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公開直前トークイベント

 
人類最大の偉業、アポロ11号の月面着陸。歴史的瞬間はテレビで全世界に生中継され、人間が<リアル>に月の上を歩く映像に誰もが胸を熱くした。(※1969年7月16日がアポロ11号の打ち上げの日ですので、明日7月16日で打ち上げから55周年となります。)その後、その映像は実は<フェイク>だったのでは?という説が流れ、マスメディアでも取り上げられた。このウワサをきっかけに本作のアイデアが生まれた。だが、この作品は陰謀説を描く映画ではない。監督のグレッグ・バーランティは「人間が月に行ったことがなぜ重要なのかを描いている。人類史上最も有名な瞬間の一つを偽るという映画を作るのであれば、人類の歴史における真実の瞬間をとてもリアルに感じさせなければならない」と語る。完全オリジナルの脚本に惚れ込んだ主演のスカーレット・ヨハンソンがプロデューサーに名を連ね、『ザ・ロストシティ』のチャニング・テイタム、『ヴェノム』のウディ・ハレルソンら豪華キャストの競演が実現した感動作『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』が7月19日(金)に日本公開を迎える!
 
この度、映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』の日本公開を記念し、宇宙飛行士の野口聡一、宇宙好きを公言するタレントの中川翔子、宇宙大好きモデルの滝沢カレンをゲストにトークイベントが行いました。
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
 
公開直前トークイベント
日程:7月15日(月・祝)
会場:ソニー・ピクチャーズ試写室
登壇:野口聡一 中川翔子 滝沢カレン
司会:ジョニー志村 伊藤さとり

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野口聡一 中川翔子 滝沢カレン登壇

 
1969年、アポロ11号により達成された人類初の月面着陸。世界中に生中継された映像がフェイクなのか?リアルなのか?という未だにささやかれているウワサから着想を得て製作され、スカーレット・ヨハンソン演じる敏腕PR担当とNASAの発射責任者の対立を軸に、人類最大の偉業といわれる月面着陸の裏で行われていた極秘プロジェクトを描いた新たな傑作映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』。
 

タモリさん?

本作の日本公開を目前に控え、都内にてトークイベントが開催された。アポロ11号の月面着陸を題材に描いた作品ということで、世界初?となる月面(!?)でのトークイベントと称し会場には月面を模した装飾が施された。ゲストには宇宙飛行士・東大特任教授の野口聡一、宇宙好きを公言するタレントの中川翔子、宇宙大好きモデルの滝沢カレンという豪華な顔ぶれが揃った。そして司会として登壇したのはまさかのタモリさん…?。
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
 
某音楽番組のオープニング曲に限りなく似ているけれども確実に違う曲とともに“タモリさん”が登場してイベントの幕が開け、のっけからすでにリアルなのか?フェイクなのか?な展開に!“タモリさん”は「会場広いですね?」と客席にマイクを向けるも最初は無反応な会場だったが、「ここは月の上だそうです」「月の重力は地球の6分の1だそうです」とコメントの度に客席にマイクを向け続けると、会場もだんだん理解して、「そうですね!」の声も上がり始め、司会と客席とのお馴染みの掛け合いで会場を温めた。盛大な拍手とともに迎えられたのは宇宙大好きを公言するゲストたち。宇宙飛行士・東大特任教授の野口聡一は黒のレザージャケットでシックに、宇宙大好きタレントの中川翔子は劇中のスカーレット・ヨハンソンのような60年代風の黄色いワンピースで、宇宙大好きモデルの滝沢カレンは白地に満月のようなデザインがあしらわれた衣装で登場。お三方は自身の背景がバックパネルであることに気づくも・・・、“タモリさん”は「これは月面ですよ。今日は月の上からお届けしまますからね!何がフェイクかは分からない!」と、本日のイベントはあくまで“月の上”であることを断言しトークが始まった。
 
映画のテーマにちなんで、世界中が目撃したアポロ11号の月面着陸は「実はフェイクだったのでは?」という都市伝説について質問が飛ぶと、プロフェッショナルな野口は「昔は結構聞いていた都市伝説なんです。特に私が宇宙飛行士になった30年前頃は。月に本当に着陸したのか?とか、地球は本当に丸いのか?など、トンデモ論がいっぱいあった時期があって、この映画の都市伝説もその一つなんです。本当に月面に降りたのかどうかを疑っていた人は60年代70年代は結構いたんです。それが映画のベースになっています」とプロの目線で話す。
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
中川は「この話大好きなんです!都市伝説は8割くらい信じています。着陸しただろうけど、月面着陸映像はキューブリック監督が撮った説とか、旗が揺らめいちゃってるとか、いろいろツッコミどころがあってすごい興奮します」と都市伝説信じる派の意見を述べる。
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
さらには野口に対して「NASAに本当のこと言っちゃダメって書類を書かされているんじゃないですか?」と大胆に質問し会場の笑いを誘った。
滝沢は「まったく疑ってないです!絶対に行ってます。行ったという話から私は入っているので、長い年月が経って行っていないと言われたとしても、私の心では行ったがスタート地点。そこの夢は壊さないでいただきたいです」と、都市伝説信じない派の気持ちを語った。
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
 
そんな都市伝説が物語のベースになっている映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』を一足先に鑑賞した3人。野口は「最初はハッキリ言うと、スカーレット・ヨハンソンが好きだから観るかぐらいの勢いだったんですが…。観て本当にびっくりしました!とてもよいドキュメンタリーのような。当時のNASAの若い技術者たちの熱意や、歴史に名前が残らないような人たちがこんなに頑張っていたんだというのが描かれていて、いいドキュメンタリーに近い感動作でした。裏方こそが歴史を作ったというのを感じさせるとてもいい映画でした」と、驚きとともに本作を絶賛!さらにはNASAの全面協力を得て製作された本作について野口は、「エンドロールを観てひっくり返りそうになりました。NASAの協力者として名前が出てくるのが、いまの長官だったり、有名な宇宙飛行士でケネディ宇宙センターの所長だったり。NASAのトップが協力者に入っている。そして私にとっても60年代の再現シーンで懐かしいシーンがいっぱいでした。発射台へ向かう道や組み立て棟や、ココビーチという通りも再現性が高くて、懐かしいと思いながら観ていました」と映画の中のリアルな部分も感じたという。中川は「興奮する場面だらけでした!『NASAが全面協力』というワードだけで興奮です。つまり、こんなに人類はずーっと仲良くケンカし続けてきたんだなぁと。本当だ嘘だと言い合ってきたのが、ついにこの映画で一番真実に近い形が明かされちゃったのかな?と喜びがありました。そして、ゴキゲンなアメリカン・ムービーでもあります。さらには、宇宙映画でもあるけど、猫映画でもあります!」と話すと、野口は「NASAに猫がうろうろしているのはフェイクです」とNASAの真実を話す。滝沢は「宇宙映画は宇宙が主役の物語ばかりを観てきましたが、この映画は宇宙のシーンがちょっとだけで、地上が主役になってくるんです。地球上が。その地球での物語が、どんどん月への頑張りを見せていく人間たちの話で、逆に地球にいることも奇跡じゃん!と思えてくる。月に行って、帰ってくる場所があるこの地球。当たり前のように私たちは踏み歩いているけど、その地球にいることも鳥肌が出てくるような。宇宙の一つに立ってると思えてくる映画でした」と宇宙好きの独自目線で絶賛!さらに“タモリさん”は1969年の月面着陸について「当時は私は20代前半でしたから。世界が熱狂したんだから。世界の5億人がテレビにかじりついて観たんだから。映画はひとこと、楽しかったですよ!どっちだったんだろう?と。技術者だけじゃなく、色んな人が頑張らないと月には行けないという。本当に楽しかったですね!」と、映画が楽しすぎて口数が“タモリさん”らしからぬほど多くなってしまう一面も。
 
映画の主人公は宇宙飛行士ではなく、NASAのPR担当を任されたスカーレット・ヨハンソン演じるケリーだが、中川は「スカヨハ様はなんとレベル39で同い年なんですよ!信じられない!すごく憧れちゃって!仕事という線引きを超えて、自分にしかできないことの情熱がスクリーンを飛び越えて伝わって来て、本当に憧れました」と熱弁。滝沢は「嘘か本当というのを、スカーレット・ヨハンソンさんが握っているんです。嘘が悪っていうのも違うんじゃないか、リアルがいいとも限らないし。だからと言って、嘘がいいともならないのですが。その2個に分けてしまうことでもないんじゃないか?というのを、スカーレット・ヨハンソンさんが最後に教えてくれました。嘘も、地球上のためにはいいことにも変身できる可能性があることを知りました。だからと言って嘘ついちゃダメだと思いますが」と語る。野口は改めて「本当にNASAにいた人へのちゃんとしたリスペクトが感じられました。過去のアポロ1号への事故への敬意も払っていました。いいヒューマンドラマでした」と本作に込められた思いも語ってくれた。
 

月に誰と行く?

さらには、映画のタイトル『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』の意味である「私を月に連れてって」にちなみ、「もし月に行けるとしたら誰と?」という質問が続く。野口は「連れて行くなら家族。妻と子供たち。3回宇宙に行っていますが、仕事だったので」、中川は「今は大谷翔平選手!先日、スタジアムで生で28号ホームラン見たばかりなんです。月は重力が地球の6分の1だとのことで、131kmのスピードのボールが月だと786km出るのかなというのを、私がカメラマンとして撮りたいです!」と夢を語ると、野口は「宇宙から大谷君と話したことがあるんです!」とまさかの宇宙飛行士マウントを取り、中川も滝沢も憧れの歓声を上げていた。滝沢は「私は一人がいいです。自分の目で確かめて、ここは素晴らしい場所だよと。自分の目、自分の心から出た言葉を友達に言って、大親友のサチコが来るか来ないかな、と」と、意外と慎重な一面を見せた。
 

最後に大喜利

そして、最後に“タモリさん”から全員に大喜利のお題が!「アームストロング船長の『一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩だ』という名言に因んで大の宇宙好きの3人が、もしも月面を歩いたら、最初の一歩で何を言う?」というお題に対しゲストがフリップ展開。野口は<月の兎になったよ!>と答え、
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
“タモリさん”からは「野口さんは意外とカワイイですね?」とコメントされるとすかさず「よく言われます」と宇宙飛行士のおちゃめな一面も見せる。
月に行ったらこれを言うと昔から決めていたという中川は<月にかわっておしおきよ!>の答え。
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
「以前深海に潜ったことがあって、5351mの芸能界最深深度記録がいまだ破られずにあるんですが、深海と宇宙に両方行った人類は数人しかいないみたいなんです。なので、行きたいなではなく、宇宙に行くって決めています!宇宙飛行士の審査も書類で落ちましたが、宇宙貯金もして、宇宙旅行が気軽に行ける日を目指して、長生きしようと決めてます!宇宙と深海のW到達の女になります!」と、宇宙への前向きな決意を語ってくれた。
滝沢は<こちらに家を建ててよろしいでしょうか?>と個性的な答え。
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
「私は住みたいんですよ。月を拠点に銀河系のギリギリまで行ってみたいです。家が欲しいです。マンションでもいいので。住みたいです!」と語った。それに対し野口は「乗っていったカプセルをそのまま家に替えちゃうのがいいと思います。窓も付いているし、キッチンもたぶんあるので。テレビ局とのロケもそのまま地球に行って、そのまま帰って来られる」と、プロならではの的確なアドバイスも。
最後に“タモリさん”は<意外と近かったね~! ジョニー志村>とフリップを出す。
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
たったの38万キロですからねぇと言いながら、実は本日の司会が“タモリさん”ではなく、“タモリさん”のモノマネで知られるジョニー志村であることを自ら明かし、リアルか?フェイクか?にちなんだ公開直前イベントは、宇宙愛が炸裂して幕が閉じられた。

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『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』

原題:FLY ME TO THE MOON

 
テレビの生中継で全世界が目撃した“月面着陸”は、リアルか“フェイク”か。
7月19日(金)より全国の映画館で公開
 
公式サイト:
https://www.flymetothemoon.jp
 
作品公式X(旧Twitter):
@SonyPicsEiga
 
ハッシュタグ:
#フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
 
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

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US公開:2024年7月12日
監督:グレッグ・バーランティ(『フリー・ガイ』製作)
出演:スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタム、ウディ・ハレルソン
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