹く本作の予告編映像が完成しました。 また、恋人の娘役の美波役・恒松祐里さんの香取と見せるガチンコな演技力には、監督が以前から注目していたというその才能を観る事ができる。郁男の恋人・亜弓を演じた西田尚美さんは、「現場に西田さんがいるととても安心した」という香取さんの言葉からも分かる通り、姉さん女房としての役どころにぴったりとはまっている。 また、監督が若松孝二監督の助監督時代のスターとして見てきた吉澤健さんも、石巻で郁男や美波とともに暮らし始める亜弓の父親役として登場し、本作の重要な役どころを努めた。 白石組常連としてお馴染みの音尾琢真さんは、亜弓の元旦那・美波の実父として石巻に住む男を演じ、本作でもその味のある芝居は健在。そして、香取さんが現場で思わず高揚する気持ちを押し殺したというリリー・フランキーさんの方言まじりのリアリティある演技に息を飲むことは間違いなしです。
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映画『凪待ち』(なぎまち)
2019年6月TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー 【ストーリー】 ある日、美波は亜弓と衝突し家を飛び出す。その夜、戻らない美波を心配しパニックになる亜弓。落ち着かせようとする郁男を亜弓は激しく非難する。 「自分の子供じゃないから、そんな暢気なことが言えるのよ!」激しく捲くし立てる亜弓を車から降ろし、ひとりで探すよう突き放す郁男。 だが、その夜遅く、亜弓は遺体となって戻ってきた。郁男と別れたあと、防波堤の工事現場で何者かに殺害されたのだった。突然の死に、愕然とする郁男と美波――。「籍が入ってねえがら、一緒に暮らすごどはできねえ」年老いた勝美と美波の将来を心配する小野寺は美波に言い聞かせるのだった。 一方、自分のせいで亜弓は死んだという思いがくすぶり続ける郁男。追い打ちをかけるかのように、郁男は、社員をトラブルに巻き込んだという濡れ衣をかけられ解雇となる。「俺がいると悪いことが舞い込んでくる」行き場のない怒りを職場で爆発させる郁男。恋人も、仕事もなくした郁夫は、自暴自棄となっていく。 |
香取慎吾
恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキー
監督:白石和彌
脚本:加藤正人
配給:キノフィルムズ
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