映画情報どっとこむ ralph マノロ・ブラニクの魅力と、華麗なる手仕事に迫るファッション・ドキュメンタリー

マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年

は、12月23日(土・祝)新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー!

そのマノロ・ブラニクさんのインタビューが到着しました!

映画情報どっとこむ ralph Q.この映画の撮影はどのような経験でしたか。

ブラニクさん:カメラが周りにあると完全にリラックスして居心地よいというわけにはいかなかったですが、何とか慣れました。このドキュメンタリーには満足しています。私の人生の様々な側面をリアルに捉えています。靴のデザイン、アトリエ工房での長い作業、イギリスの庭園での静かな生活を楽しむシーンなどです。

Q.あなたと監督マイケル・ロバーツとはどのような関係ですか。そしてあなたがこの企画をマイケルと共に進めることに決めた理由はなんですか。

ブラニクさん:彼とは30年以上前からの友人です。しかし、それでも映画の出演に関してはずいぶん考えました。そうは言ってもマイケルは、ほかの誰でもない“マイケル”だからね。他の監督に同意して映画を作ったとして、この私の物語を彼以上にうまく語れる人物はいないという結論に達しました。監督を彼に任せれば、私の仕事は美しく撮られるだろうし、私の物語は真実らしく、この映画を通して私は自分自身のままでいられるだろうと思いました。これらすべてのことを考えたうえで、私は「イエス」と返事しました。

Q.この映画のタイトルについて説明していただけますか。

ブラニクさん:本当にそのままだよ。小さいころ、実際にお菓子の包み紙で、トカゲと、それから犬にも靴を作ってあげてました。

Q.観客に本作から何を受け取ってもらいたいですか。

ブラニクさん:この映画を観た人が楽しんでくれることを望みます。私のイマジネーションの世界と同時に、それに関わってくれた人々との絆を感じ取ってもらえればと思います。観客は、私の人生を垣間見、マイケル・ロバーツの創造的ヴィジョンと、誰にも真似できないウィットを楽しむことになるでしょう。

Q.全世界的な「マノロ」への熱狂をどう思いますか。

ブラニクさん:何も感じない。見てもない。ミラノやサンクト・ペテルブルクのエルミタージュ美術館で行われている私の靴の展覧会に多くの人々が来ていると聞いて、これには本当に驚いています。

Q.芸術的表現の手段として、あなたが靴を選んだのはなぜですか。

ブラニクさん:創造的な仕事をしたいと思い、セットやコスチュームデザイナーとして出発しました。だが、ダイアナ・ヴリーランドの忠告に従って、靴のデザインに絞ることにした。彼女の助言と援助にはずっと感謝しています。

Q.あなたにインスピレーションを与えるのは何ですか。

ブラニクさん:私の周りにあるものすべてがインスピレーション源です。最初はそれと分からなくても、後でそれが想像の中に現れ、私はそれを最終的に靴のスケッチに移す。それは本でもありうるし、映画、展覧会、建物でも。私は視覚的人間なので、気に入ったものは忘れないし、いつか私のコレクションの中に現れることになります。

Q.ビジネス界に何十年もとどまっていて、あなたの事業が不況知らずで、会社が独立を保ち、オーナーであるあなたの意向を中心に運営を続けられているのはなぜでしょう。

ブラニクさん:質のいい靴を作る、それ以外に秘密なんかないよ!


Q.あなたはこれまでに膨大な量の遺産を残してくれました。はじめからずっと協力している人はいるのですか。もしそうなら、彼らとの関係はどのようなものなのでしょう。

ブラニクさん:そう、はじめから一緒に仕事をしている人たち、彼らと今でもまだ仕事しています。私は変化を好みません。一緒にいて楽しい人と仕事したい。それが一番大事だ。楽しむことがね!

Q.この映画は何十年にもわたる長く実り豊かなキャリアを辿っています。引退する意向はありますか。もしそうなったら、「マノロブラニク」のブランドの将来はどうなるのでしょう。

ブラニクさん:いや決して引退はしない。いつまでも、いつまでも続けるのみです。ずっと美しい靴を作り続けていたいからね!

映画情報どっとこむ ralph 1970年代初期にロンドンにショップをオープンさせて以来、その構築的で美しいハイヒールが、多くのセレブやファッショニスタから熱狂的に支持されてきたシューズブランド<マノロ ブラニク>。

そのデザイナーであるマノロ・ブラニクの魅力と、華麗なる手仕事に迫るファッション・ドキュメンタリー『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』原題:Manolo: The Boy Who Made Shoes for Lizards 

は、12月23日より公開致します。

 

ソフィア・コッポラ監督作品『マリー・アントワネット』(06)に全面協力し、第79回アカデミー賞にて衣装デザインのミレーナ・カノネロにオスカーをもたらした。2007年には今までの功績を讃えられ、大英帝国勲章名誉コマンダーを受勲。

世界中の女性を虜にする “夢の靴”が生みだされる工房(アトリエ)から、イギリス・バースの閑静な自宅、そしてそこに保存された30000点に及ぶアイテムのアーカイブにまでカメラは切り込み、天才マノロ・ブラニクの魅力に迫るファッション・ドキュメンタリーがついに日本公開!

「トカゲに靴を作った少年」とは?

生れ故郷のスペインのカナリア諸島の庭園を駆け回り、チョコレートの包み紙でトカゲのために靴を作ることに熱中していた少年時代。自然と植物を愛でる眼差しが、今でもデザインの源になっている

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監督・脚本:マイケル・ロバーツ
出演:マノロ・ブラニク、アナ・ウィンター、リアーナ、パロマ・ピカソ、シャーロット・オリンピア、イマン、
   アンジェリカ・ヒューストン、ジョン・ガリアーノ、ソフィア・コッポラ、ルパート・エヴェレット

2017年/イギリス/89分
配給:コムストック・グループ 
配給協力:キノフィルムズ 
(C)HEELS ON FIRE LTD 2017

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