名匠エドワード・ヤン監督が1991年に発表した伝説の傑作『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』が,4Kレストア・デジタルリマスター、3時間56分版として、3月11日(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館(3/18~)他全国順次公開。 この度、この作品の数シーンの撮影現場に立ち会っている俳優・永瀬正敏さんよりコメントが到着しました! 永瀬さん:幸運にも僕は本作品の数シーン撮影現場に立ち会っている。同じ時期、台湾である映画の撮影をしていて、その作品のプロデュースをエドワード・ヤン氏が務められており、2つの現場をお互いに行き来していたのだ。 『牯嶺街少年殺人事件~A Brighter Summer Day』この作品は紛れもなく映画史に残る大大傑作だ。 |
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コメントに「2つの現場をお互いに行き来していたのだ」とあるように、当時、永瀬正敏さんを主演に、アジア6カ国にて、全て現地の監督やスタッフで制作された壮大なプロジェクト「アジアン・ビート」シリーズの台湾編『シャドー・オブ・ノクターン』(1993)は、なんと『牯嶺街少年殺人事件』のプロデューサーであるユー・ウェイエンが監督、プロデューサーをエドワード・ヤンが務めていました。
そのような濃密な関係性の中で、永瀬正敏さんも『牯嶺街少年殺人事件』の現場に何度か足を運び、なんと出演シーンの撮影も行っていました。 しかし残念ながら、そのシーンは幻となってしまいました。 今となっては観ることのできない貴重すぎる出演シーン。また『牯嶺街少年殺人事件』で主演を務めたチャン・チェンも『シャドー・オブ・ノクターン』の撮影現場に、よく遊びに来ていたそうです。 |
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物語・・・ 1960年代の台湾・台北。夜間中学に通う小四(シャオスー)は不良グループ〝小公園“に属する王茂(ワンマオ)らといつもつるんでいた。小四はある日、小明(シャオミン)という少女と知り合う。彼女は小公園のボス、ハニーの女で、ハニーは対立するグループ〝217”のボスと、小明を奪い合い、相手を殺し、姿を消していた。 小明への淡い恋心を抱く小四だったが、ハニーが突然戻ってきたことからグループの対立は激しさを増し、小四たちを巻き込んでいく。 3月11日(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館(3/18~)ほか全国順次ロードショー!
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監督:エドワード・ヤン 出演:チャン・チェン、リサ・ヤン、チャン・クオチュー
1991 年/台湾/236分
(c)1991 Kailidoscope
配給:ビターズ・エンド