映画情報どっとこむ ralph 日露戦争時代、日本に多く設置されたロシア兵捕虜収容所。
特に愛媛県松山には国内初の収容所が設けられ、この松山を舞台に運命的に出逢ってしまった日本人看護師とロシア将校の二人を中心に、歴史に翻弄された人々を描いた心揺さぶる感動作「ソローキンの見た桜」が3月22日(金)に遂に全国公開となり、3月23日(土)に公開記念舞台挨拶が行なわれました。

登壇したのは主演の阿部純子さん、斎藤工さん、イッセー尾形さんの日本人キャストに加えて、ロシアからロデオン・ガリュチェンコ、ロシアの国民的俳優アレクサンドル・ドモガロフが来日。井上監督と奥様でプロデューサー兼通訳の井上イリーナさんが登壇しました。

さらに、フォトセッションには、本作にも出演のイワン・グロモフ、アンドレイ・デインチェフが参加しました。

日程:3月23日(土)
場所:角川シネマ有楽町
登壇: 阿部純子、斎藤工、イッセー尾形、ロデオン・ガリュチェンコ、 アレクサンドル・ドモガロフ、井上雅貴監督、井上イリーナプロデューサー
フォトセッションゲスト:イワン・グロモフ アンドレイ・デインチェフ

映画情報どっとこむ ralph 今の季節とタイトルにあわせて主演の阿部純子は桜色のお着物で登場。

阿部さん:皆さんこんにちは。ついに公開と言うことで大変緊張しています。皆さんにこうしてお目に書かれて本当に本当に嬉しいです。

と感極まった声でのご挨拶からイベントはスタート。続いて、


ガリュチェンコさん:みなさん来ていただいてありがとうございます。二度目の日本訪問とても嬉しいです。映画を楽しんでください。

そして、ロシアの国民的俳優のドモガロフさんは

ドモガロフさん:満席で大変うれしいです!この歴史的な映画に興味を持って頂き感謝しています。


斎藤さん:桜の咲く時期に、ロシアから素晴らしい俳優の皆さんたちに来ていただけたこと、この作品は国と国を繋ぐ大事な一本になったな思います。


イッセイさん:松山で観てもらったお客様にご挨拶して、その時の観終えた後の感動の渦に入って、僕らも感動したのですが。ここも渦巻いてる?ですね。嬉しいと思います。


井上監督:日本とロシアの素晴らしい俳優さん達に出ていただいた映画です。今日は本当にありがとうございます。


イリーナP:面白くて綺麗な映画になったと思います。この出来事とロシアに興味を持っていただければと思います。

と、其々ご挨拶。

映画情報どっとこむ ralph 主演、日露合作、二役。で、英語のセリフ。オファーを受けて


阿部さん:日露合作と言うことでプレッシャーを感じているいっぽうで、頑張ろうという強い責任感も感じていました。素敵なキャスト、監督・スタッフさんに沢山助けていただいて、考え過ぎずに頑張ろうと気持ちを切り替えられて感謝しています。

撮影以来の再会に

阿部さん:日本でもロシアでも、撮影していて、こうして一緒に壇上に上がれたことはとても嬉しいです。

ロシアチームとの撮影に関して

阿部さん:どのシーンもですが、ロシアでは俳優は芸術家で、監督は判断する人。と言う考え方があるようで、先ず私たち俳優同士で話し合って、次に監督を交えて。そしてその後、スタッフを交えての三段階で話し合って撮影を勧めました。

常に現場で意見を求められる毎日で新鮮だったと話します。

松山に捕虜収容所があったのはご存じでしたか?

ガリュチェンコさん:オファーが来た時に知りました。その後本を読んで調べました。収容所はバラックじゃなくて、お寺に暮らしていて、ロシア兵墓地もちゃんとあって、綺麗にされていて大事にされていて、日本人に感謝しています。

と語ります。日本での撮影は?

ガリュチェンコさん:日本は初めてでしたし、海外での国際的プロジェクトも初めて。でも、撮影チームは優れていて。そして、何より阿部さんとの共演は面白くて楽しかったです。忘れられない体験でした。

阿部さん:スパシーバ!(ありがとう)

映画情報どっとこむ ralph ドモガロフさんはイッセイさんとのシーンが多かったそうで、

トモガロフさん:昔からの友達みたいでしたね。深く感謝しています。やっぱり、ロシアと日本では演技の仕方とかが違います。今回イッセイさんの演技を見習ったところもたくさんあって貴重な体験でした。実は、イッセイさんは有名な役者さんだと聞いていたので、最初緊張してたんですよ。

と、ロシアの重鎮から嬉しいコメント。これを受けて


イッセイさん:彼と共演してると、彼がいるだけで空間を支配するんです。それを見て感じて、この映画の屋台骨になる人だと感じました。撮影してると、彼の目に僕はどう映ってるのだろうと。楽しい興味でした。違えば違うほど、この映画のテーマにもあっていく。その違いを楽しみました。

ロシアに訪問されて

斎藤さん:ロシアは初めてでした。実は。。。一つの番組にしました。阿部さん被写体に、ロシアの街並みを含めて映像にしました。それから外にある写真も撮りまして、写真店にもなっています。言葉じゃない切り取り方をさせてもらいました。監督はイリーナさんはご夫婦で、日露の国際恋愛を描くのは井上監督しかいないのではと心から思っていますし、僕の中ではお二人が『ソローキンの桜』のモデルです。今回ロシアの俳優さんの芸術性と日本の俳優のそれとが融合した作品にかかわれたことは光栄です。

井上監督;現場は言語の問題はありますが、ロシア人だから、日本人だからと言う風に接せず、映画を愛する人達が良いものを創ると言う気持ちで参加してくださったので、個人的には納得できる作品になりました。ロシア人と日本人がしゃべれるのはおかしいともう人もいるかと思いますが、人であると言うところを重視した映画になっています。

本作は、ロシアでも公開となるそうで

トモガロフさん:こういう映画があると言うことで知られていて、ロシアで興味を持たれています。日露戦争の事は知られていましたが、日本に収容所があって、ロシア兵へのあたたかい扱いを知ることとなって、映画の公開が待たれています。私も期待しています。

映画情報どっとこむ ralph フォトセッションには、イワン・グロモフさんとアンドレイ・デインチェフさんも参加!

ここで、阿部さんへロシアチームが似顔絵を書いてサインを入れたものをプレゼント。

最後に・・・・

阿部さん:凄く思いの強い映画なので、こうして日露俳優陣が皆で集まって、皆さんにお届けできて嬉しいです!日本人の暖かい気持ちとロシア人の親しみやすさが映画にも空気感として醸し出されていると思います。桜の開花と共にこの映画も全国に広まればと思います。

ソローキンの見た桜

2019 年 3 月 22 日(金)角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー 愛媛県先行公開中

公式サイト:
https://sorokin-movie.com/


<STORY>
2018 年、駆け出し TV ディレクターの桜子(阿部純子)は、ロシア兵墓地の取材を皮切りにロシアに行くことが決定し ていたが、興味を持てずにいた。しかし祖母(山本陽子)から自身のルーツがロシアにあることを知り、さらにロシア兵と日本人看護師 の、二人の日記を紐解いていくうちに衝撃の事実を知ることに—— 日露戦争時代、傷ついたロシア兵将校ソローキン(ロデオン・ガリュチェンコ)の手当てをすることになったゆい(阿部純子、二役)。日本はハーグ条約を遵守し、ロシア兵捕虜はアルコールの購入や外出 などの自由が許されていた。兄弟を戦争で亡くしたゆいは、ソローキンを憎みながらもいつしか惹かれ、愛し合う。だがソローキン が捕虜になったのはある密命のためだった。ロシア革命に参加する為、収容所を脱走しロシアへ帰ることにしたソローキンは、ゆい も一緒に連れて帰ろうとするが・・・

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出演:阿部純子 ロデオン・ガリュチェンコ 山本陽子(特別出演) アレクサンドル・ドモガロフ 六平直政 海老瀬はな 戒田節子 山本修夢 藤野詩 音 宇田恵菜 井上奈々 杉作 J 太郎 斎藤工 イッセー尾形 イワン・グロモフ アンドレイ・デインチェフ

監督・脚本・編集:井上雅貴
製作:2019「ソローキンの見た桜」製作委員会
配給:KADOKAWA
©2019「ソローキンの見た桜」製作委員会

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