本日3月23日(土)、“映画を語る”番組「活弁シネマ倶楽部」第21回が配信されました。
今回は、「新宿にこの人あり」とまで言われる新宿タイガーさんを被写体にした映画『新宿タイガー』を取り上げている。 新宿で40年以上、虎のお面を被ってド派手な格好で新聞配達をしている男、新宿タイガー氏が胸に秘める想いや彼を突き動かす原動力に迫ったドキュメンタリーについて語り尽くした。ゲストには、監督・佐藤慶紀さん、企画・小林良二さん、そして、新宿タイガーさんが出演。 |
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新宿が社会運動の中心都市であった1972年、当時24歳だった一人の青年が死ぬまで虎のお面を被って新宿で生きていくことを決心した。『新宿タイガー』は、彼にそんな決意をさせたのは何故か、お面の裏に隠された彼の意図とは、丁寧な取材を重ねて1つのことを貫き通す素晴らしさ、新宿の街が担ってきた役割について解き明かしている。
番組では、制作段階の話の中で、監督の佐藤が元々新宿タイガーさんについてあまり知らなかったことについて、企画の小林さんは と言葉の限り称賛した。これに対して 新宿タイガーさん:最高の喜びですよ。映画になるなんて考えもよらなかった。 と感無量だと語った。 小林さん:元々“この人誰なんだろう?”で止まっていた印象が、この映画を通して、今までずっとやり続けてきたことの功績に対するリスペクトに変わりました。 と話し、 新宿タイガーさんはドキュメンタリーの撮影開始前に合計9時間もの打ち合わせを行ったことから 新宿タイガーさん:この2人は絶対ブレなかった。自分の信念をそのまま受け取ってくれる。 と信頼を示した。 撮影の裏側についても語り、被写体に負担をかけないような撮影で、新宿タイガーさんからは天才と言われた佐藤監督は と監督として改めて新宿タイガーさんの魅力を語り、 MC石井:タイガーさんの周りの人がみんな笑ってるんですよね。 と共感を寄せ、新宿タイガー氏が大切にしていると語る“シネマ”と“美女”と“夢”と“ロマン”が詰まっている映画だと補足した。 番組では、公開中の『新宿タイガー』について、作品の内容とその裏側まで深く語り尽くし、新宿タイガー氏の人生を通して新宿の歴史を解き明かした本作の真意に迫っている。
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「活弁シネマ倶楽部」は、 映画の制作陣がゲストに登場する貴重な番組であり、ネタバレの縛りもなく想いを吐き出せる場として制作側の支持が熱いそうだ。独自の目線で作品を 選定し紹介しているため、まだまだ視聴者に知られていない作品やその内容について十分に語られていない作品にも出会えるチャンスかもしれない。 「活弁シネマ倶楽部」公式ツイッター: |
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『新宿タイガー』
2019年3月22日(金)からテアトル新宿、他にて上映です。 あらすじ |
監督・撮影・編集:佐藤慶紀
企画:小林良二 プロデューサー:塩月隆史
撮影:喜多村朋充
写真:須藤明子 音楽:LANTAN
制作:Aerial Films
配給:渋谷プロダクション
製作:「新宿タイガー」の映画を作る会