映画情報どっとこむ ralph 伝説のバンド<クイーン>。

常識を打ち破り世界を変えたフレディ・マーキュリーの生き様を、魂に響く28の名曲と共に贈る感動の物語『ボヘミアン・ラプソディ』がついに11月9日(金)に日本公開となります。

今回が初来日のラミ・マレック(フレディ・マーキュリー役)をはじめ、グウィリム・リー(ブライアン・メイ役)、ジョー・マッゼロ(ジョン・ディーコン役)の実力派3名が、昨日は、映画のイメージカラーである紫一色で作られた“パープル・カーペット”のジャパンプレミアに登場し沢山のファンの声援に全力で答えた。

そして本日、11月8日(木)に実施された来日記者会見にもキャスト3名が登場!

『ボヘミアン・ラプソディ』来日記者会見
日程:11月8日(木) 
場所:東京ミッドタウンコートヤード
登壇者:ラミ・マレック(フレディ・マーキュリー役)/グウィリム・リー(ブライアン・メイ役)
ベン・ハーディ(ロジャー・テイラー役)/ジョー・マッゼロ(ジョン・ディーコン役)

映画情報どっとこむ ralph イギリスが誇る伝説のバンド“クイーン”がそこに現れたかのような記者会見となった。ツアー最後の地となる日本での公開を翌日に控え、会場には溢れるばかりにマスコミが押し寄せた。

映画の公開を記念してクイーンの本拠地ロンドンにちなみ制作された、キャストの顔写真が施されたスペシャル・ラッピングの二階建てロンドンバスを背にした屋外ステージが六本木の東京ミッドタウンに登場!

寒さに負けないくらいの熱気溢れる会見場に、サングラスをかけスタイリッシュに決めたキャスト3名が登場!主演のラミは

ラミ・マレック:東京に来て映画を祝うことができ、誇りに思います。クイーンは日本人だけでなく日本のカルチャーにも愛されたバンドなので、彼らの音楽のDNAに日本も入っているんです。僕が気に入っている写真の1つで、フレディがステージで着物を着たものがあるんですが、映画で使った着物を僕も大切にしているんです。クイーンは50回も日本に来ていたけど、そういった素晴らしい日本で、映画の公開をお祝いできることを嬉しく思っています。

と、フレディも愛した日本に初めて来た感想を熱く語った。

グウィリム・リー:クイーンは1975年に有名な武道館で公演をしましたが、それはクイーンが“僕たちは何者かになる”と気付いた瞬間だったと思います。そういったエピソードもあり、僕は何年の前から東京に来るのが夢でした。夢が叶いました!あと、緑茶はすばらしくおいしいです。(笑)

と念願の来日を堪能している様子のグウィリム。続いて

ジョー・マッゼロ:本当に信じられない思いです。実は撮影初日から、日本に行けたら最高だよねと言っていたんです。なので、今日本にいることは、本当に夢がかなったようです。

とご挨拶。

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Q:伝説のバンド、クイーンのどんなところをリスペクトしていますか?

ジョー・マッゼロ:クイーンの素晴らしいところは、世代もジャンルも文化も超越しているところです。ブライアン・メイやロジャー・テイラーとお会いした時も励ましてくれて、色々な話を聞きました。彼らからクイーンの一部を共有し、彼からこの曲はどう作られたかを学ぶことができました。作品の撮影が終わった後もうんざりすることもなく、さらにクイーンへの愛が増していきました。

ラミ・マレック:映画の中で「ボヘミアン・ラプソディ」がどうやってできあがったか描かれていたと思いますが、それを見てもいかにクイーンが時代を先取るバンドだったかがわかると思います。2018年の今映画を作って、世界中の中に観られているわけですが、それはもちろんクイーン自身が素晴らしいからだと思います。そして、新しい世代にクイーンに紹介をできることができることが嬉しいです。ベートーヴェンとかガリレオですとか、その時代には受け入れられなかった方々がいましたが、彼らのレガシーは何百年も受け継がれていますよね。クイーンも同じだと思います。フレディの役を演じている時も演じ終わった後も、ものすごく自由な気持ちになりました。それほど人間として心地よくないと思っていたことでも自分らしくできるようになりました。彼らの音楽にそうさせる力があると思うんです、一つのものに閉じ込めてしまうことを拒絶する力が。そういった意味でも彼らは先取りしていたと思います。フレディは自分が一番なりたいものになる人です。

グウィリム・リー:他のバンドにどう思われても気にしない、恐れないところだと思います。また、クイーンは1つにカテゴライズされないバンドです。このスピリットをキャラクターを演じることで自分も非常に感じましたし、なりたいものになっていいという自信を得ました。“クイーンは一つのことに縛られないんだ”とジョン・ディーコンも言っていました。それを観客も感じられると思います。この映画の素晴らしいところは、親子など家族で観ることができること。プライドや喜びをもって子供に受け継ぐことができるんです。それほど彼らの音楽は永遠に生き続けると思います。

Q:実在の人物を演じる難しさはありましたか?

グウィリム・リー:難しかったです。物凄い責任やプレッシャーを感じました。ブライアン・メイ自身やファンを裏切ってはいけないという思いと同時に、モチベーションにもなりました。今までにないくらい頑張ろうと思えました。もちろん、ブライアン並みにギター弾けないといけないなどやるべきことはたくさんありました。そして、解放された気持ちになったのは、撮影のかなり初期にブライン・メイやロジャー・テイラー来てくれて、僕たちに批判的な目を持つのではなく、完全にサポートしてくれたことです。彼らが愛情をもって接してくれたから、自分がこの役をやっていいんだという気持ちになりました。

ラミ・マレック:役が決まった時どうやってフレディを演じようと思いました。フレディは何千人・何百人を掌で扱える人だから、どうやったら彼を“人間”に引きずりおろせるか考えた時、もしかすると彼は誰かに自分のことを掌で包んで欲しい人だったのかもしれないと気付き、それだったら自分は理解できるかもしれないと思いました。フレディはアイデンティティーを探そうともがいていること、移民であること、地味な始まりをしたということ、彼の両親はロックスターになってほしいわけではなかったこと。私自身の両親もエジプトからアメリカに移住しました。両親はまさか私が東京にバスのまえにいるとは思っていないと思います。私が感じたことは、何でもできるんだいうことでした。

ジョー・マッゼロ:実際にいた人物を演じたことはあるが、これほど著名な人を演じたのは初めてだったので、ご本人の家族やファンの方に責任を感じていました。1つ撮影のエピソードがあるんですが、ジョン・ディーコンが「ボヘミアン・ラプソディ」のダンスをやっているライブがあり、それを取り入れてみました。そのシーンは実際に予告編に入っているんですが、それをみたファンがSNSで“ジョンってあんな動きしたっけ?”とコメントをしたんです。すると即座に10人くらいの方が「モントリオール1988年公演」とすぐレスポンスをしてくれたんです!自分はまさにこのために準備をしていたんだと感じましたし、それくらい大変なことだから最善を尽くそうという責任感が生まれました。

と、音楽総指揮としても名を連ねるクイーンのメンバー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーとの心温まるエピソードを披露した。

Q:フレディの役作りの上で、何を一番参考にされましたか?また日本の何かを参考にしたりはしましたか?

ラミ・マレック:この役をやるには時間が必要だと思いました。他の役なら数週間の準備でもできるけど、フレディには1年間かけました。あらゆるステージをすべて見て、インタビューなどアーカイブにあるものはすべて見ました。日本の方が撮ったホームビデオも見たんです。そして、フレディの動きは自発的・自然発生的だということを発見しました。ステージの上だけでなく、プライベートの中でも自発的にシネマ性のある動きをするので、彼から目が離せなくなります。なので、彼の動きを追いかけるのではなく自発的に動くようにしました。なので、振付師はつけずにムーブメントコーチをつけたり、彼の母親から話し方のアクセントを学んだり、動きを知るためにライザ・ミネリなど彼が影響を受けたものを見ました。他にもポスターにもなっているこぶしを挙げるポーズは、フレディが小さい頃ボクシングをやっていたということから生まれている、というように、彼がこれまでやってきたことから動きがどうやって変化していったかを学びました。物まねではなく、フレディの動きの進化を学んだんです。フレディという人間に対して裏切らないよう、称えようという気持ちで毎日精進していました。過去のどんなことにも超越しよう、願わくばクイーンに少しでも近づこうと頑張りました。
色々な準備をしたけど、ある程度のところまでしか近づけないんです。ライヴ・エイド再現してくれた方や美術の方、メイク・衣装の方など、才能あふれる人たちが集まっていることが素晴らしかった。僕が映画作りで好きなことです。プロデューサーのグラハム・キングがいなければ、このプロジェクトはうまくいかなかったですし、携わってくれた皆さんにも感謝しています。こんな寒い中お集まりいただいていた皆様にも感謝しています!

と、エピソードを熱く語った。

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『ボヘミアン・ラプソディ』
原題:Bohemian Rhapsody

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監督:ブライアン・シンガー
製作:グラハム・キング/ジム・ビーチ 
音楽総指揮:ブライアン・メイ(クイーン/ギター)/ロジャー・テイラー(クイーン/ドラマー)

出演:ラミ・マレック/ジョー・マッゼロ/ベン・ハーディ/グウィリム・リー/ルーシー・ボイントン/マイク・マイヤーズ/アレン・リーチ

全米公開:11月2日
配給:20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox

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