映画「ケアニン~あなたでよかった~」の東京での公開記念舞台挨拶が丸の内TOEIで行われ、主演の戸塚純貴をはじめ共演の水野久美、松本若菜、山崎一、鈴木浩介監督、本作の監修を務めた加藤忠相、主題歌を担当した香川裕光が舞台挨拶に登壇した。
映画『ケアニン~あなたでよかった~』東京舞台挨拶 |
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主人公の新人介護福祉士・大森圭を演じて
戸塚さん:介護というものに対して前向きなイメージがあまりなかった、仕事が忙しいから人に預けちゃう、色々な家庭の事情とか窮屈なイメージがあった。 と率直に介護へのイメージを語った。続けて、 と自身の作品を通しての心境の変化を語った。 認知症という難しい役どころを演じた水野さん。感想を聞くと、 水野さん:何も考えないでやりました!たまたま自身の年齢と演じた星川敬子の年齢が同じで、もし本当に自分が認知症になればどんな風になるのかな?と不思議な感覚で演じました。 と撮影を振り返りました。さらに 水野さん:皆様がこの映画をご覧になって心に残る大切な何かを感じて頂きたかったので、一生懸命演じました。もし、認知症になっても頑張りましょう!、とっても素敵ですよ! と会場の笑いを誘いながらも作品への熱い思いを語った。 圭の先輩介護福祉士を演じて 松本さん:最初に台本を読んだ時、両親のことが思い浮かび涙が止まらなくなった。この作品は介護する側の人を演じるために松本若菜の部分を押し殺して望みました。 と役作りにおける葛藤を語った。また敬子の息子役を演じた山崎さんは 山﨑さん:親子のシーンの台本を読んだだけで、泣けて泣けて、自分は全国の息子の代表としてこの役を演じようと決意した。 と役作りを振り返った。 |
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また、監修を務めて
加藤さん:この映画は介護の作品という特別なものではなく、自分の映画として持ち帰ってほしい。介護の仕事と聞くと専門職であり、ものすごく難しい仕事という認識になりがちだが、実際の目の前のじいちゃん、ばあちゃんにとっては仕事ではなく生活。その生活をちゃんと支える仕事。この映画はその感覚をしっかり持っている作品になっていると思います。 と熱く映画に関して語りました。 鈴木監督:自分も年齢を重ねるごとに様々なジャンルの作品を取ってきた、この作品はこの年齢になったからこそ、両親のことなど色々な思いを重ねて完成することができた。この歳でこの作品を撮れて良かったと思います。 と本作への率直な思いを語った。 実は本日7月22日は主演を演じた戸塚さんの誕生日ということもあり、会場には本作で圭と敬子の心を通わせるキッカケにもなったオレンジをあしらったバースデイケーキと花束が運び込まれ・・・・。 最後に 戸塚さん:この映画は是非、沢山の若い世代の方たちに観て欲しい。そして普段なかなか考えないような身の回りの人の大切さを考えるキッカケになる作品になってほしい。 と作品への熱い思いを語り舞台挨拶を締めくくった。 |
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“介護”というテーマに縛られず、すべての人が共感し、笑って泣けて人生に前向きになれる作品。
映画『ケアニン~あなたでよかった~』 は、2017年、初夏公開予定。 公式サイト: 大森圭(男性・21)は新人の介護福祉士。高校卒業後、これといってやりたいことがなかった圭は、漠然とした理由で介護の専門学校へ入学。卒業後、圭が働くことになったのは、郊外にある小規模多機能施設。認知症の高齢者たちと上手くコミュニケーションが取れず、悩む日々が続くなか、圭が初めてメインで担当をすることになったのは、認知症を発症した星川敬子79歳。試行錯誤しながらも、先輩スタッフたちの協力もあり、少しずつ敬子との関係性を深めていく。 「なんとなく」で始めた介護の仕事に、いつしか本気で向き合うようになっていく圭だったが・・・。 |
出演:戸塚純貴 藤原令子 山崎一/水野久美
松本若菜 菜 葉 菜 小市慢太郎 ほか
監督:鈴木浩介
原案・エグゼクティブプロデューサー:山国秀幸
脚本:藤原磨実也
プロデューサー:吉見秀樹/金延宏明/長田安正/柳瀬太郎
特別協力:加藤忠相(あおいけあ)
特別協賛:UAゼンセン日本介護クラフトユニオン
協力:全国社会福祉法人経営者協議会/全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会/公益社団法人 全国老人福祉施設協議会/公益社団法人 全国老人保健施設協会/公益社団法人 日本介護福祉士会/公益社団法人 日本介護福祉士養成施設協会/NPO法人 未来をつくるkaigoカフェ/一般社団法人『民間事業者の質を高める』全国介護事業者協議会
製作:「ケアニン」製作委員会(ワンダーラボラトリー、HORIZON、ノブピクチャーズ、ユナイテッドエンタテインメント、ライブラリーコンテンツサービス、
)配給・宣伝:ユナイテッドエンタテインメント
©2017「ケアニン」製作委員会
2017年/日本/カラー/104分