第69回カンヌ国際映画祭主演女優賞受賞!フィリピンを蝕む麻薬撲滅戦争の暗部を抉り出した衝撃作『ローサは密告された』、DVD発売決定!特典映像には監督インタビューも! フィリピン・マニラのスラム街で雑貨屋を営むローサとその家族は、家計のため、本業の傍ら少量の麻薬を扱っていた。ある日何者かに密告され、夫婦ともに逮捕されてしまう。取り調べを受ける彼らに警察は恐喝まがいの無茶な要求を次々と突きつける…。東南アジア最大のスラム街を擁するマニラで、雑貨を売るのと同列に麻薬を売り、この無法地帯でただ毎日を生きる、ある女とその家族を描いた衝撃作『ローサは密告された』。全編がまるでドキュメンタリーのような生生しいタッチで描かれ、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が進める過激な麻薬撲滅運動の暗部が映し出される衝撃の作品だ。「第3黄金期」と呼ばれる現在のフィリピン映画シーンを牽引する存在であり、クエンティン・タランティーノやショーン・ペンらが絶賛、今や世界中が注目する鬼才・ブリランテ・メンドーサ監督の最新作となる本作が、2018年3月2日(金)にDVDで発売されることが決定した。 |
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本作は本年度のアカデミー賞外国語映画賞フィリピン代表に選出され、さらに第69回カンヌ国際映画祭では、ローサを演じるジャクリン・ホセが、クリステン・スチュワート、シャーリーズ・セロン、レア・セドゥ、イザベル・ユペールら名立たる俳優たちを抑えて、フィリピン初の主演女優賞を獲得するという快挙を成し遂げた。 審査員のひとりだったドナルド・サザーランド(『ハンガー・ゲーム』シリーズ、『スペース・カウボーイ』)はホセを「超一流の演技」と絶賛し、キルステン・ダンスト(『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』、『スパイダーマン』シリーズ)は、本作のラストシーンに感動して涙を流したのだという。 この度発売されるDVDには、映像特典としてブリランテ・メンドーサ監督の新録インタビューと劇場予告編が収録される予定だ。監督曰く「俳優たちは、撮影が進むにつれ、自分の演じる人物の置かれた苦境を感じてゆくことになります。何が起こるか分からない不確かさが、スクリーンに定着される」という衝撃の本作を、ぜひDVDでお楽しみいただきたい。 |
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物語・・・ ローサはマニラのスラム街の片隅でサリサリストアを夫ネストールと共に経営している。かつての日本の下町のように、密接して暮らす人々のつながりは深い。ネストールはいつもだらだらしてばかりだが気は悪くない。店を切り盛りするのはローサ。ローサには4人の子供がおり、彼らは家計のため、本業に加えて少量の麻薬を扱っていた。ある日、密告からローサ夫婦は逮捕される。さらなる売人の密告、高額な保釈金……警察の要求はまるで恐喝まがいだ。この国で法は誰のことも守ってくれない。ローサたち家族は、したたかに自分たちのやり方で腐敗した警察に立ち向かう。 【キャスト】 【商品情報】 発売元:ビターズ・エンド |