『光』主要キャスト解禁!!
本作の監督・脚本を務めるのは、世界的評価を受ける河瀨直美さん。世界最高峰のカンヌ映画祭では、1997年『萌の朱雀』で新人監督賞カメラドールを、その10年後2007年『殯の森』で審査員特別大賞グランプリを受賞。 そしてその10年目・・・・ オリジナル脚本の本作『光』を世に送り出します。 主演は、永瀬正敏。河瀨直美監督の『あん』(15)に続く2度目のタッグです。『光』では、弱視の主人公・雅哉を演じ、葛藤の中で希望の光を求めさまよう男を演じています。 この黄金コンビに加え、ヒロインとして河瀨監督に見出されたのは、水崎綾女(みさきあやめ)。 本作では、バリアフリー映画の音声ガイドとして、その光の中に生きる意味を見出していく女性・美佐子を演じ、新たな一面を見せています。 |
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永瀬正敏さん、水崎綾女さん、河瀬監督のインタビューが到着しています!
永瀬正敏さんインタビュー(抜粋) 質問1:弱視のカメラマンという役柄を演じられていますが、どのように役作りをされたのですか? 永瀬さん:撮影の20⽇日前には奈良に⼊入り、実際の雅哉のマンションで暮らし始めました。スタッフの⽅方と雅哉の部屋をつく るのに1週間の時間を費やし、部屋の写真は全て⾃自分が撮りだめてきた未発表のものを使⽤用しました。視覚障碍を持つ 4~5人の方とお会いしその⽣生活を拝見させて頂いたり、自分自身で出来る事としては、決められたコースを目をつ ぶって歩く事を繰り返したりしながら、準備をしました。 質問2: 今回の撮影ならではのエピソードがあれば教えてください。 永瀬さん:雅哉の部屋を含めて、他のロケセットでも光の入る時間や光の向きが計算されつくしていると思います。自然光 の時間に合わせて、撮影をしていると⾔言っても過⾔言ではなく、この映画ならではのシーンになっている筈です。(映画のタイトルが『光』なので。) |
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水崎綾女さんインタビュー(抜粋)
質問1:脚本を読まれて、どのように思われましたか。 水崎さん:実はオーディションの時、台本を2ページしか読ませてもらえなかったのですが、自分の好きなタイプの作品だと確信しました。撮影が始まっても、私だけ脚本をもらえていないのですが、24時間美佐子として生活する事で、不思議 とすんなり台詞が出てくるのです。ストーリーの先が分からない分、予想がつかないけれど、順撮りをしているので、 美佐子の気持ちがどんどん積み重なっていくという初めての経験をしています。 質問2:美佐子を演じる為に、どんな準備をされましたか。 水崎さん:この役を頂くまで、ディスクライバー(映画の⾳音声ガイドの原稿制作者)という仕事がある事も知りませんでした。 撮影に入る前、『あん』の音声ガイドを自分で作り、実際に視覚障碍者の方々の前で発表した時に、全く情景が伝わ らないとボロクソに言われ、心から悔しい思いをしました。実際の撮影で使う⾳音声ガイドの原稿も、自分で書かなけ ればならないので、撮影が始まった今も毎日、美佐子の苦労と喜びをリアルに感じています。 監督インタビュー(抜粋) 質問1:物語の着想はどこから得たのですか? 監督:『あん』で初めて音声ガイドをつくった時に原稿確認をしたのですが、⾳音声ガイドそのものが、表現として素晴らしいものだと思いました。原稿を作られた方が、監督以上に作品の事を考えてくれる、同志のように感じられたのです。昨年のカンヌの頃から、⾳音声ガイドの製作をする方を主人公にした作品を作りたい、と考えるようになりました。 質問2:今回の主人公である弱視のカメラマンは、当初から永瀬さんをイメージして書かれたのですか? 監督:そうです。永瀬さんとは、『あん』でカンヌへ行った時から、また一緒に映画を作りたいですね、と話していまし た。実際に、永瀬さんのカメラマンとして活躍ぶりを見てきたので、今回の役柄は彼しかいないと思っていました。 質問3:ヒロインに水崎さんを選ばれた理由を教えてください。 監督:何人も何度度もオーディションをして水崎さんに決定しました。 感情をそのまま素直に出す所が、美佐子の役柄に合っていると感じたのです。 |
監督・脚本:河瀨直美
出演:永瀬正敏、水崎綾女/神野三鈴、小市慢太郎、早織、⼤大塚千弘/藤⻯竜也
制作プロダクション:組画
配給:キノフィルムズ
©「光」製作委員会