映画情報どっとこむ ralph 『かもめ食堂』(06)、『めがね』(07)の荻上直子監督がメガホンをとり、生田斗真さんや桐谷健太さんがカップル役で話題の『彼らが本気で編むときは、』は2月25日(土)全国公開となります!

その公開に向け完成披露試写会が行われました!

まず、舞台挨拶前に行われたプレイベントでは、主演の生田斗真さんをはじめ、桐谷健太さん、柿原りんかさん、ミムラさん、田中美佐子さん、荻上監督が登壇し、この日のために、全国100名以上の人たちが一目一目編み続けた巨大「編みポスター」のお披露目を実施しました。

この編みポスターは、本作の主人公たちがそれぞれの思いを込めて編み込んでいる編み物に因み、昨秋からスタートした“毛糸”で本作のポスターを制作するプロジェクトの集大成です!

編みポスターは3枚制作され、それぞれ下記にて展示予定です。

■2月4日(土)~:新宿ピカデリー
■2月15日(水)~:ミッドランドスクエア(名古屋)
■2月25日(土)~:なんばパークシネマ(大阪)

映画情報どっとこむ ralph 編みポスターお披露目イベントに続き、行われた舞台挨拶でも、超満員の場内の熱気は冷めることなく大歓声!舞台挨拶では、田中美佐子、門脇麦も駆け付け、さらに盛り上がりを見せました。

開口一番、

生田さん:『彼らが本気で編むときは、』はっきり言って、傑作です!荻上監督の本気と、俳優陣の“本気”をぜひ受け取ってほしいです!俳優人生の中で最も苦労した役柄でしたが、本当に素敵な脚本で、一文字一文字から荻上監督の“本気”を感じてぜひやりたいと思いました。

と出演を決意したエピソードを語りました。

続いて、

桐谷さん:斗真の言う通り、本当に素晴らしい作品です!映画らしい映画になったと思います。(この舞台挨拶は上映前なので)上映後の皆さんの表情もぜひ観てみたい!斗真と自分でしか出せない空気を出せたらいいなと思って撮影に臨みました。

柿原さん:この作品に関わった方の想いも含めて、すべてが見どころだと思います!

ミムラさん:荻上監督の作品はお客さんとしても大好きでしたので、オファーいただけて「やった!」って思いました。私が演じたヒロミなど、今回はいつもの荻上さんのテイストとちょっと違う要素も入っているかと思いますので、そうした部分も楽しんでもらえたら嬉しいです。

門脇さん:私も念願の荻上組の参加となり、本当に嬉しいです!撮影期間は2~3日でしたが、とても愛情が湧く愛おしい作品です。

田中さん:台本を読んだ時に「絶対やりたい!」ってマネージャーに伝えたくらい、切なくて暖かくて穏やかな空気が流れている素敵な作品です。

監督:5年ぶりの映画となってしまいまして、今日この舞台に立てていることが本当に本当に嬉しいです!5年間毎日映画が作りたくて作りたくてしょうがなくて、このように素敵なキャストとスタッフの方と本作を作り上げることができて嬉しいです。100パーセントわがままを詰め込ませていただいた作品です!

とそれぞれ挨拶。さらに、映画のタイトルにちなみ、「本作で“本気”になったこと」をそれぞれ語りました。

映画情報どっとこむ ralph ☆生田斗真が「本作で“本気”になったこと」:母性
⇒30代になって、そろそろ父親役もやるのかな、なんて思っていたら女性役が最初にきて驚きました。りんかちゃんと接して、胸が締め付けられたり、今まで感じたことのない母性を感じました。りんかちゃんにはすごく感謝しています。

☆桐谷健太が「本作で“本気”になったこと」:リンコ
⇒この映画ではやっぱり斗真が美しく見えることが大切だと思い、美しくなるお手伝いが出来たらいいなという思いで本気で撮影に臨みました。これまでは「俺が一番目立ってやる!」と思って参加していたのですが、初めてそういう感情を抱きましたね。

☆柿原りんかが「本作で“本気”になったこと」:編み物
⇒撮影中も鞄の中に入れて持ち歩いていましたし、撮影が終わった今でも続けています。上手に編むことよりも、大切な何かを本気で編むことで、沢山学べたと思います。

☆ミムラが「本作で“本気”になったこと」:狸寝入り
⇒りんかちゃんがとても聡い子なので、りんかちゃん演じるトモの母親ヒロミはこの作品の異物でないといけないと感じたため、彼女とあまり話さないほうが作品にとっては良いかもと思って、辛かったのですが、狸寝入りしていました。りんかちゃん、その節はごめんなさい!

☆門脇麦が「本作で“本気”になったこと」:白無垢
⇒(結婚式のシーンは)私の役割で一番重要なシーンだと感じています。布団を羽織っているみたいにすごく重かったのですが、汚さない様に持ち上げたりしなければいけなかったり、本当に大変でした。本番は必死で微笑みました(笑)。

☆田中美佐子が「本作で“本気”になったこと」:ニセ乳
⇒実際に私にも娘がおりますが、劇中で子供時代のリンコ(髙橋楓翔)から本気でカミングアウトされた時、母として「この子を本気で救いたい!」って思いました。その子のためにニセ乳を編むのですが、そのシーンが一番本気になっていたかなと思います。

☆荻上監督が「本作で“本気”になったこと」:脚本
⇒とにかく毎日毎日本気でした。生田さんと桐谷さんが最初並んだ時に、男の友情の匂いがしたのですが(笑)、夜中に3人で飲みに行ったり本気で話して、徐々に良い関係になっていったのが嬉しかったです。

映画情報どっとこむ ralph

トークが盛り上がる中、さらに!本作が「第 67 回ベルリン国際映画祭パノラマ部門」へ正式出品、さらに、「ジェネレーション部門」でも特別上映が決定したことが発表されました!作品と共にベルリンの地に向かう生田、桐谷、柿原、荻上監督を代表して、

生田さん:ありがとうございます。我々、この映画でベルリンに行ってきます!海外の方が日本の文化の形をどう感じられるか楽しみです。

桐谷さん:ベルリンに行きたいです!斗真、一緒に行こうね!

と意気込みを見せる生田と桐谷に、場内は大きな拍手が巻き起こりました。

最後は場内から桜の花びらが舞う中、客席をバックにフォトセッション!主演を務める生田斗真により、

生田さん:荻上監督の指揮のもと、“本気”で作り上げました。皆さんの心の中にそっと寄り添う作品になったと思います。

とこれから本作の上映を楽しみに待つ方に向けてのコメントで締めくくられ、イベントは終了いたしました。

映画情報どっとこむ ralph 彼らが本気で編むときは、

物語・・・
優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコ(生田斗真)と、彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ(桐谷健太)。そんなカップルの前に現れた、愛を知らない孤独な少女トモ(柿原りんか)。桜の季節に出会った3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日。

小学生のトモは、母ヒロミ(ミムラ)と二人暮らし。ある日、ヒロミが男を追って姿を消す。ひとりきりになったトモは、いつものように叔父であるマキオの家に向かう。ただ以前と違うのは、マキオはリンコという美しい恋人と一緒に暮らしていた。リンコの美味しい手料理や母親が決して与えてくれなかった家庭のぬくもりとトモへの愛情・・。最初は戸惑うトモだったが、リンコのやさしさに閉ざした心を少しずつ開いていくのだった。本当の家族ではないけれど、3人で過ごす特別な日々は、自分らしさと本当の幸せを教えてくれた。嬉しいことも、悲しいことも、どうしようもないことも、それぞれの気持ちを編み物に託して、3人が本気で編んだ先にあるものは・・・。

公式ウェブサイト
kareamu.com
公式Twitter
@kareamu

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出演:生田斗真、柿原りんか、ミムラ、小池栄子、門脇麦、柏原収史、込江海翔、りりィ、田中美佐子/桐谷健太 ほか

脚本・監督:荻上直子  
配給:スールキートス

© 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会
    

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