医師不足、看護師不足が深刻化する現代社会。熊本県人吉市の看護師養成期間を舞台に、自らの意志で看護の道を選んだ若者たちが、葛藤しながらも命と対峙する姿を描いた青春群像劇が『スクール・オブ・ナーシング』。
主人公のあかねを演じるのは、期待の新星、桐島ココ。その瑞々しさあふれる演技で、初々しい看護師のたまごを等身大で体現しました。また、ベテランの榎木孝明が、時に父親のような包容力であかねと接する患者役で存在感を発揮。そのほか、佐伯日菜子、愛華みれ、吹石一恵(友情出演)ら実力派たちが脇をかためました。熊本、鹿児島でオールロケを敢行し、人吉や天草・御所浦ほか美しい風景が物語を彩ります。 横浜公開初日舞台挨拶 |
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劇中、余命わずかの患者、古村を演じた榎木さん。
榎本さん:これまでは時代劇で殺した数のほうが多かったんです(笑)かつて、私の先生でありました小林桂樹さんの“死ぬ演技”が本当にお上手だったんです。僕も今回、病院の先生から “亡くなり方”を褒めていただきました。やっと先生に追いつけたかなと思っています。 と述懐。さらに、終盤のある感動的なシーンについて触れ 榎本さん:別の仕事で泣かなくてはいけない撮影の時にも、そのシーンのことを思い出すと自然と泣けてくるんです。今日も久しぶりに本作を観ましたが、何度観ても涙が出てしまう。自分が出演した映画で泣けるのって本当に幸せなことですね と映画の仕上がりに太鼓判を押しました。 そんな榎木さんと初共演した主演の桐島さんは 桐島さん:クランクインの日、昼間に古村との出会いのシーン、夜に彼が亡くなるシーンを撮ったんです。初日からなかなかのプレッシャーでした。榎木さんはちょうど“不食”を実践されていた頃。見るからにやせ細っておられて、臨終シーンは本当に亡くなってしまったかと思うほどのリアリティがありました。その姿勢に勉強させていただきましたね。 と大先輩への感謝を述べ、看護学生の役作りにあたり実際に看護実習を体験した佐伯さんは、とりわけ、清拭用のタオルの巻き方に苦戦したそう。 私は本当に不器用なんです。でも、原案の山﨑かおる先生が丁寧に教えてくださる上、『本当に上手よ』と褒めてくださる。この撮影を通して、自分は褒められて伸びるタイプだと知りました! と話し、会場を笑わせました。 |
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『スクール・オブ・ナーシング』
2016年12月10日(土)〜16日(金) 横浜シネマ・ジャック&ベティにて公開中 |
桐島ココ 大和田健介 佐伯日菜子 木村知幸
愛華みれ 今本洋子 木元としひろ 真柴幸平 山田太一 小牧芽美
吹石一恵(友情出演) 榎木孝明
監督:足立内仁章
脚本:児島秀樹
原案:山﨑かおる
後援:日本看護協会 日本医師会 日本病院会 全日本病院協会 日本医療法人協会 熊本県医師会 熊本県看護協会 熊本県医療法人協会 人吉市医師会 球磨郡医師会 天草郡市医師会 人吉市 球磨郡町村会 人吉温泉観光協会 熊本日日新聞社 人吉新聞社|
特別協力:医療法人愛生会 愛生会外山内科/愛生会外山病院|協力:豊永耳鼻咽喉科医院 とやまクリニック
他撮影:三本木久城|録音:岩間翼|美術:佐々木健一
音楽:丸山和範|主題歌:佐々木詩菜「あいのことば」
企画:スタジオレヴォ
制作プロダクション:クロニクル
プロデューサー:山﨑歩 山際新平|
©2015「スクール・オブ・ナーシング」製作委員会