全国公開中の『愚行録』。 大好評を博した満島ひかりと石川慶監督のトークショー&ティーチ・インに続き第2弾! 主演の妻夫木聡、石川慶監督が登壇してティーチ・インが行われました! また、プレゼント大会も行われ当たったお客様に、キャストサイン入りの映画オリジナルグッズがプレゼントされました! 日付:3月28日(火) |
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妻夫木さん:公開して大分たちますがこんなに沢山の方に来ていただいて嬉しいです。 との挨拶からスタート。監督は妻夫木さんとのティーチインを熱望していたそう! 映画に関する反響を聞かれ 妻夫木さん:普段感想をいただけない同業者とか小説家の方々に、メールをいただいて、作品的に面白いとは言えませんが、素晴らしい作品だったと言ってもらえてます。
そう、この映画素晴らしくて嫌な気持にさせてくれる良作。 |
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ここからティーチイン。満島さんと監督の時にも質問した観客は
Q:満島さんとの共演が多いですが、この兄妹を演じるのに気を付けたことは? 妻夫木さん:黒い部分ね・・・人間だれしも持ってるからね。わからないですけど、僕にもあるのかなー。裏の部分を見られてたのか・・・。 と、YAHOOニュースにも「妻夫木の悪い部分見えた」と出ていたことに困惑していたそう。 妻夫木さん:彼女を知っているだけに、心を通わせないようにしてたかな・・・。 と語りました。しかしながら、満島さんは自由奔放なので、結構話しかけてきていたと暴露! 二人目の質問は、妻夫木さんの役は最後まで掴めなかったそうで Q:どういう人間像だったのか 妻夫木さん:どういう人間と決めては、今までも一回もないかもしれません。人間の性格はとらえた時点で表層になってしまうので。まとってる感を、良くないと思って演じてました。原作自体にもないので、監督と撮影前に良く話して同じ思いででいることが多かったので、存在感があり過ぎても、なさ過ぎてもいけないと。あえて、あざとく挑戦するのも面白かったし。迷いなく。ただ、誇張しないように気を付けてました。 石川監督:なぜこれをやってるのかなどを話していましたので、そこを共有して、お芝居としても収める場所はできてたと思うので何の心配もしてなかったですね。 実際、監督はマイペースで撮影期間が凄い短いのに、きっちり撮って・・・昼のシーンが夜になっても、それでいいと。臨機応変だったとのエピソードが披露されました。 Q:衝撃がたくさんある映画ですが、どこが一番衝撃でしたか? 監督:最後の衝撃ですね。 妻夫木:そこですね。やっぱり:迷いがあったカットで、悩ましいシーンでしたね。今でもあの表情が正解かはわかりません。 と、お二人共ラスト。こまかく話されていましたが、ここは映画館で確かめてください。 |
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Q:映像化にあたって、妻夫木さんをキャスティングした理由は?
石川監督:妻夫木さんは彼しかいないとシナリオがない段階でオファーしました。妻夫木さんは共演者の芝居も違って、見せる役者なんです。撮影中は主演を張るってこういうことなんだなと思いました。妻夫木さんありきの映画です。 Q:三か所ぐらい声が震えるところ、あれは演じたのか、あふれたのか? 妻夫木さん:あふれてきたのが正しいかな。臼田さんとのシーンでは、環境音が凄すぎてアフレコしてるんですが、あの声が出せなくて、寄せようとかなり時間がかかりました。それぐらい、田中になっていたのだと思います。テクニックではないです。 と、語りました。 この後、プレゼント抽選会と写真撮影 最後に・・・ 妻夫木さん:重い話ですが、こういう作品を制作してくださった多くの方たちに感謝します。そして、こうして、皆さんが愛してくれて、観に来てくれているのがうれしいです。 と熱いトークイベントは終了しました。 |
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本作は、ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎による直木賞候補作の同名小説を原作とし、主人公・週刊誌の記者である田中役を妻夫木聡、田中の妹・光子役を満」島ひかりが務めたほか、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和など超豪華実力派俳優が出演。また、ロマン・ポランスキーなどを輩出した名門・ポーランド国立映画大学で演出を学んだ異色の経歴を持つ石川慶が本作で監督デビューを果たしました。
人間関係における秘められた羨望、嫉妬、見栄、駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の【愚行】(=愚かな行為)が複雑に絡み合い、見る者の人間性が極限まで試される戦慄の群像劇にして、予想を覆す展開に圧倒的な衝撃が走る、新たなる傑作ミステリーの誕生です! 物語・・・・
公式サイト: |
妻夫木 聡 満島ひかり
小出恵介 臼田あさ美 市川由衣 松本若菜 中村倫也 眞島秀和 濱田マリ 平田満
監督:石川 慶
原作:『愚行録』貫井徳郎
脚本:向井康介
音楽:大間々 昂
配給:ワーナー・ブラザース映画/オフィス北野
(C)2017「愚行録」製作委員会