単独初主演となる知念侑李、共演に中川大志、小松菜奈を迎え、三木孝浩監督がメガホンを取り映画化した『坂道のアポロン』、2018年3月10日(土)に全国公開となります。
そして、この度本作の公開を記念して、ジャズ・シンガーの綾戸智恵さんと三木孝浩監督のトークショー付き試写会が行われ、金言連発!映画絶賛!綾戸智恵さんマシンガン面白トークの30分でした! 『坂道のアポロン』綾戸智恵&三木孝浩監督トークショー |
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元気に走って登場する綾戸さん! 綾戸さん:毎度!うちの千太郎(中川大志)がお世話になっております!お母んみたいでっしゃろ!とにかく青春映画にジャズ使っていただいて、嬉しかったです。好きなシーンはおっちゃんにピアノ教えてもろうてるところ。あそこ私と一緒。中村八大っておっちゃんにね。JAZZ始めたころ思い出したわ! と、話す綾戸さん。実は監督もこのシーンがお気に入り。 と話す監督に 綾戸さん:そう!嬉しい!日本ではすぐ学校何処?とか素性をすぐ聞く。違うがな、おもろくするためやってる。難しいこと言われても・・ね。誰に憧れてるとかもね、いいですけど。たぶん彼らに聞けばおっちゃんていうんじゃないかなと。ええ映画やわ。 実は綾戸さんのバンドのベーシストが本作の音楽担当もしているそう。 監督:全部のJAZZアレンジや構成もやっていただいていて。 綾戸さん:あれがいるから私のCDがJAZZの棚にあるんです!いなかったら、ただの歌のおもろいおばはんやから!(笑) と、会場を沸かせます。 |
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そして、本作に関し 綾戸さん:題材は音楽ですが若い人が出会う、人、時間、事件。ようあんたみたいな若人ができたわ。ちゃんと監督してるね。 監督:若い役者が頑張ってくれて、知念君と中川君が映画だと決まった動きをしなくてはいけないので、アドリブ演奏に見えて、音源にあてる。難しいことをやってくれているんです。 と、二人の若い役者を誉めます。すると、 綾戸さん:この二人が太陽とお月さんで、素晴らしい!で、マドンナが一人。できすぎやないか! 監督:原作が素敵なんです。 と、謙遜気味の監督。 |
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二人の演奏シーンについて聞かれると、 綾戸さん:わからん!旨い!演奏の難しいとこはわからん。演奏はお客さんが評価するもの。お客さんが拾うてくれる。なんやったら3000円払って家に持って帰ってあげる!ってCD買うてくれる。(笑)そういうもの。 監督:演者が楽しんでることが、聞き手を楽しくしてくれるんですね。 綾戸さん:自立するということは誰かと一緒に過ごせるかということと。と母に言われまして。ひとりじゃないことを証明していくことが自立と言うこと。人と係る。そういうことがこの映画にある。一生の友情だと思う!この青いセリフもね。最高。いい映画だったわ。キャスティングも。 監督:本当にそれがテーマですね。音楽を通して人を作っていく。自立していくことですね。 綾戸さん:青春、後悔、生き死に、2時間弱に全部詰まってる。あんた詰め物上手やなー 監督:ありがとうございます。ジャズの敷居が低いことがわかるきっかけになってくれればと思います。 |
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綾戸さん:(中川)千太郎、哀愁のあるええ役者やね。ジェームスディーンみたい。
監督:そうジェームスディーンやリバーフェニックスをイメージしていて、スタンドバイミーの感じでってプロデューサーにも言われていたんです。そして、あの時代の佐世保のエネルギーが、面白かったですね。
綾戸さん:細かいところよりストーリに飲み込まれる映画。監督の人間性が出てるんとちゃいますか?すべてのキャラクターが上手に利用する多意味のある、すべての事柄が人生感につながる素敵な映画です。 面白いイベントとなりました! 『坂道のアポロン』 公式サイト: |
出演:知念侑李 中川大志 小松菜奈
真野恵里菜 / 山下容莉枝 松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.) 野間口徹
中村梅雀 ディーン・フジオカ
監督:三木孝浩
脚本:髙橋泉
原作:小玉ユキ「坂道のアポロン」(小学館「月刊flowers」FCα刊)
(C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C)2008 小玉ユキ/小学館