“怪物的映画作家”と呼ばれ、と呼ばれ、ベネチア、ベルリン、カンヌをはじめ世界の映画祭を次々と制覇してきたラヴ・ディアス。2016年2月のベルリン国際映画祭で、前作『痛ましき謎への子守唄』が銀熊賞を受賞、続く同年9月のベネチア国際映画祭で最新作『立ち去った女』が金獅子賞に輝き、同じ監督が、同じ年に世界三大映画祭の2つを制覇する快挙を成し遂げた。
いま世界が注目する映画監督の一人である。 光と闇、善と悪、罪と赦し。人間の本質を炙り出す、美しき復讐のドラマ。 殺人の罪で30年間投獄された無実の女。真の黒幕は、彼女のかつての恋人だった。女は、自分を陥れた男を追って孤独な復讐の旅に出るー。映画『ショーシャンクの空に』の原点となった、ロシアの文豪レフ・トルストイの短編に着想を得た本作。フィリピン現代史を背景に、哲学、宗教、寓話的要素、そして豊かな詩情を織り込み、憎しみと赦しの間で揺れ動くヒロインの心情と善と悪を合わせ持つ人間の本質をじっくり描き出すヒューマンドラマです。 上映時間3時間48分が《奇跡的な短さ》と話題に!? 平均で5~6時間、時に9時間に達する作品を生み出すなど、観客の度肝を抜く「長尺」で有名なラヴ・ディアス。そのとてつもない長さにも関わらず、観客はディアス独特のリズムがもたらす“魔術的魅力”に引き込まれ、メリル・ストリープ、サム・メンデスなどハリウッドの映画人らも巻き込んだ《ラヴ・ディアス中毒》が世界中で増え続けている。本作は3時間48分の長さではあるが、「ラヴ・ディアス作品にしては奇跡的な短さ」と話題になるほど。比較的観やすい上映時間で、ラヴ・ディアス入門編としてもぜひお薦めしたい一本。この愉しみを知ったら、もう普通の長さでは物足りないかもしれない。 そして、 4種類のチラシを集めると、プレゼントがもらえるキャンペーンも実施。 |
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絶賛コメント、続々到着!
ラヴ・ディアス!彼の映画は、私の身体を分子構造からすっかり変えてしまうほどの衝撃だった 我々が感じたこの熱狂を、ぜひ観客にも、映画館で味わってほしい ホメロス、シェイクスピア、タルコフスキー、ジョイス、溝口健二、プルースト、黒澤明、ドストエフスキー…彼らが“ラブ・ディアス”の中庭で一堂に会した。偉大なる永遠の傑作だ。 |
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『立ち去った女』
原題:Ang Babaeng Humayo 10月、シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー 公式サイト: 物語・・・ |
監督・脚本・編集・撮影:ラヴ・ディアス
出演:チャロ・サントス・コンシオ、ジョン・ロイド・クルズ、マイケル・デ・メサ
2016/フィリピン/タガログ語/モノクロ/228分/1.85:1/DCP /
日本語字幕:細田治和
配給・宣伝:マジックアワー