燦燦舞台挨拶

昨日から10月25日(金)までの2週間、ユナイテット・シネマ浦和にて開催中の
第3回浦和映画祭

特別招待作品として“高齢者の婚活”を描いた『燦燦-さんさん-』が、先行上映され、本作の外山文治監督や、主演の吉行和子や宝田明に引けを取らない圧倒的存在感を発揮した「さいたまゴールド・シアター」の役者陣7名の合計8名が登壇。大変賑やかな舞台挨拶となりました。

◆日時:10月12日(土)
◆場所:ユナイテッド・シネマ浦和
◆登壇ゲスト:外山文治監督、さいたまゴールド・シアター(宮田道代、田内一子、都村敏子、竹居正武、遠山陽一、百元夏繪、たくしまけい)

「さいたまゴールド・シアター」は、今年パリ公演を大成功させ、今や世界を舞台に活躍する、蜷川幸雄氏いる平均年齢74 歳の演劇集団。

オフィシャル本作にも、さいたまゴールド・シアターの団員41名のうち、約30名がオーディションを受け、選抜された21名が出演しています。オーディションではその初々しさと貫禄が混ざり合う演技に監督たちも頭を抱える場面もあったそうで、監督も「映画出演が初めての人がほとんどでしたが、萎縮するどころか、どうにか目立ってやろうと、撮影当日に金髪にして来た人もいました!」と、その予想外の行動に困り果てたエピソードを紹介すると、その張本人である遠山陽一(77歳)は、「私はセリフを言うのがとても上手なんですが、この(今日特別に併映される)『此の岸のこと』には、セリフがないんです。でも私は背中で演技しました!」と発言し、会場は笑いの渦に。

その発言に刺激されたのか、『此の岸のこと』で共演をした百元夏繪(71歳)は、「私は(セリフが無い分)、体、特に手で表現することに気を遣いました!」と女優魂を見せ、たくしまけい(74歳)に至っては、「私、『燦燦 —さんさん—』でキスシーンがありまして!監督の指導以上にやりました!」と、見た目だけではなく、心の若さも見せつけてくれました。

また最後に司会者からは、公開初日である11月16日に、主演の吉行和子と宝田明が、このユナイテッド・シネマ浦和に来場し舞台挨拶することが決定したニュースがサプライズ発表されると、地元・浦和の観客で満席となった会場からは大きな拍手が起き、“真の大御所俳優”であるおふたりへの歓迎ムードに包まれました。

今回、先行上映した『燦燦-さんさん-』は、11月16日より、ヒューマントラストシネマ有楽町、ユナイテッド・シネマ浦和ほか全国順次公開となります。

また、第3回浦和映画祭は、本日より10月25日(金)までの2週間、ユナイテット・シネマ浦和にて開催中です。

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【STORY】 鶴本たゑ(吉行和子)、77歳。長きに渡る介護の末に最愛の夫を亡くし、それからずっと独り暮らし。離れて住む息子たちは、なかなか会いに来てはくれない。亡き夫の親友・森口(宝田明)が会長を務める老人クラブに気の合う仲間はいるものの、年寄じみた活動は楽しめず、足が遠のいてしまうこの頃。淡々と過ぎゆく日々の中で、たゑは思う。「人生の花道を輝かせたい!」 そんな時、街に出たたゑは、結婚相談所のショーウィンドーに飾られたウェディングドレスに、ふと惹きつけられる。人生のラストパートナーを求めて、たゑの“婚活”が始まった—。

【監督・脚本:外山文治】名優たちとタッグを組むのは、日本の高齢化社会をモチーフにした短編映画が世界各国で絶賛された期待の新鋭、本作で長編映画監督デビューを飾る外山文治(監督・脚本)。埼玉県の映像産業拠点施設SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザが実施する、若手映像クリエイターの育成を目的としたデジタルシネマ製作支援プログラム<D-MAP2012>において、コンペを勝ち抜き、本作の制作の運びとなりました。

出演:吉行和子 山本學/ 宝田明
脚本・監督:外山文治
原案:外山文治「燦燦」(ユナイテッド・シネマ主催 第六回シネマプロットコンペティション グランプリ・SKIPシティ賞W受賞作品)
キャスティング協力:彩の国さいたま芸術劇場
製作:埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:東京テアトル/デジタルSKIPステーション
©2013 埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ

2013/日本/81分

公式サイト:sansan-eiga.com

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