暴君と化した豊臣秀吉圧政から町衆を守るため、友・利休真っ向から秀吉に戦いを挑んだ花僧、初代・池坊専好。一世一代大勝負に彼が手にした刃(やいば)でなく花だった。その驚くべき秘策とは? 野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市という、狂言×歌舞伎×日本映画界のトップが競演する500 年前の歴史秘話。映画『花戦さ』がついに6/3(土)より全国公開となり、主要キャストと監督を迎えての初日舞台挨拶が行われました。 『花戦さ』初日舞台挨拶 |
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映画を観終えたばかりのお客様の大拍手に迎えられたキャストと監督
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映画冒頭、萬斎さん、猿之助さん、中井さん、佐藤さんが一堂に会しているシーンに関して
萬斎さん:ロイヤルストレートフラッシュ!全部そろった感じ。撮影の時は緊迫してましたが、割りあい和気藹々としてました。似非京都弁でね。 猿之助さん:花の素晴らしさのインパクトがありましたね。印象的でした。 佐藤さん:回り込むように見たら、正面から見るように!と怒られ芝居を変えました。(笑) 中井さん:異種格闘戦みたいでね。1日であそこは撮り終えました。 佐々木さん:猿之助さんに所作を聞いていたのですが・・・映画観たら猿之助さん耳かっぽじってましたから所作って!て思いました。因に、その時も浩市さんはコーヒーをお飲みになっていました。(笑) |
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かたき討ちを、秘策によって花でする映画。普段壁にぶつかったときにする秘策は?
萬斎さん:昔は、エレキギターで憂さを晴らしてました。 猿之助さん:寝ます。薄らぎます。 佐藤さん:演技ですと、ぶつかったときは昔は研究をしましたが・・・今は降ってくるのを待ちます。 中井さん:滝に打たれます。嘘です。引いて俯瞰で見るようにしています。 佐々木さん:大きな目標を決めると壁にぶち当たります。ですが、日々へこんでるので壁が出来ないんです。 山内さん:兎に角、酩酊するまで飲む。 和田さん:諦め、手迂回します。あと飲みます。 森川さん:丁度仕事に壁にあたっていて。今聞いたことを参考にしたいと思います。 吉田さん:旅に出ます。 篠原監督:これだけのキャストで映画を撮るのはある意味壁。映画はかなり戦術をたてて撮影をしました。策略を練っていきます。 萬斎さんと佐藤さんは日本の伝統文化に関して、分かり合えたことは と、この後、写真撮影!客席の皆さんと「花戦さ大ヒット!わー」でイベントは終了となりました。 |
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物語・・・ 16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中、町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。 華道池坊の歴史に名を連ねる花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく、命ある花の美しさだった―。 6月3日(土)全国ロードショー 公式サイト:
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出演:
野村萬斎(池坊専好)市川猿之助(豊臣秀吉)中井貴一(織田信長)佐々木蔵之介(前田利家)
佐藤浩市(千利休) 高橋克実(吉右衛門)山内圭哉(池坊専伯)和田正人(池坊専武)
森川葵(れん)吉田栄作(石田三成) 竹下景子(浄椿尼)
脚本:森下佳子
音楽:久石 譲
監督:篠原哲雄
原作:鬼塚 忠「花戦さ」/角川文庫刊
配給:東映
©2017「花戦さ」製作委員会