日本映画界のレジェンド・中島貞夫監督の20年ぶりの長編時代劇、高良健吾主演「多十郎殉愛記」が4月12日(金)より全国公開となります。
このたび3月25日に平成最後のちゃんばら時代劇が完成。 これを記念して、高良健吾さん、多部未華子さん、木村了さん、永瀬正敏さん、寺島進さんと中島貞夫監督登壇して記者会見に続いて、丸の内TOEIに移動して完成披露舞台挨拶行われました。 完成披露舞台挨拶 |
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暖かい拍手の中、キャストと監督がお着物で登場すると歓声があがり 高良さん:個人的には30代最初の主演で現場だったので大変思い入れのある作品です。皆s何強は楽しんで行ってください。 多部さん:とても愛があふれた現場の作品に携われてとても幸せです。 中島組での撮影に と、殺陣も付けたと語ってくれた高良さん。一方、 と愛溢れる現場の話をすると、 木村さん:最初、中島監督と聞いて、背筋の伸びる気持ちで入りました。それも、初めての京都の撮影所。凄く緊張していきましたが、アットホームで。監督の為にと、一致団結していました。 永瀬さん:本当に愛を感じる現場で。中島監督の映画史の一部に、かかわらせていただけたのはとても光栄で幸せでした。監督は、いつもニコニコしていますが、殺陣を付けるときの後姿は誰よりも隙が無い。一番剣豪だと思いました。身が引き締まりました。 寺島さん:愛・・・自分の役者人生の原点は殺陣なんで。東映の三大監督。山下耕作監督と、深作欣二監督とはご一緒出来なくて。中島監督とこうして「チャンバラ」が活かせる映画に出演させていただけて光栄です。本物の昭和のアナログ「チャンバラ」は、心と愛が大事なんです。 中島監督:高良さん、多部ちゃん、木村くん。私にとっては孫。お爺ちゃんと孫がコミュニケートできるのかな?と心配もありました。クランクイン前から立ち回りの敬子もしてくれて、年齢差は関係ないなと。ある意味で映画を愛している人たちで、映画の為なら何でもするよといい人たちが結集して出来上がったチャンバラ映画です。皆さんにこうしてみていただけること、大変興奮しています。くたばる前にまだやりたいこともあるので、ご意見聞かせて欲しいです。 |
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おとよと数馬を守るために多十郎が封印していた刀を抜き、命がけで守るという映画の内容の本作。
「わたしが命をかけて守りたいもの」を発表。 高良さん:【睡眠時間】10代、20代の頃は睡眠時間を削って遊ぶという人がいるけれど、僕は遊ぶ時間を削って眠りたいタイプです。今日も朝が早かったので夜11時には寝ました。 と語り、寺島から「早いね!」とツッコまれる一場面も。 多部さん:【ひみつ】自分はなんでも正直に伝えてしまう人なので、秘密は特に…あれ?秘密はないですね(笑)。人からの秘密は必ず守ります! 木村さん:【家族】これに尽きますね。いつも支えてもらって、お世話になっているので。 永瀬さん:【自由】まあこれもある意味、睡眠時間ですね。睡眠時間もですが、表現の自由、モノを作る自由、人を愛する自由など、自由は守っていきたいです。 寺島さん:一人者だから、いつだって自由じゃないか(笑)! と鋭いツッコみアゲイン!場内を沸かせました。 寺島さん:【家族】子供と奥さんとお袋がいるので、これは命かけてでも守っていかなきゃいけないな、と。こう見えて華奢なんですけど、大丈夫、守ります! 中島監督:【わが生命】命が一番大切です。だから生きるか死ぬかの“ちゃんばら”にはドラマがある。なんの為に命を懸けるのか、そういう事を伝えるために今回みたいな“ちゃんばら”映画を撮りました。 |
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最後に・・・ 高良さん:多十郎の一振りというのは、大切な人を逃がすため、敵を蹴散らすため、一振り一振りに意味がある。そのすべての意味を中島監督に教わりました。“ちゃんばら”や時代劇はある一定の限られた世代しか観ないものと思われているかもしれませんが、この映画は幅広い世代に楽しんでいただけると思いますし、もっと多くの人に観てほしいとおもいます。監督が先ほど『くたばる前にもう一本』と仰っていましたが、もう一本、二本とこれからもたくさん撮って欲しいとおもいます。その為には多くの人に観てもらわないといけません。渋くてかっこいいので、今日ご覧になる方にはとにかく楽しんでいっていただきたいです! と観客へのメッセージを送りました。
本作は『京都撮影所の伝統である“ちゃんばら”を後世に伝えたい』という熱い思いから、日本映画界のレジェンドである中島貞夫監督が20年ぶりにメガホンをとった、平成最後の“ちゃんばら”時代劇。根無し草のように生きながらも、ひとたび剣を持てば凄まじい強さと色気を放出する新ヒーロー、多十郎を演じるのは、本作で初の本格的な“ちゃんばら”に挑んだ高良健吾。儚げな表情の中に芯の強さを秘めた、ワケありの小料理屋女将おとよ役には多部未華子。そして、大志を抱いて京へ上ってきた多十郎の弟・数馬を木村了、後に“維新の三傑”と呼ばれた桂小五郎を永瀬正敏、多十郎に前に立ち塞がる最強の敵・溝口蔵人を寺島進が演じる。また、本作には中島監督の一番弟子である熊切和嘉が監督補佐として参加。 あらすじ・・・ |
出演:高良健吾 多部未華子
木村 了 永瀬正敏(
特別出演)/寺島 進
監督:中島貞夫 脚本:中島貞夫 谷 慶子
製作:「多十郎殉愛記」製作委員会
制作:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
制作プロダクション:ザフール
制作協力:東映京都撮影所 配給:東映/よしもとクリエイティブ・エージェンシー
c「多十郎殉愛記」製作委員会