映画情報どっとこむ ralph 2月18日(土)公開の『愚行録』のジャパンプレミアが行われました。観終えたばかりの重い雰囲気の中、妻夫木聡さん、満島ひかりさん、小出恵介さん、臼田あさ美さん、松本若菜さん、中村倫也さん、眞島秀和さん、濱田マリさん、平田満さんら豪華キャスト9名に石川慶監督を加えた総勢10名が登壇!新年早々の初“愚行”(=愚かな行為、やってしまったこと)を暴露!?しました。

『愚行録』ジャパンプレミア
日時:1月22日(日)
場所:新宿ピカデリー
登壇:妻夫木 聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田 満、石川 慶監督


観終えたばかりの静まった観客の中にキャストが登壇。

妻夫木さん:プレミア上映にご来場いただき楽しんでいただけましたかと、言える作品ではないとは思いますが、愚行を味わっていただけたのではと思います。

満島さん:出来上がった作品を観て美しい作品だなと思います。物語はですが・・・。こまかい表情まで見られますので、気に入ってくださると嬉しいです。

との挨拶からイベントはスタート。

映画情報どっとこむ ralph 役作りは・・・

妻夫木さん:新聞社で社内を見学させていただいてから、事件記者に話を聞かせていただきました。ペンとボイスレコーダとかもありますが・・・興味深かったのは、事件記者の方は、取材で如何に話を引き出すかにあたり自分自身の態度とか接し方とかを変えたりすると。勉強になりました。

と、今回の事件記者役の役作りを事前にしたそう、一方で満島さんは

満島さん:地上に足をつかないように。掴まないように掴まれないようにやりました。具体的になっちゃいけないなと、誰にもみえないように。満島ひかりを消すのは難しかったですが。消えてくれないかなと・・・。この映画には胸が痛むセリフがあったりしますが、平田さんが、「胸が痛いでしょ。本当にあるんだよね」って声をかけて下さって落ち着きました。

平田さんは、裏でも精神科医のようだった様子。

小出さん:恋で気持ち良かったです。普段言えないセリフが。でも塩梅としては難しいですね。女性がついてくる魅力を持っていながら。嘘ではなく本当にそう思っている感じですよね。

臼田さん:はっきり物を言うけれど、やさしさ。その言葉の意味以外がはらんでいて。どれくらいのかげんで出すのかは悩みました。そこは監督が丁寧に演出してくれました。満島さんにも相談しましたね。

松本さん:みんなの記憶の中に出てくる人物像なので、観てくれる8割が最低、2割が悪くないよねと観てくれたらと。感想で最低と言われたら誉め言葉です。
と、不敵な笑いも。

中村さん:若い頃の考え方は若い男あるある。面倒ごと嫌う。芯がない。時代を経た後は。 少し疲れてる感じをと監督に言われました。僕はかわいい顔してるので、メイクさんとか衣装さんの力を借りて老けられたと。

眞島さん:会話の内容は馬鹿ですが、楽しかった親友なんだと。そこを。ホントひどいことやってたんですけど。

濱田さん:愚行を繰り広げてる中、まとも。でも救いようのない案件で弁護が難しかったですね。弁護士然とした弁護士ではなく、少し女性的な母的な弁護士に見えるよう演じました。

平田さん:とても繊細なカメラと照明と演出で。満島さんがとても難しい役柄なので、とにかく邪魔しないようにと。それだけを考えて演じました。あと精神鑑定がわからないので、先生の所に伺って、質問してもニコニコ観察されていて、あれなのかなと参考にしました。

映画情報どっとこむ ralph 長編デビュー作の石川監督。

石川監督:各キャストさんが観たことない表情を出していただけたのが良かったです。皆さん優しく見守ってくれたと思います。それが映画の力強さになったと思います。

ベネチアの映画祭の現地の反応を聞かれると

石川監督:現地の反応は、舞い上がっていて、詳しいこと覚えてなくて。覚えているのは、ドレスの満島さんがきれいだったことですね。ベネチアって純度100%映画の時間で。夢の中の時間でキラキラしていました。

と、初長編でベネチア映画祭は監督を夢の世界にいざなったよう。

映画情報どっとこむ ralph ここで、今年に入って、してしまった愚行を聞かれ

妻夫木さん:今やっている舞台が3日から稽古で3日までは休ませてくれと思ったことが愚行ですね。

満島さん:昔に舞台挨拶にふてくされていたんですね。それが愚行だったんですが。妻夫木さんにマスコミの人たちも大変なんだよと。ちゃんと御大人として対応しなきゃとアドバイスされました。

小出さん:この間、番組宣伝で、臼田さんに結婚するんですかと聞いて、なんで2日の間にプロポーズし無かったことが愚行かな・・・と。

と言う、小出さんに

妻夫木さん:プロポーズしてたら愚行だよ!

と、会場の笑いを誘います。

臼田さん:今年携帯電話を洗濯機で洗って。数日間音信不通にしてたのが愚行です。ご迷惑かけたかた申し訳ありません。

松本さん:電車で、おしゃれなイケメンが座ってて、その人にチャック空いますと言われて恥ずかし想いをしたのに。今年入ってまたやってしまいました。

中村さん:初詣。ちゃんと年越しそば食べて・・・初詣でそろそろ行くかと。外に出て寒さに負けて、行かずに寝てしまったのが愚行です。

眞島さん:正月早々の二日酔い。二度と飲まない。繰り返してしまう愚行です。

濱田さん:家族にモーニングコールしてるんですが、油断して忘れまして、皆勤を目指していたのに非常に残念な愚行を。悔しいです。

平田さん:正月に泊りがけで帰ってホッとして。ごみを捨てて。でも、外出から帰ったら、日にちが違ってますと張り紙。悔しい愚行です。自治会班長さんには謝りに行きました。

映画情報どっとこむ ralph ムービー撮影で、マネキンチャレンジのような状態に!会場大笑い!

妻夫木さん:重い話ですが 笑いを提供できてホッとしてます。挑戦的な映画も必要かなと思っています。監督はデビューですが才能のある方です。人間の愚かさををまじまじと考えさせられたと思います。この映画で得るものがあったらのなら嬉しいです。

と、イベントを締めました!

本作は、ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎による直木賞候補作の同名小説を原作とし、主人公・週刊誌の記者である田中役を妻夫木聡、田中の妹・光子役を満島ひかりが務めたほか、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和など超豪華実力派俳優が出演。また、ロマン・ポランスキーなどを輩出した名門・ポーランド国立映画大学で演出を学んだ異色の経歴を持つ石川慶が本作で監督デビューを果たしました。

人間関係における秘められた羨望、嫉妬、見栄、駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の【愚行】(=愚かな行為)が複雑に絡み合い、見る者の人間性が極限まで試される戦慄の群像劇にして、予想を覆す展開に圧倒的な衝撃が走る、新たなる傑作ミステリーの誕生です!

物語・・・・
エリートサラリーマンの夫、美人で完璧な妻、そして可愛い一人娘の田向一家。絵に描いたように幸せな家族を襲った一家惨殺事件は迷宮入りしたまま一年が過ぎた。週刊誌の記者である田中は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始する。

ところが、関係者たちの証言から浮かび上がってきたのは、理想的と思われた夫婦の見た目からはかけ離れた実像、そして、証言者たち自らの思いもよらない姿であった。その一方で、田中も問題を抱えている。妹の光子が育児放棄の疑いで逮捕されていたのだ。

公式サイト:
gukoroku.jp

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妻夫木 聡 満島ひかり
小出恵介 臼田あさ美 市川由衣 松本若菜 中村倫也 眞島秀和 濱田マリ 平田

原作:『愚行録』貫井徳郎
脚本:向井康介
音楽:大間々 昂
監督:石川 慶

配給:ワーナー・ブラザース映画/オフィス北野
(C)2017「愚行録」製作委員会
  

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