日本のマラソンの発祥といわれ、現在も160年以上にわたり受け継がれている史実「安政遠足(あんせいとおあし)」を舞台とする土橋章宏の小説『幕末まらそん侍』(ハルキ文庫)を原作にした、映画『サムライマラソン』が2019年2月22日(金)に全国公開を迎える。
1月21日(月)には、東京・六本木で本作の完成披露イベントを実施。 映画『サムライマラソン』完成披露イベント |
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和太鼓のパフォーマンスに乗ってキャストと監督が登場すると、会場からは割れんばかりの大歓声! 本作の監督は、イギリス人のバーナード監督。 佐藤さん:海外の方と仕事をしたいという気持ちがあって、このチャンスは逃したくないと飛び込みました。でも衝撃の現場で…。まさかこんなことになるとは。 佐藤さん:まずは台本を気にするなと。セリフも言いたくなければ言うな、というスタンス。だから僕はあまり喋りませんでした。役としてセリフを言いたくなかったので。動きで見せるように頑張りました。 と、役としての立ち振る舞い明かした。 姫(小松菜奈)を手に入れるためにはどんな手段もいとわない傲慢な侍辻村平九郎を演じた森山さんは、共演者から絶賛の嵐。 佐藤さん:森山さんはご自身でセリフを考えていた。だから脚本家はほぼ森山未來だと思う。 森山さん:走って、馬に乗って、泳いで…一人トライアスロン状態でした! 青木さん:しかも(森山は)乗馬初挑戦で、手放しでの乗馬ができるのが森山未來! と持ち上げるも、アドリブで森山さんが青木さんを蹴り飛ばしたことを思い出し 青木さん:やった方が覚えていなくても、やられている方は覚えているんだよ!(笑) と恨み節。 |
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絵描きになる夢を持ち、藩を抜け出そうとする“じゃじゃ馬姫”の雪姫(ゆきひめ)を演じた小松さんは、撮影の1か月前から殺陣のトレーニングを行うも、撮影現場ではバーナード監督演出の洗礼を受けたといい、
小松さん:あんなに練習したのに現場でバッサリとカット。シンプルなシーンになって良かったけれど…でもショックでした。。。 佐藤さん:めちゃくちゃ練習していたよね? と小松さんの努力を労う一方で、 佐藤さん:でもそれは段取りだから!監督が望んでいるのはホンモノだから! とすると バーナード監督:実際は刀を抜いたらダンスをするのではなく、直接敵に斬りつけて終わりでしょう? 佐藤さん:その通りです! と即答して笑わせた。 |
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藩一の俊足を誇る足軽、上杉広之進(上杉広之進)役の染谷さんはオファーに???のご様子。
染谷さん:自分がサムライの中で一番の俊足という設定にまず驚きました。日本人の監督だったら絶対に僕をそこにはキャスティングしないはず!佐藤健、森山未來がいるんですよ。 染谷さん:撮影を待っていたら、バーナード監督から『君の出番は終わった。待っている時の君が良かった』と言われた。だからその日は何もせずに終わりました。 と、出番待ちの姿を撮影していた驚きエピソードを披露。 佐藤さん:演じる甚内の腰痛持ちの上司、植木義邦(うえきよしくに)を演じた青木さんは、バーナード監督との現場を 青木さん:テストなしで撮って行くスタイルなので、茂みに隠れるシーンでは誰もその茂みの奥に何があるのかをチェックしていない。だから飛び込んだ段差があって思い切り転びました。 青木さん:監督の指示ならば、たとえ日の中、水の中! と役者魂を燃やしていた。すると バーナード監督:新鮮なファーストテイクというものは一度しか撮れない。だから初めからカメラを回す! というこだわり。 一発本番スタイルに対して、隠居予定だがもう一花咲かせたいと願う老侍、栗田又衛門(くりたまたえもん)役の竹中さんは、 竹中さん:テストなしの本番という撮影は緊張感も相まって興奮しました。僕が静かな芝居をすると、バーナード監督が『もっとテンションを上げて!』という。即興性を求めていく刺激的な現場でした。 |
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確かな信念を持って戦いに参加する若い侍・三郎を演じた小関さんは、共演シーンの多かった隼(はやぶさ)役の木幡さんから、
木幡さん:(小関から)飲みに連れて行ってほしいという誘いがあった。でも飲み会の最後に呼ばれてお金だけ払って帰るということもありました! 小関さん:馬に乗って相手を斬りに行くというワンシーンワンカットの撮影が午前中に終わってしまい、残りの時間は反省する事しかなくて、時間があるものだから反省しすぎてしまって…。 森山さん:だから木幡さんを食事に誘ったりしたんだね。 と心境を察してもらうと、 小関さん:一緒にお風呂に入ったりしながら。部屋のじゃないですよ! |
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最後に・・・
バーナード監督:皆さんそれぞれ役者としてスタイルが違うし、演じる役も違うけれど、最強のキャストに恵まれました。素晴らしいアンサンブルが生まれて、本当に皆さんの演技に感服しましたね。
と公開に向けてアピールした。 ステージでのトークセッション後は、キャスト・監督がレッドカーペットを歩き、会場に集まった約700のファンと交流を繰り広げた。 その後はTOHOシネマズ 六本木のスクリーン7にて、本作の完成披露試写会となりました。 「サムライマラソン」 2019年2月22日(金)TOHOシネマズ 日比谷 他 全
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出演:佐藤健 小松菜奈 森山未來 染谷将太
青木崇高 木幡竜 小関裕太 深水元基 カトウシンスケ 岩永ジョーイ 若林瑠海/竹中直人
筒井真理子 門脇麦 阿部純子 奈緒 中川大志 and ダニー・ヒューストン
豊川悦司 長谷川博己
監督:バーナード・ローズ
原作:土橋章宏「幕末まらそん侍」(ハルキ文庫)
脚本:斉藤ひろし バーナード・ローズ 山岸きくみ
企画・プロデュース:ジェレミー・トーマス 中沢敏明
音楽:フィリップ・グラス
衣装デザイン:ワダエミ
配給:ギャガ
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