映画『きらめく拍手の音』バリアフリー字幕版の製作のクラウドファンディングがMotionGalleryで開始!!
目標金額は 50万円。2017年4月28日まで実施となります。 支援へのリターンとして、劇場鑑賞券やマスコミ試写会への招待などが用意されています。
監督のイギル・ボラは、韓国国際美術大学でドキュ メンタリーをまなんだ 27 歳の才媛で、本作が劇場公開デビュー作。繊細な語り口で自身の家族を見つめる 視線はやわらかく、聴覚障碍者の日常をこれまでにない親密な距離でつむいでゆきます。この映画は、大人 になった娘が両親から受け取ったたくさんのものへ、まるでプレゼントを返すように撮られたドキュメンタリーです。 |
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バリアフリー字幕の制作費をクラウドファンディングで募集中
韓国や日本国内の映画祭での上映時には、聴者の観客に向けて、作中で繰り広げる手話に対応する字幕は付いていましたが、聞こえない観客に向けたバリアフリー対応の字幕はついていませんでした。 |
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監督メッセージ
私は子どもの頃からずっと通訳したり説明したりしなければならない立場にありました。「私の母と父はろ う者です」と言うと、いつも困惑した表情を浮かべたり、同情や憐みのまなざしで見られたりしました。で も、私が見た両親の世界は特別で美しかった。だから多くの人にそのことを知らせたいといつも思っていま した。手話で話すとき、顔の表情がどれほど豊かに見えるか、表情がどれほど繊細か、聞こえる人はあまり 知らないし、言葉だけで説明しても理解してもらえない。そういったことを知らせたいという欲が大きくな り、映画で説明したいと自然に考えるようになりました。 大半の人たちは聴覚障碍者についてよく知りません。もし、健常者が視覚障碍者の困難を知るための体験を するとすれば、目隠しをして歩けばいい。しかしろう者の体験はできません。どんなに自分の耳をきつく塞 いでも自分の話す声が聞こえ、世界の音が聞こえてきます。私たちは寝ている間さえも音を聞いています。 私もろう者の両親を持ちましたが、映画を作りながら、「音が聞こえない」というのはどんなことなのか悩 むようになりました。聞こえない経験をしたことがないため、想像するのはとても難しい。だから見過ごし ている部分がたくさんあると思います。外見だけではろう者かどうか分からず、「健康だから問題ないだろ う」と思われ、それがこの社会とろうの社会を次第に遠ざけているように思います。
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『きらめく拍手の音』
物語・・・ 聴こえない人たちは、ときに手をたたく代わりに手のひらを高くあげてひらひらときらめかせます。それは、もうひと つの世界へといざなう音のない拍手なのです。
公式HP: 公式twitter @kirameku_film |
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出演:イ・サングク/ギル・ギュンヒ/イ・グァンヒ/イギル・ボラ
監督・撮影・編集・制作:イギル・ボラ
助監督:ソン・ジョンユン
撮影:ソン・ジョンユン、チョン・ギヒュン
音楽:リ・ミンジェ/整音:ピョ・ヨンス/配給:ノンデライコ/宣伝:リガード
2015│80分│BD│カラー│16:9│ステレオ│韓国語
山形国際ドキュメンタリー映画祭2015 アジア千波万波部門 特別賞受賞
EBS国際ドキュメンタリー映画祭 招待
DMZ国際ドキュメンタリー映画祭 招待
Persons with Disabilities Film Festival グランプリ