本作は、第26回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~でのグランプリ受賞を含め、国内の映画祭でグランプリ6冠を含む計13冠を獲得。
当初は7月14日より、新宿K’s cinemaで1週間限定上映の予定でしたが、連日満席を記録したことが話題となり、複数の劇場での上映が決定し、現在までロングラン上映されています。 そして、本日。 主人公・一ノ瀬月乃のクラスメイト・葛城沙奈役を務める永瀬千裕、小牧桜役の有佐、月乃の母役の石本径代、保健教諭の小嶋花絵役の山上綾加、そして中川駿監督が登壇し、撮影の裏話や公開から100日を振り返ってたっぷりトークしました! 『カランコエの花』公開100日記念イベント |
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公開100日記念とあって、ロングランを支え続けたリピーターを含めた観客が劇場に詰めかけ、会場は満員に!
作品の上映後に永瀬千裕さん、有佐さん、石本径代さん、山上綾加さん、中川駿監督らが拍手で迎えられ、イベントがスタート。 まず中川監督が改めて観客へ感謝の言葉を述べ、 と思いの丈を語った。
有佐さん:本当に本当に嬉しいです。今日ここで何を話そうか考えていた時、撮影や映画祭の時の様子を走馬灯のようにぶわーって思い出しました。本当に『嬉しい』の一言に尽きます。こうやって皆さんに水やりを沢山して頂いて、まだまだこれから『カランコエの花』がどうなっていくのか、各地方へ育っていくのか私自身楽しみです とコメント。 同じく主人公のクラスメイト・葛城沙奈役を務めた永瀬千裕さんは、 永瀬さん:2年前に撮影した時はただただ一生懸命にやっていて、皆さんの口コミで広めてもらって本当に感謝です。この2年で私も作品も、皆さんに育てて頂いたと常々思っているので、言葉では全然足りないんですけど、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 と改めて語った。 続いて、保健教諭の小嶋花絵役の山上綾加さんが、 山上さん:花ちゃん先生役の山上綾加です!普段やっている私の活動では出会うことがなさそうな方々ばかりで…。 と口火を切ると、 中川監督:どゆこと!? とすかさずツッコミ。 山上さん:普段は舞台やバラエティで活動させてもらっていまして、『映画に挑戦したい』と思った時に初めて出演させて頂いた映画作品が本作なんです。右も左も分からないところから監督に教えて頂きながらここまで来ることができました。観客の方は、本作を観るまで私のことを知らない方たちばかりだったと思うんですが、こうして足を運んでいただいて、映画をすごく好きになって頂いたから出会えたと思うんです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです!! とコメントし、この作品が自身にとって転機となったと語ってくれました。 また、月乃の母役の石本径代さんは、本作のタイトルでもあるカランコエの花カラーのワンピースで登場し、気合も充分。話始めようとするが、言葉に詰まるほど涙ぐみ、感極まっている様子。 石本さん:私はリハも含めて撮影は1日で終わったので、本当にフラッと撮影に行った感じ(笑)。それから2年経って上映が始まってからの方が、思い入れが募っていきました。何度も舞台挨拶に登壇させてもらう中で、『映画っていうのは2回作られるんだな』と感じました。一つ目は作品として映画完成したとき、二つ目はこうして上映が始まってから皆さんの力で作品が世の中で作られていくのだと実感しています。 と熱い思いを語っていた。続けて、アップリンク渋谷での上映が始まった頃を振り返り、 当時は監督と『どうやったらお客さんに入ってもらえるんだろう』とみんなで知恵をふり絞っていました。いま本当にSNSを見ていて嬉しいのは、私たち以上に観た方が宣伝をしてくださっていることですね。すごい推しポイントを書いてくれて、『こんなに推してますが、関係者ではありません』ってエクスキューズも入れてくれてたり(笑)。『こんなに愛されて大きくなっているんだな』と感じました。 と、口コミで広がりに嬉しさを爆発されていた。 |
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登壇者全員の挨拶が終わったところで、
中川監督:本当にこの100日間、どうやって広められるのかを考えて、舞台挨拶でも皆さんとお話しさせて頂いて、暇さえあればエゴサしていました(笑)。まだ上映は続きますし、『これが終わったら何をしたらいいんだ』と思うくらいどっぷりカランコエに浸かっているんですが、そんなところでサプライズ発表があります! と言うと、会場や他の登壇者たちにもどよめきが。 監督がくす玉を割ると、12/14(金)にオープンするアップリンク吉祥寺でのオープニング作品としての上映がサプライズ発表!キャストたちも驚いた様子の中、 と、LGBTコミュニティの自由と多様性を象徴するレインボーカラーとの縁をプッシュしていた。 上映期間は決まっていないが、当初2週間の上映予定ながら延長を繰り返し、12週まで上映していた聖地アップリンク渋谷から、新たにオープンする吉祥寺に移るということで、 石本さん:これはもうお客さんが来ていただける限りじゃないですか!? とノリノリで観客にアピールしていた。 12/14(金)オープンのアップリンク吉祥寺にて記念イベントが決定! 【日程】12月14日(金)時間未定 |
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最後に・・・ 本作の舞台挨拶でお馴染みの、両手で花をかたどり、「カランコエポーズ」で来場した観客全員と登壇者が記念撮影。登壇者からの特製メッセージカードも配布され、万雷の拍手に包まれながらイベントは幕を閉じました。
『カランコエの花』 舞台となるのは、とある高校2年生のクラス。唐突に『LGBTについて』の授業が行われるが、他のクラスではその授業は行われていなかったことから、生徒たちの間に「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」という疑念が生じる。生徒らの日常には波紋が広がっていく…思春期ならではの心の葛藤が起こした行動とは…? 全国ロードショー中 公式サイト: ストーリー 「うちのクラスに LGBTの人がいるんじゃないか?」 生徒らの日常に波紋が広がっていき…思春期ならではの心の葛藤が起こした行動とは…? |
出演:今田美桜/永瀬千裕/笠松将/須藤誠/有佐/堀春菜/手島実優/石本径代/山上綾加/古山憲正/イワゴウサトシ
企画:木佐優士/柴田徹也/中川駿 プロデューサー:山野淳/木佐優士
脚本・監督・編集:中川 駿
撮影:伊藤弘典
録音監修:治田敏秀
録音:内田達也
助監督:柴田徹也
監督補佐:和智仁美 照明助手:平山貴浩
録音助手:佐藤初那 制作:戸塚美早紀
ヘアメイク:CHimuu Yayoi CB 整音:空想サウンド開発局
スチール撮影:宇田川俊之 フライヤーデザイン:桑田亜由子
協力:茨城県立那珂高校/茨城交通株式会社/水戸市みとの魅力発信課/ニューシネマワークショップ
製作:中川組 配給:株式会社SDP
2016年/日本/39分
©︎2018 中川組