マレーシアの女性監督ヤスミン・アフマドの最高傑作で、長編映画としての遺作になった『タレンタイム(原題)』(2009)が『タレンタイム〜優しい歌』の邦題で、8年の時を経て、ついに初の劇場公開となります。 このたび本作の予告編が完成解禁となりました!
本作は、2009年、ヤスミンの死後に福岡と東京で映画祭上映。 その後・・・。 |
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本作の魅力をさらに輝かせている大きな力が、音楽の力。
ドビュッシーの「月の光」、バッハの「ゴールドベルク変奏曲」といったクラシック、インド映画から引用された名曲「O Re Piya (オー・ レー・ピヤー/おお、愛しい人よ)」など様々だが、とりわけマレーシアの人気アーティストであるピート・テオが作曲したオリジナル曲である「I Go (アイ・ゴー)」、「Angel(エンジェル)」は本作の主調となり、映画を見た誰もが口ずさみたくなる珠玉の名曲です。 |
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ヤスミン監督の愛と寛容のヴィジョンを。
『タレンタイム~優しい歌』 物語・・・ 3月下旬シアター・イメージフォーラム、4月シネマート心斎橋ほか全国順次公開! 公式サイト:moviola.jp/talentime |
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ヤスミン・アフマド監督 活動期間はわずか6年。その間に残した長編は6本だった。 ヤスミンが遺した映画は多民族国家マレーシアを映しだし、マレー語・中国語・タミル語など言語も複数使われ、民族や宗教が異なる人々が登場する。彼女は様々な人々が混在する世界をそのまま肯定し、民族や宗教の壁を軽やかに越えるヤスミン・ワールドともいうべき世界を描きだした。8年経って、トランプ政権が象徴する「分断」の時代に監督メッセージはどう映るのか。 |
監督・脚本:ヤスミン・アフマド
撮影:キョン・ロウ
音楽:ピート・テオ
出演:パメラ・チョン、マヘシュ・ジュガル・キショール ほか
原題:Talentime
2009/カラー/115 分/マレー語・タミル語・英語・広東語・北京語
配給:ムヴィオラ
© Primeworks Studios Sdn Bhd