松田龍平さんを主演に迎え、7年ぶりに松尾スズキさんが長編映画のメガホンを取った
『ジヌよさらば~かむろば村へ』 がこのほど、都内で無事クランクアップを迎えました。 原作は、人気漫画家いがらしみきおが小学館ビッグコミックにて2007年~2008年に連載していた人気コミック。 阿部サダヲ、松 たか子、二階堂ふみ、西田敏行ら日本を代表する俳優陣が顔を揃え、笑いとシリアスが絶妙にブレンドされた独特の世界感で、お金を一円も使わずに生きることを決意した主人公・武晴と、彼を支える村人たちとの奇妙な交流を描きます。 |
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本作の舞台となるのは、病院も学校も警察も郵便局もなくなった限界集落‘かむろば村’。
松尾監督がロケ地に選んだのは、福島県河沼郡柳津町。 5月7日に柳津でクランクインし、約一か月に渡る滞在ロケにて撮影を敢行し、去る6月4日都内にてクランクアップとなりました。 現場は、常に新しい演出を加えてくる監督と、テンションの高い演技を魅せる俳優たち、そして全力でサポートするスタッフらにより、緊張感溢れながらも、絶え間ない笑いに包まれていたそうです。 そして! クランクアップ時の松田龍平さん、阿部サダヲさん、松たか子さんからのコメントが入りました。 |
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最後花束を監督から贈呈された松田龍平さんは、 「メインロケ地の福島でアップしたかったなぁという気持ちもありますが、楽しかったです。『恋の門』以来、10年振りの松尾組でしたが、撮影が終わって、今振り返ってみると、10年前よりも客観的な視点を持って現場にいれたかな、という気がしています。」 と自身の成長も手ごたえとして掴んだ様子。撮影中は 「台本に書かれていない事が、演出として次々と松尾さんから出てくるので、どのシーンも刺激的で楽しく、それゆえ不安もありました。」「頑なにお金を使わない武晴を、周りの一風変わった人たちが、なんとかして助けようとする、いい話になっているのではないかと思います。僕自身、仕上がりが楽しみです。」 |
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また、かむろば村の村長与三郎を演じた阿部サダヲさんは 「撮影は朝早い日が多かったのですが、時間の流れが良くて、とてもいい過ごし方が出来ました。松尾さんとは、長編映画で組むのは初めてでしたが、映画でも舞台でも演出の仕方は変わらないので、安心して挑めました。あと、松尾さんが元気そうなので良かったです。」 |
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与三郎の妻亜希子を演じた松たか子さんは |
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クランクアップ直後、松尾監督は
「すごく濃いメンツに集まってもらい、今までにない演技をしてもらいました。完成を楽しみに待っていてください。」 と、自信を覗かせました。 すごく濃いメンツと言うのは、 また、松尾監督自身もヤクザの多治見役として重要な役どころで出演しています。 『ジヌよさらば~かむろば村へ~』 は、これから編集作業に入り、来年2015年の春公開の予定です。 |
『ジヌよさらば~かむろば村へ~』
ストーリー
銀行勤務ながら金アレルギーになり、会社を辞め、東北地方のとある寒村にやってきた主人公(松田龍平)。
お金を一切使わない生活を目指してやってきたその村には、隠された過去を持つ異常に世話焼きな村長(阿部サダヲ)と美しいその妻(松たか子)、自ら“神様”を名乗り、皆からそう慕われている老人(西田敏行)など、想像をはるかに超える、濃い村人たちがいた。
お金に背を向け村人たちに向き合ううちに、主人公の暮らしは、思わぬ方向に走り出してゆく。
果たして人は、一銭も金を使わずに生きてなど、いけるのか?
経済が混迷する現代に放つ、衝撃のスラップスティックコメディ!
【作品概要】
監督・脚本:松尾スズキ
原作:いがらしみきお 『かむろば村へ』/小学館 ビッグコミックススペシャル刊
出演:松田龍平 阿部サダヲ 松たか子 / 二階堂ふみ / 西田敏行
企画製作:キノフィルムズ、グリオ 制作:シネグリーオ
配給:キノフィルムズ
(C) 2015 いがらしみきお・小学館/『ジヌよさらば~かむろば村へ~』製作委員会